汀こるもの「探偵は御簾の中」シリーズ、めでたく完結。正確には昨年末に完結していたんだけど私が熟成させていました。相変わらずおもしろい。
しかし年取ったせいか、マーケティングに必要な血枠肉踊るミステリー成分は自分にはさほど必要ないなあ。相変わらず早口で喋るオタクキャラが健在でよき。
同じ汀氏の古い作品で、五位鷺姫の話、つづきが読みたいなあ。主人公が尼、スパダリ枠が男色家の美僧というぶっ飛んだ設定で、誰も死なない話なのに尖りすぎている。好き。ああいうのを皆もっと書いてください。田辺聖子先生も氷室冴子先生も亡き今、世界はそれを必要としています。
「査読の技法」これマジで重宝している。こんな自分が自分より頑張っている人様の書いたものをあれこれ言っていいのか、あるいはエラー見落としがあったらどうしようとか、そういう完璧主義の皮を借りた不参加主義をポジティブに修正してくれる。文例も載っていて神。
私の大変親しい友人が、日本在住のとあるライターさんが書かれた初めてのインディー小説をネットで知り、ARC(advanced reading copy)によるレビューをしましたので紹介します。事前に20名くらいの少人数限定で作家さんがレビュアーを募集して、無料で電子ファイルを配って試し読みをしてもらい、読者はボランティアで書評サイトにレビューを書きます。金銭の授受などはありません。
まずはGoodreadsにレビューを登録。発売後にAmazonにも書き込むスケジュール。
流石に単行本ボリュームの英文を一気読みするのは辛かったので、ところどころDeepLさんに頼ったりしながら読了したそうです。そもそもライターさんなので完全な素人さんではないから、非常に読みやすく面白かったということでした。
なんでわざわざ英語でしかもインディーに限って読むのか、ということについては、どうせ英語を勉強しないといけないのなら人がやっていないことをしたい、店で売っていない驚きがあるのと、日本人視点以外の角度が面白いということでした。たでくうむしか。#読書
https://www.goodreads.com/review/show/6599995986?book_show_action=false
毎月恒例の金勘定。今年前半は車と歯の治療で結構かかってしまった。まだ虫歯があるんだよなあ。
ホライズン(個人的には目標高めで現実味のない科学技術支援プロジェクトという印象があった、特に農学について。個人の感想です)、fediverseの開発支援に資金出していたのか。なんか見直したぞ。
https://ec.social-network.europa.eu/@EUCommission/112636980188822976 [参照]
ARC advenced reader copyという初めて聞く言葉を知ったので、早速体験してみた。発売前の本のコピーを何人かの人に無料で配って、AmazonやGoodreadsにレビューを書いてもらうというものらしい。報酬は無料の本のみで金銭のやり取りはない。
Wattpadで藁の山の中から完結している作品を選ぶ作業も面白いのですが、書き手がブックレビューを必ずしも求めてるわけじゃないので、インディー作品について探索したりあれこれ言うためには、書き手が能動的にレビュワーを探しているARCに乗ってみるのも悪くないと思いました。英語で文章を書く練習にも目的があるとやる気がでる。(仕事の書類に疲れたらこれでストレス解消する)
私は他のSNSでの呼びかけで知ったのですが、ARC専門のサイトもあるみたいですね。
いかがでしたブログとAIの海をサーフィンしながら人間の住む街を探すインターネッツ
研究者の人口も減っているので、助成その他の理由で乱立してしまった学会を統合しなきゃいけないのはそうなんだけど、事務周りのことさえ考えなければ同好会というのはコアメンバーのライフイベントに左右されがちなので、カジュアルに結成して方向性が合わなくなったらバンドみたいに組み替える、くらいが本来健全なのかもしれない、などと思う。
つくばで働く団体職員です。植物や鳥が好きです。