bbc.com/japanese/43917821.amp
この事件のことを思い出していた(性犯罪の内容の詳細が記事内にあります)スペインで強姦罪での無罪判決がでてスペイン全土で抗議が起こった。(その判決後2019年に最高裁で強姦罪に対し有罪判決がでて15年の刑が加害者全員にかされた)法は真空に存在するわけではなく、法律上の手続きは尊重されるべきなのは当然として、法律は市民の理解と対話の上で納得と信頼を得ながら判例を重ねて形成されていく面もあるはず。その形成のプロセスに不信感を募らせる状態は改善されるべきものだと思う。

久留米市美術館の年内最終日が28日だった。29日と思い込んでた。アジア美術館は25日。今年が何もかも終わる。ドニ展いつ行きゃいいんだ。

クレイブンザハンター、予告編がかかるたび謎の不安でソワソワしてたので公開が始まってもう予告編観ないで済むことに少しホッとしてる。私が出資してるわけでもなし映画としても不安に思われる謂れはないのだろうが。

Blueskyの方で教えてもらったKnit’s Island。登録すれば無料でレンタルできます(レンタル数の制限あり)festivalscope.com/film/knits-i
ゲーム世界でプレイヤーたちをドキュメンタリ的に取材した映画で製作者たちがフランス語を話す他は英語で字幕はないです。私はゲームを全くやらないのでこんなことになってるのかという驚きもあってかなり面白く見た(パーティした後のゴミとか焚き火の跡とか残ってるのに感動した。どうなってんの)最初こそ「ここではなんでもできる。飽きたら外に出て適当に撃ち殺す。人殺し楽しい」アイリスさんとかに取材してなかなかに荒んだ世界観を映すけれど(「撃たないで!記者です!」のカメラ映像がかなり怖い)、プレイヤーのアバターの向こうにある「現実」とゲーム内で生きている時間が製作者自身の中で対立するものではなくなってゲーム内にある有機的な世界を撮る方向にシフトしている様に見えてくる。ちょっと『アノマリー 異常』を思い出す。全てシュミレーションだったとして現実の感覚は続く。たとえ私が点滅するドットでも。カナダ在住のプレイヤーで仕事終わったらゲーム内をずっと散策してる人に1番共感を覚えた。

タイプロってなんぞねとググってしまった。そんなにコンペ番組が。

『対外秘』面白かったです。ラスト近くなって皮膚の下を虫が這い回っているようなチョ・ジヌンの表情が凄かった。顔だけで「遠くまで来てしまった」を表現してて。ピルドが「いい天気だ」という釜山の景色も曇っているようにしか見えずどんよりしながらロビーに出たらコンクリドラム缶があって宣伝にデリカシーがなかった。

グラディエーターIIを観たけどマクリヌスが歴史上の人物というよりキャラクター造形がリチャード3世、しかし罪の意識から幻影を見たりはしないみたいな塩梅でデンゼルワシントンの為に舞台を用意しましたという趣の為、狂気の興行主としてのリドスコお爺ちゃんがメタ的に顕れてた気がする。ええんか。みて数日で映画がどんな終わり方したか記憶が曖昧。すでにマクリヌス以外思い出せない。一作目からコリオレイナスみたいなローマ史劇をそれっぽい舞台装置使って英語圏でやってますみたいな感じだったけど。そういや振り返ってみたらルシウスがマルカムみたいだったな。マクベスの。マルカムとしてはキャラ立ってた。

『まだ明日がある』後から気づく伏線がまた良いのでもう一回くらい観たいな。視聴制限あるから早めに観て欲しい…
夫からの暴力に耐え家事と低賃金労働に明け暮れ(「なんで私があの何もできない新人より賃金が低いんですか」「そりゃ男だからな」)そのことをもって娘から疎まれるという女の一生レアリスモに音楽がまた違うトーンを重ねてた。
暴力シーンをトーキーの様にダンスと音楽で表現するところ、暴力を消費しないという意志にも思えた。

