現代の日本社会において、二〇代越えたあたりから「標準的」ライフコースというものは事実上ほとんど存在していないというか、どれだけ「標準」たろうとしても必ずどこかでズレてしまうもので、でも別にそれで終わりなわけなくて、ズレたらズレたなりにやってくしかないのだとわかる。
誰しもどこかでズレるほかないほど「標準」が狭き門になっている状況では、むしろ小学生から高校生くらいまでのあいだにさっさとズレてしまったような人のほうが上手に、かはわからないが、屈託なく渡世をやっていけたりするのではないか。
明日です! 人来るのかなあ。僕自身、午前中に起きて正午までに会場に到着できるかどうか。
https://fedibird.com/@book_lighthouse/109907288927002259 [参照]
明日23日(木・祝)はこれだ!!12-14時でみんなで頭を抱えよう!!
https://books-lighthouse.com/portfolio/vsfuckinworldwithzonbi/
本にせよ映画にせよ音楽にせよ、大多数の人はそんなに興味がなくて「年にひとつかふたつ作品に触れる程度」なのだけれど、そうではない層となると一気に「年中作品のことばかり考えてる」みたいな怪物ばかりのようで、ほどほどのところの人が見当たらないような気がしてくる。
本に関しても、リアルの現場で話す人のほとんどは何にも読んでない人で、インターネットにいる人は僕の知らないあらゆる本を読んでいそうないかめしさを纏っている。
これはかなり誇張してはいるけれど、じっさい本を読み始める段階では「こんなもの読んでるのは自分だけだろう」みたいな勘違いを抱きがちであるし、すこしでも本格的にその道に踏み入れてみると「この界隈でもっとも本を読めておらず、おさえるべき基礎教養すらおぼつかない自分はいちばんの雑魚なのだ、恥ずかしい」とこれまた極端な思い込みを叩き込まれる気がしてしまう。
まったく関心がないわけでも、プロフェッショナルでもない部分。初心者と上級者とのあいだにあるはずの中級者というのは、おそらくあらゆる場から見えづらい。でもこの層が厚いほうがいろいろヘルシーな気がしてる。読み書きや鑑賞、制作といったものたちに対する、週末の草野球的な関わりかたをどのように発明するか。そんなことばかり考えている。
来週2月23日(木・祝)に幕張の本屋lighthouse で開催されるイベントに向けて資料を作成しました。下記リンクから確認できます。パワーポイントについては草案作成を柿内、資料のブラッシュアップを零貨店アカミミメンバーである「奥さん」が担当しました。格好いいね。
気合入れて基調講演みたいに書きました。当日はこんなふうにゾンビについて一生懸命話すというよりは、参加者の皆さんとゾンビにこだわらずわいわいお話しできたほうが楽しいと思ってます。
https://open.substack.com/pub/akamimi/p/223?r=1n8tfp&utm_campaign=post&utm_medium=web
来週2月23日(木・祝)に幕張の本屋lighthouse で開催されるイベントに向けて資料を作成しました。下記リンクから確認できます。パワーポイントについては草案作成を柿内、資料のブラッシュアップを零貨店アカミミメンバーである「奥さん」が担当しました。格好いいね。
気合入れて基調講演みたいに書きました。当日はこんなふうにゾンビについて一生懸命話すというよりは、参加者の皆さんとゾンビにこだわらずわいわいお話しできたほうが楽しいと思ってます。
https://open.substack.com/pub/akamimi/p/223?r=1n8tfp&utm_campaign=post&utm_medium=web
iPhone用のアプリ、Metatext はかなりよかったのだけど、各投稿の右端に通報メニューを開くボタンがあり、右手親指で操作しているとこれをミスタッチしてうっかりアカウントやサーバーをブロックしてしまうというのが頻発するからまたアプリを替えた。
Tootoise 。決め手はアイコンが亀だから。
自分もそうだけど、SNSで個人で発言できたり、格安印刷で本を作って出せたり、スマホ一台でポッドキャスト配信できたりすると、声を出すのは簡単になったけど、その声が誰かに届くかどうかはまた別の話なのだというのがよくわかる。
基本的に他人の話なんか誰も聞いちゃくれない。
他人の作品や発言の批判はわりあい簡単に耳目も集めるし、それっぽい体裁も整えやすいし、なにより大義への貢献を感じられるから、誘惑も中毒性もすごい。だからこそ距離をとるのが難しい。
自分の相手されなさ由来のやっかみで、他人のことを褒めるのを躊躇ってしまうことがあり、自分のケチ臭さが嫌になるが、大きな声が出せる場所ではなるべくいいものをちゃんと評価するというふうにいたいし、自分にとって面白くなかったものについては黙っていたい。
なるべく気前よくいいものを褒めたい。
くさすのは飲みの席とかでいい。わざわざ言うことでもないことは、酒で洗い流してそれっきりでいい。
この文字列も本来はゴミである。
かきないしょうご。会社員。文筆。■著書『プルーストを読む生活』(H.A.B) 『雑談・オブ・ザ・デッド』(ZINE)等■寄稿『文學界』他 ■Podcast「 ポイエティークRADIO 」毎週月曜配信中。 ■最高のアイコンは箕輪麻紀子さん作