Wikipedia(英語)に原著刊行後の騒ぎがまとまってた。
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Irreversible_Damage
(憶測の域を出ませんが)同社・他社の過去例に照らしてありそうなのは、、、
■事故った(無思想)
・「かなりの話題書だしちゃんと取材してるようだから」とうっかり翻訳権を買っちゃった
・社内でもなんかよく知らないうちに出ちゃった
■問題作(無思想)
・不安商法で売れると見込んで攻めた
・日本のLGBTコミュニティの非難なら米国同様に乗り切れるだろうと踏んだ
・翻訳部門の台所事情でやむにやまれず
■わざと(思想)
・社内に関連思想の持ち主がいる(経営層か現場か)
・内容の説得力がすごい(まるで事情を知らないと感化される程度には)
・賛否はさておき海外事情を知らせたい(反捕鯨映画の上映会みたいに)
といったところか。
原題や邦題、内容紹介からは「物議を醸すぞ」という姿勢を感じるけど、著者の次回作「Bad therapy」も児童の精神障害を扱いながら、従来の治療法に疑問を呈するといったお話のよう。現代型の近藤誠ですね。
知りたいのは、KADOKAWAの広告諸規定でいう「非科学的、迷信に類するもので、読者・ユーザーに不安や不利益を与えるおそれがあるもの」に当たるのどうか…。
「いまを生きるオタクたちの熱量を肌身で感じたい人」というフレージングめっちゃ上手いなぁ。褒め言葉にも悪口にも突き放しにも読める。
https://friday.kodansha.co.jp/article/345400?page=2
いつしか「外食ならでは」を求めているじぶんがいる
新人育成やベテランの恩給にかかる費用を組み入れたうえで、ちょっと冷たい言い方になるけど、「アイドル1人あたりの時間単価、原価率、償却期間」を算出すると、どれくらいが日本経済における相場になるんだろう。
(大手VTuber事務所やYoutuberマネジメント会社の決算資料をみれば推定できるけど、邦画のわき役や再現ドラマのアクター派遣が主たる収益源の小規模事務所まで含めると、という話)
個人事業主を中心的な担い手とした実力主義・歩合制・短期集中型の収益モデルは、工場労働のメタファーで作られた労働法制との噛み合わせがいまいちであり、ゆえに人権問題のリスクを興行主が経営的にコントロールしづらい状態に陥りやすいとは言えるんだろうけど、しっかり稼げている法人のなかには収益構成が物販・催事が主軸であるところも珍しくないし。
問いを書き換えるなら、現代のIP産業におけるアイドルコスト(象徴資本コスト、又は単にブランド維持費、のれん代)は如何ほどのものなのかしら、と。
「認定フェアトレード芸能事務所」というアイデア(机上論で終わりそうだけど)
お知らせです〜
「原稿料」をテーマにしたウェブメディア「作家の手帖」、サイトをリニューアルしました!!!🦾🌸💫
2021年に「準備1号」を発表後、なかなか忙しかったり疲れたりで活動できていなかったのですが、ようやく再始動です。
改めて企画の概要や狙いについて、トップページに対談テキストを掲載しています。
「準備2号」の活動も開始します〜〜
購読予約も受付はじめております〜〜
「準備1号」では、以下のようなプロセスで制作し、その過程もすべて公開していました。
・執筆者とスタッフを公募
・業務委託共通規約と業務委託仕様書をもとに執筆・制作を依頼
・着手金のお支払い
■作家の手帖ウェブサイト
https://genkoryo.com/
■2021年に弁護士ドットコムさんに取材いただいた記事
「原稿料も契約書も制作過程も公開、ライターのトラブルなくしたい『作家の手帖』の挑戦」
https://www.bengo4.com/c_18/n_13068/
新宗教の老齢化とショービジネスの暴徒化は、1980年代あたりを境にしたコインの表裏なのかもしれない(きっと90年代頃から幾度となく変奏されてきたであろう印象論)
論文購読&掲載料で「もうけすぎ?」 あの学術出版社を直撃した - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20231113/k00/00m/040/045000c
そして、5年前に発売され、しばらく版元品切となっていた『私的なものへの配慮No.3』がPDF版で読めるようになりました。一部地域の特定範囲で信じがたい驚きを呼んだ伝説(?)の1冊です。はじめての方は、新作と合わせてお読みいただくとより楽しめます。
生成AIを用いたマルチモーダルな情報処理や、パーソナルデータ流通の法哲学などの諸問題を(幸か不幸か)先取りしてしまったのかもしれないという内容です。
当時の謎の紹介文:
「あなたと彼女のことを想う恋人たちによって、562の註釈が施された4万字ほどの文章です。取り扱われる主題にはゲームの規則、書物の歴史、識字率、眼を動かすこと、疲れと悲しみ、出版物流市場、テキストの品質評価、彼の死と私の贖罪、自然言語処理、モノのインターネット、ターゲティング広告、楽しい嘘のつき方、EU一般データ保護規則、その他の私的なものへの配慮が含まれます。生活スタイルの反省と先端トレンドの理解に役立ち、衝撃の面白さに感動すると好評です。」
https://inunosenakaza.stores.jp/items/654773fee684981850c15f30
口あけぬひつじ死んでいる