がまくんとかえるくんシリーズはどれもすてきなおはなしばかりですが、わたしは「ふたりはともだち」収録の「お手紙」と「ふたりはいっしょ」収録の「がまくんのゆめ」にメタクタに弱いです。教科書で読まれた方もいるのではないでしょうか。どちらもとても短いおはなしなのに、愛と幸せについて深く考えさせられます。

わたしは起きてる間ずっと活字を追っていたいくらい活字だいすきマンなのですが、小説には興味がなくてほとんど読んできませんでした。
小説を読むようになったきっかけは、おともだちのひとりです。彼女の文章からは映像が浮かんでくるようでした。夜みたいな深い紺色の中に何かが絶えずきらきら瞬いて、人間ってかなしくて滑稽でかわいいねとしみじみ思わせる不変のテーマがありました。彼女のおかげでわたしは物語を読む楽しさを知りました。
そんな彼女からいぬちゃんは純文学好きかもしれないねと言われ「カラマーゾフの兄弟」をおすすめされたので読んでみたところ、前半は絶望的に退屈でしたが途中からいきなり面白くなり、何度も読み返す大好きな作品になりました。
一冊の本って何がきっかけで手に取ることになるかわかりませんが、時にとても良い出会いかつ長い付き合いになるのが面白いです📚

【イベント】日本出版学会出版産業研究部会「本屋の新しい業態研究―シェア型本棚と公営書店(八戸ブックセンター)」(3/15・東京、オンライン) | カレントアウェアネス・ポータル
current.ndl.go.jp/car/210487

エ~~いい…! :blobaww: シェア型本棚も興味深いし、公設本屋の八戸ブックセンター 8book.jp/ もすごくワクワクする本屋デワ~??品揃えも企画も色々おもしろそう。もし近くに住んでたら入り浸っちゃうな

current.ndl.go.jp/e1876 (八戸ブックセンター設立の経緯など)
「 八戸市は三浦哲郎という作家を生んだ土地」「当センターは本を「書く人」を増やすために机・椅子・Wi-Fiを完備した無料の執筆専用ブース「カンヅメブース」を備えている」
へー!! :blobcatread:

三浦哲郎ゆかりの地なんだ!なるほどなるほど…

今朝の朗読すごい〜の補足📖

わたし、小中学校での国語の音読がほんとにほんとにイヤでした。
教育の理念はさておき現実では、子どもだからみんな漢字間違えたり棒読みだったり、逆にスラスラ情感込めて音読したりすると今度は男子にからかわれたりするじゃないですか。好きな作品ほど音読によってその世界が壊されていくようで、なんで公開リンチみたいなことするんだろう、素敵なおはなしがかわいそう、って思ってました。

肝心の「星の王子さま」を3人で交代しながら朗読した感想も。
朗読会って物語の解釈を通しての心と心のキャッチボールみたいな面があると思いました。初読のお友だちの読み上げるバラの台詞が、わたしの中にあるバラのイメージにぴったりだったのです。友だちと同じ作品を読んで大好きなシーンで同じイメージを抱いてる事がとても嬉しかったです。実にしょうもない大人たちの星に続けて立ち寄った頃、みんな揃って「バラに会いたいよ…!離れて初めてバラの良さがわかるよ…」と嘆いていたのもピッタリ王子さまの心の変化とかぶっておかしかったです😊

また、2種類の翻訳本を用意していたので、ここは倉橋さんの言い回しがいいね、この台詞は内藤さんのほうが詩的で格調高くて素敵だね、といった読み比べも楽しかったです。

朗読ってすごい。

小さな子どもの頃のわたしは、寝る前に毎晩母に絵本の読み聞かせをしてもらっていました。それも平均3冊以上は読み終わらなきゃ寝なかったそうです。
じぶんで絵本が読めるようになってからは音読の時期を経ずにいきなり黙読のフェーズに突入したので、わたしは母に声にはしなくてもちゃんと読めているんだよと伝えるべく、3歳の少ない語彙で一生懸命考えて「いぬちゃんは心でおはなしよんでいるの」と説明して、わかってもらえたのを覚えています。

で、それ以来わたしはン十年ひたすら黙読しかしてこなかったのです。音読は目で文字を追うスピードとズレが生じてしまうのがまどろっこしくてずっと苦手でした。そんなわたしが「音読してもらったほうが頭に入るから音読して」というお友だちのリクエストに応えて昨日はじめて朗読会をしたのです。作品は「星の王子さま」でした。

結果は、目から鱗でした。人に読み聞かせる朗読って、一人でする黙読に比べてものすごくゆっくり読み、声に出し、同じスピードで考えるので、じぶんのクロック数を意識して下げるような感覚がありました。禅でもしてるみたいに落ち着いた気持ちでゆったりと作品に向き合うことが出来、とても気持ちがよかったです。また朗読会します。

「嬉しい?」「10年経ったけれど、原爆を落とした人はわたしを見て、『やった!また一人殺せた』とちゃんと思うてくれとる?」
honto.jp/netstore/pd-book_0248

なんとなく読み始めた「数学であそぼ」が面白すぎて一気にコミックス買ってしまいました :ablobcheer:

