私がボルヘスを好きな理由って本に対する向き合い方、書物に対する姿勢がとても真摯だという点にあるのよね。
しかし リンカーンがヴァンパイアハンターになる小説の邦訳版は、なぜラノベみたいな表紙なのだろう……と思ったら、始めからラノベジャンルとして売り出していたのね。日本ではそういう売り出し方だったのを全然知らなかったわ
『ヴァンパイアハンター・リンカーン』
セス・グレアム=スミス 著
THORES柴本 イラスト
赤尾秀子 訳
新書館
https://www.shinshokan.co.jp/book/b568620.html [参照]
KADOKAWAのホームページが見られない間に、シャーロック・ホームズと伊藤博文という奇妙で奇跡なコラボレーションの文庫完全版とまさかの続編が発売されていた。チェックせねば
「松岡圭祐による傑作歴史ミステリ『シャーロック・ホームズ対伊藤博文 改訂完全版』『続シャーロック・ホームズ対伊藤博文』が本日2024年6月13日(木)発売」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000014845.000007006.html
海外文学の面白さを簡潔に表して下さっていて しか言えない。
ゲゲゲの女房ならぬ、ヘルン先生の女房ですか。
小泉八雲が熊本の五高赴任時は、校長が嘉納治五郎で同僚には秋月悌次郎も居たはずだけれども、登場してくれる事をちょっとだけ期待してもいいのかしら。
来年秋から放送の朝ドラは「ばけばけ」 小泉八雲の妻がモデル
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240612/k10014478391000.html
旧版:300ページ → 増補改訂版:352ページ。書き下ろし新章があるとの事で、物凄く増補されている……。
19世紀ヨーロッパの身体的女性観を医学、文学、絵画、服飾、マナー本など、様々なアプローチで解き明かして行く良著です 👩
『〈女らしさ〉の文化史 性・モード・風俗』(増補改訂版)
小倉孝誠 著
中公文庫
https://www.chuko.co.jp/bunko/2024/06/207526.html
今宵はエッシェンバッハ指揮のブルックナー🎵
クラシック音楽館
『N響 第2008回定期公演』
6月9日(日) 午後9:00〜午後11:00
https://www.nhk.jp/p/ongakukan/ts/69WR9WJKM4/episode/te/6QJ83M4WRQ/
本日はロックの日らしいので、フィンランドメタルを聴くわよ(2ヶ月振り)。
彼らはカンテレ・メタルの開拓者 VALKEAT。カンテレ(kantele)とはフィンランドの民俗弦楽器で、叙事詩『カレワラ(Kalevala)』(日本で言う古事記みたいなもの)でも語られる、フィンランド人の魂の象徴みたいな楽器なの。
メンバー6人中2人がカンテレ奏者で、ジャンルはフォーク・メタルだけれども、昨年発売されたアルバム💿ではシンフォニック色が強くなって来たわね。この 公式MVの曲とか……
VALKEAT - Tribe (Official Music Video)
https://www.youtube.com/watch?si=LWw5arPfUfJ4cjT-&v=uOYW-Vbnvsk&feature=youtu.be
Vo.ミーカが少年ぽさのある可愛らしい声をしているので(それが駄目というメタラーも居るけど)、メタル特有のデスヴォイスが苦手な人も聴き易いわよ。
「ルドンの眼差しは記憶の眼差し。生命が初めてものを見た時の起源の記憶」
「目に見えない動く力、独自の内面に見えるものを見ている。命の源泉を見えないものに還元している」
「(白黒の表現を)暗く陰湿なヴィジョンには見えない。日が落ちた夜の闇の世界の中でも、暖かい陽の光を浴びてきたような、安らぎみたいなものを感じる」
「描かれる木は大地と天を繋ぐ存在、光と闇、生と死、相反する二つを表しているように感じる」
「ルドンの黒には全ての色彩が隠れている。今は明かりが多過ぎて見えなくなってきているものを、繊細なルドンは感じ取って来た」
「晩年の色彩豊かな作風を不思議には思わない。白黒の時代から(色が)見えていた。それが表現できるようになっただけ」
「ルドンが見えないものを見えるよう表現したように、僕は聴こえていないものを引き出せる作曲家になりたい」
……いやはや、凄い回でした。
先週から日曜美術館の「私と○○」シリーズの再放送が始まったけれども、武満徹さんがルドンを語る凄い回が来たわよ……。
おとなのEテレタイムマシン
『日曜美術館 「私とルドン」 武満徹』
6月8日(土) 午後10:00〜午後10:50
https://www.nhk.jp/p/ts/NL2MGZPNVN/episode/te/VP6X2RKX9P/
ゴシックカルチャー編か。文学に踏み込んで行くみたいだけれども、幻想文学の方面も含めて語られるのかしら。
世界サブカルチャー史 欲望の系譜
『シーズン4 21世紀の地政学 ゴシック編 第1回』
6月7日(金) 午後10:30〜午後11:00
https://www.nhk.jp/p/ts/GLP33Y7513/episode/te/ZN7LJ3GGZG/
海外文学に興味があるけれど、何をどう選べばいいのか分からない……そんな方向けのとても良いブログ記事です。既に海外文学が好きな方も、レーベル解説編は次の一冊を探すのに役立つかも。
海外文学入門者に贈る海外文学の買い方、選び方、探し方【基礎編】 - ウラジーミルの微笑
https://vladimir.hatenablog.com/entry/2024/06/06/010216
海外文学入門者に贈る海外文学の買い方、選び方、探し方【レーベル解説編】
https://vladimir.hatenablog.com/entry/2024/06/06/010224
明らかになったガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』文庫版の装画が
https://twitter.com/shinchobunko/status/1798651493484253362
更には筒井康隆さんの書き下ろし解説、初回出荷限定の金スピン(紐しおり)、新潮さんの本気度が窺える……。
ニコニコしているサイエンスのほうで、伝説のプラナリア回の集大成みたいなものを生放送するみたい。出演者:プラナリア で
切っても切っても終わらないプラナリア!200時間研究の永久保存版〜基礎生物学研究所〜【前半】
8/17(土) 18:00~
https://live.nicovideo.jp/watch/lv345220728
軛から解き放たれた雑談独り言&気になる本や音楽とTVや動画のメモ帳。
音楽はクラシックやお経の声明から、電子音楽やHR/HMまで何でも聴くので気まぐれにリアクションするかもしれません。
洋楽はフィンランドメタル派。
フォローもあまり返さないので購読くらいがオススメです。