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『死刑にいたる病』観た。 

あまりにもしょーーーーーもない話でびっくりした。
“サイコパス”の怖さエグさを楽しみに来る観客が殆どだろうからそういうやつなんでしょという思い込みで観ていたのだが、気合入った暴力描写は冒頭だけで、あとはやたら腰が引けてて何がしたいんだよと訝しんでいたところ、最終的には阿部サダヲのアイドル映画に落ち着いたので超納得した。理解。
ただ、感想検索したらこれでも「怖すぎる」みたいなのが散見されたので、単に見世物のエグみがどんどん薄味になってるだけかもしれない。
そのほか、若い世代がおっさんの立ちションシーンを立ちションであると理解できていなさそうなツイートしてるのを見つけてめちゃくちゃ笑った。もう珍しい景色になってんだね。そっかー。

本もヒトと似ていて、会い(読み)たくなる時期と会え(読め)る時期が重なるとはかぎらない。今回のこのタイミングはたぶん貴重よ

夏の疲れが一気に来てるのかもしれない。なんとなく『ブラインドサイト』を再読始めたらしっくり来すぎたので、しばらく腰を据えてもういちど読んでいこうかな

実家が太い、とかいう下品な単語いつまで居座るんだろう 当たり前みたいに使うなよな

じつは二階堂奥歯って何がいいかぜんぜんわかんないんだよな……

水漏れ、上階の住民の責任だったっぽいよと調査のひとが言って帰っていったが、いまだにごめんなさいと言いにくるわけでもなく普通に生活音がしている やっぱやべーーーひとたちだなこれ……

あさ5時くらいには起きざるを得ない(寝室の真上なので)し、ねむいし、つかれたし、これから仕事だし、もう………

上の階からの軽微(?)な水漏れがあったんだけど、連絡したらよくわからないことを言われて、とにかく対処はしてもらえないみたいで困っている。ちょっと変わった人なのかな……。話が通じない感じというか、なんとなく威圧的な空気出してきて怖くていやだな……。

とくに思い入れも恨みもあるわけじゃないし(私が愛してるのは高校だけなので)、何よりも周囲のいじりとかいじりとかいじりとかがウザすぎるので母校に対して何か表立って言うことはないんだけど、さすがに一世紀ぶりの優勝はすごいし嬉しい。よかったね〜

ラスト・ナイト・イン・ソーホーについて独り言 

やっぱ終盤の無神経はかなり酷い。「お勉強」じゃこの程度だよね〜というか、所詮他人事だもんね面白かろうねみたいな冷ややかな気持ちにさせてくれる。その一方でその他人事/エンタメ化して楽しむことも別に悪ではないと私は思っているので、まあ楽しめる人には結構良い映画なんじゃない?とも思う。
それを踏まえて未だに引っ掛かっている小骨は、この映画に対する批判が出たときの言葉のうち、「見世物にしてんじゃねーぞ」とキレた批評に対して「自分事を脇に置いて冷静に観られないなら距離を取れ、批評を名乗るな」と言い放ったあの眼鏡クイッとやってる感じのご意見のみが最低最悪だったなということに尽きる。まとめてしまえばいつものTwitterなんだけど、あの手のクソ野郎はやっぱり全員喉掻っ切ったほうが平和になるから虐殺しよーぜ!みたいな生産性のない過激なエンタメがほしくなってしまう。そのエンタメの中では当然エドガー・ライトも喉切られる側だし、それを笑って受け入れられないならお前は二度とエンタメ撮るんじゃねーぞと、まあそういうことなんだよね……(いつもにも増して自分の為だけの言葉でまとめました)