動物のお医者さんを思い出す独特のノリとボケがすごく良き。線形代数、実数の定義、位相………ウワーッ :blobcatfearful:

shogakukan-comic.jp/book?isbn=

ログインボーナスもくださいっ

ハッ 前の記事、おかしなところにビックリマークが入ってしまった💦正しくは「ギヴァー」です😵‍💫作者はロイス・ローリー。とてもそうは思えませんが、おそらく児童書です。
みんな大好きぬくぬくユートピア面したディストピアでたった一人(二人?)ごく当たり前の人間の感情を持ち、真実を記憶し、さらに継承するっていう、とんでもない孤独な使命を与えられた少年のおはなし。
生きるとは…平和とは…人間とは…と不変の激烈ヘビーなテーマをごんごんぶつけてくるので、子どものときに読んでものすごい衝撃を受けました。
で、ずっと忘れていたんですが、何年か前に偶然「ある子ども」という本の帯にギヴァー4部作の完結編と書かれていたのを見て、「えっ、ギヴァーって4部作だったの?!?!」と知り、慌てて2部3部を図書館で借りて読んだところ、1部程じゃないけど2部3部もやっぱりすごいお話で。
満を持して4部を読んだら、ウワーーーーこれが面白いこと面白いこと…1部からのあんなこんながここに収束するのか!!!とすごい感動したんですよね…🥹あんなこんなを経て出した答えがあれだった、そしてそれこそがあれをあれした、そして迎えた彼女と彼の…が…とても…良かったです…✨✨✨🥹

気になった人!読んでみて!

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本屋さんでなんとなく手に取ったら製造元への返品期限が迫っていたマーガレット・アトウッド「誓願」…図書館でもう6回くらい借りてるので思い切って買っちゃった。
社会の残酷さにげんなりしながらも、主人公たちの友情と賢さと粘り強さに胸が熱くなって、がんばれがんばれ!って手に汗握ってしまう、大好きなおはなし :blobcatbook:
前作「侍女の物語」はわたしにはグロすぎて途中で一度挫折したけど、おかげでこのアンサーに巡り会えた。読んでおいてほんとに良かった。

同じように大好きで何度も何度も読みすぎてこの前新版を買った「ギヴァ!
ー」も、社会に反旗を翻すガッツある物語なので、やっぱり自由を求めて戦うおはなしが好きなのかもな〜😵‍💫

はっログインボーナスもお忘れなくっ👍

読書クラスタじゃなくても このハッシュタグはおすすめ!
本好きな人が使うから、読んだ本の紹介や感想からも刺激をもらえるよー👍✨

世の中は面白そうな本がこんなにいっばまいあるんだ、ってびっくりするよ😍

阿部智里先生の八咫烏シリーズファンブックを読んで、ひさびさに「玉依姫」を読み返し…やっぱり面白い~~ :ablobmeltsoblove: となりました。
八咫烏シリーズといえば、終盤までワ~オモシローイとテンポよく読んでいたら最後にちゃぶ台をひっくり返され、事態の理解に追いつく暇もなく予想外のビックリドッキリエンディングに急旋回させてくるのが常ですが、玉依姫のクライマックスも…いやーなかなか…

八咫烏シリーズって登場人物の癖が強いし、物語が進むにつれて友情とは…信頼とは…持続可能な社会とは…って頭抱えてしまうから誰にでも気軽にお薦めできる本ではないけれど、「弥栄の烏」のラストシーンが本当に美しく悲しくやさしくあまりにも眩しいので、ぜひ未読勢には「烏に単は似合わない」から「弥栄の烏」までネタバレなしで雪哉といっしょに歩んでほしいとおもってます。

「弥栄の烏」と「楽園の烏」が双璧で一番好きです大好きです。雪哉ァァ!!

あ。忘れないうちにログインボーナスをば :ablobattention:

「楽園の烏」と「マギ」のネタバレ若干含みます 

八咫烏シリーズの「烏百花 白百合の章」を読んで、みよしちゃんと雪哉のやり取りに、雪哉の大好きな一面を久々に見られて胸が熱くなりました。
そんな雪哉だからあんな雪哉になってしまって、まさかそんなおいうそだろう雪哉…な雪哉になり果ててしまう、というのがほんとにほんとによくわかります。つらい…

大高忍先生の名作マンガ「マギ」のクライマックスで、シンドバッドがアラジンに自分の抱えてきた悲しみを穏やかに吐露するシーンがあります。
「人間の自然な感情を原動力に戦争は起こる。世界でなく人間がそういうふうにできている。人間が人間らしく生きる限り世界は変わらない」
だから人間を変えようとした事。もちろんそんな野望が少年マンガ的に押し通るわけないのですが、わたしはこのとても悲しい、愛情深い顔をしたシンドバッドの事を繰り返し考えます。

「楽園の烏」に至る雪哉の道のりを思うと心がギュウッとなるのは、あの時のシンドバッドのどうしようもない悲しみを雪哉に重ねてしまうからだと思います。
もう雪哉は雪哉の人生を降りられないし、犯した罪も奪われた命も何一つ戻りはしないけれど、世界と烏の仕組みを超えても守ろうとした雪哉の「楽園」の行く末を見届けたいです。

Fedibird

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