阿部幸大『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』すごい本だな~おもしろいし、と思うがしんどかった院生時代をちょっとフラッシュバックし1/3ほどでいったん読むのやめた。WEBメディアや雑誌向けのライティングとは勝手が違う長尺の論考を組み立てるときの参考としてこころにとどめておきたい。演習も具体的なスキルの伸ばし方をきちんと指示していてためしにやってみたい。
ただこれがそんな売れてるのは普遍的な文章術として読まれてるのだろうか? 「長い文章を書く」ための具体的なメソッドとしては参考になる部分たくさんあるけれど、著者が繰り返しているように「論文」というある種のマナーが整理された場所に参入するためのノウハウ本という側面も強いので、そんな誰も彼も読んで「これだ!」って本でもないのではないだろうか……
“イスラエルは何カ月もの間、ガザの人びとを人権と尊厳に値しない人間以下の集団として扱い、まったく責任を問われることもなく破壊行為を続けています。これはジェノサイド以外の何物でもありません。”
イスラエルに対し、直ちにジェノサイドを停止するよう、一緒に訴えてください。
ガザのパレスチナ人に対するジェノサイドに終止符を! : アムネスティ日本 AMNESTY https://www.amnesty.or.jp/get-involved/action/il_202412.html
清々しいまでの地主メソッド
"海水というものがある。漢字の通りで、海の水のことだ。塩水なので舐めると当然塩辛い。塩分濃度は3.5%くらいだ。もちろん海水はそのまま飲むことはできない。だって塩辛いから。"
https://dailyportalz.jp/kiji/kausui-de-kani-yuderu
さっきの菅原論考と比較していいかというとあれだけど、菅原が男女二元論に捉われてしまっているのに対して、中嶋は男女二元論を前提としつつ作家がその男女二元論性とどういう距離感をとっていたかを明らかにしている。「男/女」はベタな前提ではなく、「男/女」という割り当てにたいして作家や批評家がどういう態度だったかが問題化されていて、こっちのほうが適切に議論を組みたてられるよなとおもう。
https://critique.aicajapan.com/7899
おもしろい。
日本戦後美術のジェンダーを考える
https://meigaku.repo.nii.ac.jp/records/141
ぜんぜん別というか個人的な関心事なんだけど、明治〜大正期にかけてけっこう女性画家がいるのだがあまり調査されておらず、どういう背景から登場したのかが議論されるどころか議論の土台がまったくない。議論の土台がないがゆえに、明治大正期には画壇は女性差別的な構造をもっていたから女性画家はでてこなかったとするフェミニズムの美術史語りが通用してしまうことすらある。それ自体転倒そのものなんだけど、構造的でないように見える事象って無視しがちなんだよな。
中嶋の議論が、戦後の女性アーティストが群をなして登場したことが、一見構造的ではないように見えることについてけっこう詳しく検討していて、議論の立て方そのものが参考になる。
ルークスレーターのエレクトロ期をふと思い出し、ちょっと聴いた。なんだったんだろこの時期
https://www.youtube.com/watch?v=KPc19-o4wEw
Dorian Conceptのおたくの夢みたいなタイトルのアルバム、シンセフェチみたいなところに行かず音作りにきちんと作曲の意識がある感じがしてかなり良い(プラック系のディケイ短い音を点描的においたCrevicesなど)
https://open.spotify.com/intl-ja/track/5sTiu48NfyP1Ut8CBLEKCo?si=02d81c134d8b4810
はたらけはたらけいみぢくも|imdkm https://sizu.me/imdkm/posts/w0sxbb3721rd
Dorian Conceptのおたくの夢みたいなタイトルのアルバム(Music from a Room Full of Synths)聴いてる
田島ハルコ『虹歴史』、めちゃくちゃいい(ストレートにエモいこと言い出してジン……となるところも良い)のだが、「エチョナ」が別々の曲で二回も出てくるアルバムでもあり、かなり類を見ない
https://open.spotify.com/intl-ja/album/3gDbXFguoW1QhvbjoU6CUR?si=ENVv6UfYRpyTfDZuw6k_Kg
ライターとか
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