ただバカなだけなのに、そのバカさを露呈させると集中砲火を浴びるような環境はやっぱり過酷な気がする

『NOPE / ノープ』感想 

めーちゃめちゃ面白かった。前半のやりすぎなくらいのスローペースと主人公の無口さが、後半の転調のなかで効いてくるのすごく良かった。『未知との遭遇』的なUFOモノの恐怖と怪獣映画としてのスペクタクルが見事にリミックスされていて興奮したし、何よりnopeちゃん(映画内ではGジャンという馬の名がつけられていたけど、ぜったいnopeちゃんと呼びたい愛らしさがあの子にはある)の性質が実に愛らしくて良かった。好き嫌い多いとかヒラヒラしたカラフルなものが苦手とか、かわいすぎるやろ……。
nopeちゃんの声がじつは食われた人々の苦悶の叫びの集合体だったと判明するくだりは、巨大生物モノのなかでもかなり上位に位置するくらい気に入った。
画角が途中で変わっていたが、それも映画愛だけではなく技術面からの必要に駆られてのことがわかるだけに映画館で観なかったことを後悔したりもした。
映画が常に見る/見られることの快感と暴力に忠実な芸術であることを意識しつつ、その歴史からオミットされ続けた自分たちのアイデンティティをきっちり主張する手法が堂に入っていて、『アス』の雑さが嘘みたいに丁寧に重ねられた比喩も巧み。撮ることへの異常な執着も抜け漏れなく盛り込み、死角のない愛に溢れたエンタメに仕上げる手腕を堪能した。

昨日はお寿司をたべたんだけど、おいしいーと言ってるそばからたべてしまったのでエビの尻尾とマンゴーの写真しかないです

『きさらぎ駅』みた 

確かに底抜けと呼ぶには色々業界事情を伺わせるタイプの無理矢理が目についたけど、アイディア自体は面白かった。ループものRTAは相性が良いので正解だとおもうが、それならこの話でいちばん面白いのはラスト以降の「同じ攻略情報を持つ者同士のバトル」であるはずで、であるなら前半の語り(騙り)の、いちおうホラー見せておくか〜感あふれる誰も喜ばないサスペンスをもう少し省略して手短に済ませて、高周回RTAにしてしまったほうが面白くはなったとおもう。
それはさすがにポップコーンムービーとしてお金出してる人たちから求められてた方向性と違ってたのかな。ちょっと勿体なかった。

昨日のやつ。食べ方がわりと難しかった(汁をたくさん余らせた)

『プロミシング・ヤング・ウーマン』すごい良かった。 

何より主人公が最初から死んでるしそれを隠しもしない美術が最高に良い。カサンドラ(カサンドラ!)の時間は事件を境にズルズルと停滞し、やがて止まり、映画の開始時点で時はもう流れていない。生ける屍が、彼女を愛する人々から寄せられる復活への期待を無視して、死者のままなすべきことをなしてようやく終わる物語だ。この映画を観たがる多くの“被害者”たちの死んでしまいたい願望を代わりにやり遂げる優しさのように私は感じた。時々死者に戻ってしまって途方にくれるカサンドラが、並んだ車の運転手のフロントガラスに罅をいれたあと路上に立ち尽くすショットの美しさに泣いた。
もう一人、ほぼ死んでるのが弁護士(花の枯れ方が美しい)、最後の最後に主犯に手錠をかけるのが女性というのも非常によい。そしてバリエーション豊かなようでいて「またおまえか」と言いたくなるクソ野郎共の典型っぷりもとても巧み。
中心にあるのがニーナの不在と思わせておいて、じつはニーナのことが語られないのは当前で、焦点はそこではなかったのだとわかる終盤の展開はクレバーすぎて爽快な笑いが漏れた。これは生まれ続けるこれからの“被害者”の、死ぬ寸前の悲鳴を聞かせるための物語だ。ありがとう!

潔白でいたい欲がなんかなあ、という愚痴 

なんか「死を見世物にしてるからダメ、幸せに終わるんじゃないとよくない、被害者すぐ死ぬの良くない」みたいなの、こっちの死にたい願望の代替とか、のんきそうに映画観てショック受けてるお前らにも私が味わった最悪な気分を少しでも味わってもらおうかと思いまして…みたいな意地悪な気持ちとか、そういう“被害者”が抱きがちな悪い面への考慮がすっぽ抜けてるかんじがして、憐れまれてんなーというか、うざいなーというか、多々ありなんよな。そういうのに限って「私も傍観者になりうる(まじめなかお)」みたいなこと言い出すんだわね。もうなってるっつうの。つかみんななんかしらの傍観者だし殴ったら自分のツラに返ってくるんよ。そんなん踏まえた上でどんなおもしろいもん見せたろーかのエンタメなんじゃないすかね…なんなんすかねこの潔癖さというか人の足を踏んだら切腹しないと死ぬみたいな、潔白でいたい欲みたいなのは。

コワい話はキくだけで2巻おもしろかったー 「こういうやつ」がメインになり始めてからずいぶん経ったけど、骨組みがしっかりしてるやつはやっぱり愉しいな 矛盾ぽいけど安心して見ていられて良い

MacBookの「プァン」みたいな通知音に「うるさい……だまれ……」って力なく抗議してる

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