わたしは起きてる間ずっと活字を追っていたいくらい活字だいすきマンなのですが、小説には興味がなくてほとんど読んできませんでした。
小説を読むようになったきっかけは、おともだちのひとりです。彼女の文章からは映像が浮かんでくるようでした。夜みたいな深い紺色の中に何かが絶えずきらきら瞬いて、人間ってかなしくて滑稽でかわいいねとしみじみ思わせる不変のテーマがありました。彼女のおかげでわたしは物語を読む楽しさを知りました。
そんな彼女からいぬちゃんは純文学好きかもしれないねと言われ「カラマーゾフの兄弟」をおすすめされたので読んでみたところ、前半は絶望的に退屈でしたが途中からいきなり面白くなり、何度も読み返す大好きな作品になりました。
一冊の本って何がきっかけで手に取ることになるかわかりませんが、時にとても良い出会いかつ長い付き合いになるのが面白いです📚