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制作は楽しいけど、過程の時間の比率でいうと楽しい時間はそんなにない。七割くらいは理想通り進行できないことへの幻滅や自己嫌悪、抽象的な不安、具体的な面倒に占められているのだが、残りの三割の楽しさが麻薬的で、なにより七割の困難を乗り越えたあとにつかのま感じる喜びが忘れがたく、何度も苦しい思いに身を投じる。

このとき、七割の苦しさを覚えていて、覚悟のうえで飛び込んでいるならともかく、僕の場合は毎回記憶しているのは楽しいことだけなので、うきうき取りかかっては新鮮に「え、楽しくない……⁉︎」と戸惑い、形ができあがってくるとまたケロリと忘れて楽しさだけになる。

本読んでるとどんどん本読みたくたって焦る。

酔っ払うとツイッターに行ってしまう。酔っ払ってもこっちでゴミのような文字列を散らかすようにしたら、したらどうなるというのか?

「普通」へのプレッシャーというのはすこし嘘で、「普通」がユートピアになってるからみんなそれに憧れ欲しがる。

でもそれはもうないから、標準化への強迫観念を煽り立てるような態度に対して欺瞞であると断じて、諦めて各々のズレかたを共有してくようなやり方のほうがいいんじゃないかしら。

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現代の日本社会において、二〇代越えたあたりから「標準的」ライフコースというものは事実上ほとんど存在していないというか、どれだけ「標準」たろうとしても必ずどこかでズレてしまうもので、でも別にそれで終わりなわけなくて、ズレたらズレたなりにやってくしかないのだとわかる。

誰しもどこかでズレるほかないほど「標準」が狭き門になっている状況では、むしろ小学生から高校生くらいまでのあいだにさっさとズレてしまったような人のほうが上手に、かはわからないが、屈託なく渡世をやっていけたりするのではないか。

Now Playing: "Mistake (Live at the Berlin Jazz Festival - 1978)" from "Zombie" (フェラ・クティ)

明日です! 人来るのかなあ。僕自身、午前中に起きて正午までに会場に到着できるかどうか。

fedibird.com/@book_lighthouse/ [参照]

柿内正午 さんがブースト

本にせよ映画にせよ音楽にせよ、大多数の人はそんなに興味がなくて「年にひとつかふたつ作品に触れる程度」なのだけれど、そうではない層となると一気に「年中作品のことばかり考えてる」みたいな怪物ばかりのようで、ほどほどのところの人が見当たらないような気がしてくる。

本に関しても、リアルの現場で話す人のほとんどは何にも読んでない人で、インターネットにいる人は僕の知らないあらゆる本を読んでいそうないかめしさを纏っている。

これはかなり誇張してはいるけれど、じっさい本を読み始める段階では「こんなもの読んでるのは自分だけだろう」みたいな勘違いを抱きがちであるし、すこしでも本格的にその道に踏み入れてみると「この界隈でもっとも本を読めておらず、おさえるべき基礎教養すらおぼつかない自分はいちばんの雑魚なのだ、恥ずかしい」とこれまた極端な思い込みを叩き込まれる気がしてしまう。

まったく関心がないわけでも、プロフェッショナルでもない部分。初心者と上級者とのあいだにあるはずの中級者というのは、おそらくあらゆる場から見えづらい。でもこの層が厚いほうがいろいろヘルシーな気がしてる。読み書きや鑑賞、制作といったものたちに対する、週末の草野球的な関わりかたをどのように発明するか。そんなことばかり考えている。

柿内正午 さんがブースト

来週2月23日(木・祝)に幕張の本屋lighthouse で開催されるイベントに向けて資料を作成しました。下記リンクから確認できます。パワーポイントについては草案作成を柿内、資料のブラッシュアップを零貨店アカミミメンバーである「奥さん」が担当しました。格好いいね。

気合入れて基調講演みたいに書きました。当日はこんなふうにゾンビについて一生懸命話すというよりは、参加者の皆さんとゾンビにこだわらずわいわいお話しできたほうが楽しいと思ってます。

open.substack.com/pub/akamimi/

Tootoise、タイムラインを更新するにはわざわざスワイプしないといけないし、ツリーや画像の表示、お気に入りにも左スワイプという位置動作が必要で、そういう些細な手間がちょうどよく過集中を妨げてくれてよい感じ。

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来週2月23日(木・祝)に幕張の本屋lighthouse で開催されるイベントに向けて資料を作成しました。下記リンクから確認できます。パワーポイントについては草案作成を柿内、資料のブラッシュアップを零貨店アカミミメンバーである「奥さん」が担当しました。格好いいね。

気合入れて基調講演みたいに書きました。当日はこんなふうにゾンビについて一生懸命話すというよりは、参加者の皆さんとゾンビにこだわらずわいわいお話しできたほうが楽しいと思ってます。

open.substack.com/pub/akamimi/

事務所に一人でも所作ががさつで、頻繁に電話をかけ、そのたびにわざわざマスクを顎まで下げて、慌ただしい空気を周囲に撒き散らすような人がいると、それだけでパフォーマンスがガタ落ちする。

もとからオフィスでの執務というものが苦手だったが、在宅ができるようになってから他人の乱暴な所作への耐性がものすごくなくなっていて、ちょっとのことですぐ嫌になってしまう。

iPhone用のアプリ、Metatext はかなりよかったのだけど、各投稿の右端に通報メニューを開くボタンがあり、右手親指で操作しているとこれをミスタッチしてうっかりアカウントやサーバーをブロックしてしまうというのが頻発するからまたアプリを替えた。

Tootoise 。決め手はアイコンが亀だから。

「自分もそうだけど」で書き出したときはなにかしらの自戒めいたことだけを書くつもりだったはずなのに、思いついたまま単線的に書き継いでいった結果、断片的なトピックが散漫に連続するような文になり、「自分もそうだけど」がなにを指しているのかよくわからなくなっている。

思いついたままに書きっぱなすと、こういうことになる。

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自分もそうだけど、SNSで個人で発言できたり、格安印刷で本を作って出せたり、スマホ一台でポッドキャスト配信できたりすると、声を出すのは簡単になったけど、その声が誰かに届くかどうかはまた別の話なのだというのがよくわかる。

基本的に他人の話なんか誰も聞いちゃくれない。

他人の作品や発言の批判はわりあい簡単に耳目も集めるし、それっぽい体裁も整えやすいし、なにより大義への貢献を感じられるから、誘惑も中毒性もすごい。だからこそ距離をとるのが難しい。

自分の相手されなさ由来のやっかみで、他人のことを褒めるのを躊躇ってしまうことがあり、自分のケチ臭さが嫌になるが、大きな声が出せる場所ではなるべくいいものをちゃんと評価するというふうにいたいし、自分にとって面白くなかったものについては黙っていたい。

なるべく気前よくいいものを褒めたい。

くさすのは飲みの席とかでいい。わざわざ言うことでもないことは、酒で洗い流してそれっきりでいい。

この文字列も本来はゴミである。

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