『ハント』の話
ハント本当にラストが好き。独裁的な大統領に反発して学生運動をするような「真っ当な」友人ができて、その友人の行方を心配して全然モグラの本来の仕事じゃない仕事をさせようとするユジョンを見て、なにやってんだこいつと思いながらも、こいつならもしかして北の工作員を抜けて、別の人生を歩めるかもしれないと託すパク・ピョンホの、悲しみと希望。ローグ・ワンと新たなる希望ですよ
グランツーリスモ、すっごくオーソドックスなつくりなんだけど、不思議に古臭くないというか、見たことあるもののなかに見たことなさが違和感なく同居してるというか。あまり作家性を感じないタイプの普通のアスリート映画に見える一方、この軽さは一貫して死が軽い世界を作ってきた人ならではなのかもしれないな、とちょっと思った。
今世界でいちばんの絆され担当になってるハーバーさんがかわいいのは当然として、オーランド・ブルームって私が若い頃はヘイデン・クリステンセンと並んで下手な俳優代表みたいな扱われ方してたけど、いやいやどうして良い中年俳優になっていて、実に素晴らしいと思いました。
私は車の映画はあまり得意ではなく(Rushもフォードフェラーリも良い映画だとは思うけど…みたいな感じ。shipにも熱心ではないしな…)今回もそこで引っかかるかなーと思ってたんだけど、全然大丈夫だった。「カーレースの映画」ではなく「グランツーリスモの映画」を追求する形にちゃんと構成されてるので。ということの必然として、ある意味企業PV的ともいえる(AIRも言われてたね)。しかし私はそのあたりの割り切りがすっきりしてるほうがずっと好きっぽい。
You know when humans dress all nice like they’re penguins?🐧