チェズと義兄の話
専業主夫になったチェズレイの義兄スピンオフ見たい。実は義兄はサティアに身内として親しみを持ってたし、亡くなった後も墓参りに行きたかったけど、長年タチアナの監視があって無理だったのがタチアナが逮捕されて初めてサティアの命日に一人で墓参りに行ったら偶然チェズレイ(とモクマさん)に出会って、過去と今とを回想するやつ……義兄から見たチェズレイの子ども時代と、今の幸福に満ち溢れたチェズレイ見比べてどんなことを思ったのかなぁって。きっと不憫だな、とは思いながらも、自分自身も幼かったのもあってチェズレイに手を差し伸べなかった義兄、誰にも頼らず「女子どもは逃がす」と義兄たちとは手を取らず逃すことを選んだチェズレイ、専業主夫の道を選びとったことに少なからずサティアの影響(楽しそうにチェズレイと遊ぶサティアが忘れられなくて子どもが生まれたら大きくなるまでつきっきりでそばにいたいと思った)があったとしたら、チェズレイは「この世に自分とモクマさん以外にもまだ母を想ってくれている人がいた」と顔を綻ばせて母の墓の前でかつて結ばれなかった手を取り合うのかな……と。
チェズと義兄の話(補足1)
チェズレイ義兄の専業主夫設定、ものすごく好きで、バディミの価値観からするに、本人のネガティブな気持ちでそこに収まったという気がしなくて、おそらく望んでその立場にいって、それなりの幸せを手にしてるんだろうなと。けれど少年時代のわずかな義弟への憐憫さみたいなものがどこかしこりみたいに心にあって、いつかチェズレイに会うことがあったら「チェズレイ逃してもらったからいまの幸福がある」と感謝したり、当時何もしなかったことを謝罪して、自分が助けられることがあったら助けようと言おうと思ってたら、義弟の隣に白髪壮年パイデカ男が寄り添ってて、しかも二人ともめちゃくちゃ幸せそうな顔してて、自分の助けなんて全然いらないんだろうなとその場を去ろうとしたけど、チェズレイに専業主夫になった経緯を話したら「そうですか……。ありがとうございます、母を忘れずにいてくれて。これからもよろしくお願いしますね……お兄様」ってチェズレイが差し出した手を見て号泣しながら握手する