さるすべり さんがブースト

女の人が多少は自分を人間だと認識できるとこからまだ100年も過ぎてないわけで、こっからですよこっから。そりゃまあ日常的にはまだまだうんざりすることもたくさんあるけど、こういう映画がイタリアから出てくるわけで、めげずにいきたいものだ。しかしパオラさんの出てる映画はどれ見ても「イタリア、日本か…?」となるとこがあるな…どんなイタリア映画でもこの感じは味わったことがない

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さるすべり さんがブースト

『まだ明日がある』、素晴らしかったな。パオラ・コルテッレージの抑圧の中でパキパキ動き回る人の身振りが本当に見事なんだよなあ、良いなあ。そしてこれが初監督なのも本当にすごいなあ。この物語を音楽劇として見せるというのが素晴らしい。

SonyのWF-1000XM3とうとう左側が完全に使用不可となったためイヤホンを探すけど同じ型を買い替えるかAirPod の第二世代にするかノイズキャンセリングへの過剰な期待を抱いてBoseにするかで悩むことで気圧をやり過ごす。気道が狭くなる感覚がまさに飛行機乗ってる時そのもので今日はバーチャル8000メートル上空くらいだったのだろうか。フライトプランそういえば見逃したままだった。

福岡サンパレスでトム•ヨークのライブが開催されるというので、なぜ???と思いながらもとりあえず先行に応募したらあっさりチケットをご用意されてしまいお金も振り込んだけど本当に来るんか。福岡サンパレスに。なぜ。詐欺にしても脈略を欠いているように思える。

そういえば私の場合失われた嗅覚は少しずつ回復するというよりある時点でいきなり柑橘類の香りがわかるようになったりシナモンの風味が嗅ぎ取れるようになったりとかなりマダラだった。コーヒーの香りがわかるようになったのはかなり後。こういうのも個人差が大きいのかな。

窓ガラスの向こう、区画が区切られて一つのフラット以外は真っ暗なビル、真っ暗な車窓。別の世界がそうになってありえた世界を反復しながら増やしていくけどしかしここに私は1人。『異人たち』

ところで『さざなみ』が配信で見られないのなぜ…

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異人たち、常に何か恐ろしいことが起こる気配が漂っていて不安を覚えながらみていると最後ふと恐ろしいことはもう全て起こってしまったのだと気付く。

さるすべり さんがブースト

やっと映画館に復帰。ということで『異人たち』見てきた、しみじみとよかった。ファーストシーンからガラスや鏡に映る姿の無限の広がりに人間の哀しさがうつっている。ありえたかもしれない複数の人生。いろんなことが曖昧なままなのも物語のあり方として好きだった。そうだったらいいのにな、そうだったらいいのにな…アイアンクローに並ぶタイトルの良さ(わたしたちみんな!)も光る。

アンドリュー・ヘイは「親密な他人」(異人というより他人のニュアンスが生まれている気がした)の話が本当にうまいですね。みんな後悔してるし、みんなさみしいし、やさしくしたいしやさしくされたい、を抱えている、その感情は生死を問わず存在し続ける、そうでしょう?

台詞で言及されることもあって、キングの影響も強く感じられる(ホラーとは愛の物語である)ゴーストストーリーとして非常に好ましく見ました。私はアフターサンのよさはよく分からなかったけど(ポール・メスカル以外にも共通項は多いと思う)こっちは素直に好き。「足りることなんてないのよ」に込められるすべて。

しかしアンスコさん本当にうまいな、顔がこどもになってるときと普段の表情とどっちつかずになってるときが全部違う…その潤んだ目や泣き出すのを堪えるような口元にただただ見入ってしまうのだった。

「こちらで袋に詰めてください」の英訳がすごいことになってる写真をいまだにスーパーや図書館などで不意に思い出してしまい辛い。

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