『トランスフォーマー ONE』感想
「今は敵対している二者が実は昔は親友だった」と「労働階級の者たちが権力圧政に反乱を起こす」という2つの王道の物語を組み合わせ、シンプルな親しみやすさに。それでもCGアニメとして新しい変身を迎えました。みんな無邪気で可愛いです。 #映画
支持率の長期的推移【継続更新】
https://note.com/miraisyakai/n/n8df05b89ee84
衆院選前の最後の更新です。加筆した箇所は太字にしました。相次いで選挙ブーストが確認されています。
脚本家・吉田恵里香さん【日本大中高】自分を貫く女性を描き「声を上げていいんだよ」と伝えたい
https://www.asahi.com/edua/article/15394392
「多様なセクシュアリティーや性自認の人たちで社会は成り立っています。登場人物全員が恋をして、みんなが異性愛者というのはリアリティーがないと思うんです」
「「色がつくよ」と言われることもありますが、それでもいいやと。書かないことで、自分が傷つける加害者側に回ってしまうかもしれないと思っていて、それは嫌なんです。」
「ニコニコするのがしんどかったり、できなかったりするとき、嫌な感じのままでいる権利はあると思うんです。不機嫌をまき散らして周囲にケアを求めたり、人を傷つけたりしちゃだめだけれど、そうでない限りは不機嫌でいていいんだよと思っています。不機嫌って身を守る術ですから。」
GK作者が「自作を嫌うアイヌに会ったことがない」と重ねて主張するのもまさにこの類型だよね~。「和人の作品(が内包する差別)に嫌な思いをした」という体験の無化は、れっきとしたマイクロインバリデーションにあたるんじゃないのか。
曖昧で漠然とした、認識しづらい差別と偏見――いま注目される差別概念マイクロアグレッションとは何か https://book.asahi.com/jinbun/article/14049895
ゴールデンカムイが実際に後押ししたのは「アイヌ差別の形を沖縄差別の形に近づけること」だったんじゃ?ってのはかなり感じて正直怖い。「ポジティブイメージの浸透に寄与した」という見立ても、「和人に好都合なわきまえたアイヌ」のみを好意的に扱う巧妙な誘導があることを無視/軽視しているし。「男に従順な女を熱心に称えるフィクション」や「男社会に反抗的な女は自滅するが、友好的な女は男の支援を受けて生き延びるフィクション」を見て、「ああ、女性の地位向上は近い!」と楽観視したり女性の権利回復に寄与した名作扱いできるか?を考えるとわかりやすい。GKのヒットで起きたことは、アイヌを「観光資源/萌え資源」としてなら歓迎し喜んで消費するが「迫害の生き証人」や「暮らしと経済・尊厳・主体性の回復を求める一市民」としては拒絶するスタイルへの移行じゃないのか。「文化面ばかり着目されて迫害による経済や尊厳へのダメージ残存が軽視されがち」というのはよく指摘されているけれど、現にこのあたりの申し立てが絡むとファンダムの態度は一気に硬化して敵意さえ向ける。「マイノリティのことを資源扱いするけど隣人扱いしてない」のを善行にカウントするのはよくない。
GK実写化、原作がやばい終わり方をしたので(和人入植者を受容し自主的にケアする“わきまえたアイヌ”しか生き残らなかった。アシㇼパさんは和人主人公の入植を肯定する「恋する先住民族ヒロイン」という記号になって終わってしまった。最終回の故郷宣言に対する破顔シーンは、血の気が引くほど典型的な植民地化正当化演出だ)、キャスティングでルーツを蔑ろにすれば直にアンダーレプリゼンテーションな作品となるが、キャスティングに限ってレプリゼンテーションを実践しても「白人酋長モノの誤ったアイヌ表象」にお墨付きを与えてしまう、という袋小路に陥っている。公式がファンダムによるアイヌバッシングを黙過し続けており、ルーツで抜擢されたキャストを差別から守らないと確実視される状況も問題だ。
前のめりに実写化企画を動かしたこと、現況を鑑みて凍結できなかったことが一番の過ち。
GK作者、完結に伴って噴出した自作の悪評(特に「これは差別である」という指摘)をすんごい気にしててなんとか振り払いたいんだろうな、というのは切々と伝わってくるんだけど、今のところどのインタも否定的評価を覆す効果がないどころか、躍起になって否認すればするほど批判や懸念の妥当性を立証する羽目になってる。
マイノリティへの無理解と存在否定をするような具体的なセリフがある投稿
ある種のマイノリティ、マジで「この世にそんな人は存在するはずがないので、自分がそうだと言うなら、その人が異常をきたしているか、嘘つきに決まっている。ので、その人の言い分は一切聞く必要がない」と思っている人は……いるので……(なのでフィクションなどの形で「存在するらしいよ?」のジャブを打っておくこと、大切なんだよな……
”様々な背景を持つ人々が実は身近にいること、出自を明らかにしにくい社会を多数派がつくっていたこと、そして無関係と思っていた差別に自らが加担していたことに、気付いたのです。ましてや東アジアと遠いルーツと外見を持つ人たちは隠しようもなく、更なる生きづらさを抱えて日々を過ごしているでしょう。
自分が「日本人」であることを疑ったことがない人こそ、日本人とは誰なのか、無意識の抑圧者になってしまっていないか、自問すべきです。“
「日本人」は定義できない 多数派が抱く「純ジャパ幻想」の抑圧性:朝日新聞デジタル
ファンタスティック・プラネット
とても面白かった。映像がめっぽう美しくて。
あといろんなシーンで僕のこよなく愛する映画「風の谷のナウシカ」の光景が連想されて、きっと宮崎駿もかなりの影響を受けた作品なんじゃないかって気がしたな。
動物を「飼う」「世話する」「愛玩する」ことの身勝手とかから始まってジェノサイドの問題とかまで視野に収めながら、でも世界観はあくまでメルヘンチックに展開する不思議。
無料公開は明日までかな?よい作品を知れてよかった。
【公式 2週間限定無料公開】ファンタスティック・プラネット/シネフィルWOWOW プラスでは世界の名画を配信中
https://www.youtube.com/watch?v=Vgvl3Ym6zXU
車いすのままバスに乗せろ!と白い目で見られながらも戦った人たちがいるからバリアフリーが進み始めたことを忘れちゃいけないよね。戦わなくても差別されないに越したことはないけど、現実は差別された側がやかましく声をあげて戦わない限り、差別する側はかわらない。変わる理由がないもんね。
人の感想を読むのが好き
移住者が増えたのでアカ分け。フォローし直しています