人間が大好き @hito_horobe@fedibird.com

みんなが言う「男は本来は性欲を成就させる機会を欲していて、温水の達観は何らかの事情でそれが欠損したゆえの不本意なものなので回復してほしい」みたいな話に全然ノレないよ（そうでない男性も普通にいるし、そう断じることは作中でも批判された一種の決めつけ的にも思えるから）

檸檬はたびたび見上げる視線で光希を追ったり（1話ラスト、2話Aパート終わり等）何かを思うことがあると夜に走る（2話ラスト、7話）から、7話の告白と恋を終わらせるパートの2人の配置、見上げる星、水平に並んで歩くことがあまりにアンサーになってて、すごいと思った

PANから入る回想と客観視や均衡を思わせる水平のショット、温かくも残酷だ

負けイン7話冒頭　溢れそうな気持ちのようになみなみと水入ったグラスに2人のスタンスの差を見せるような会話中の配置、とストレートに説明してくる画面だ

ATRI7話の心があるのか問うシーン、海からの照り返しが聞いた青みがかった顔アップのショットが希望と不安の象徴みたいでよかったね

カニのアニメ、カニメ

ATRIのこの萌えぶりをみて感情がない判定は無理でしょ

ギャグとシリアスの往復で征蟻党の恐さや格の高さを煽っていくの、いいね

『逃げ上手の若君』8話アバンの夜から朝焼けの時間に至るまでの気温や湿度まで感じる空気の色味、すごすぎ

業物語、600年前の昔話だからロケーションが現実から自由になって、演出と一体となった異空間のなかで異様に濃厚な画面が展開され続けている……

こういうオタクの性欲の話ってだいぶ強制的（異）性愛っぽいと思っていたので、逆にnot all men論法への悪用が可能だと指摘されたのは意外だった（一理あるとは思う）

物語シリーズOMS ＃７「業物語 あせろらボナペティ 其ノ壹」極端なコントラスト、2人以上で喋る時は必ずロングショット、話者が変わると必ずカットを割る、首の角度……とあまりにも原液すぎる映像だ

性欲を充足ないし制御できない俺らオタクの苦しみが……みたいなオタク評論ずっと多いけど別におれら全然その方面で関心ないし全オタクの最大の関心事であるかのように言われてもいや別に……てなっちゃうって

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温水は(無害な範囲で)割と正直に女子を意識して女子の側からも普通にバレてるけど、それでも友人関係が成立してるんだし、もうそれでいいじゃんって思ってしまうな　本当の(もっと有害な)意識や欲望があるはずだが隠蔽されてる的な議論を仕掛けても、お前はそうでも温水は違う で終わりそうというか

もっと自己の男性性と向き合え的な議論ってもちろん意義はあるけども「本当はヤリてえんだろ」って言ってくる面倒な先輩みたいなマインドが密輸されてる嫌さもある

でもこれっておれが負けインを完全に第三者視点で読んでいるから呑気なこと言えてるだけで、負けインを温水に感情移入して当事者的に読んでる人には切実な問題かもしれないな（？）

温水和彦に対する"男性性（性欲、見栄、甲斐性など？）がないように振る舞っているが本当は男性性があるから自意識や欲望を直視すべき"等の批判、論旨を理解しても全然共感しない（"男性性のどうしようもなさ"を抱えてない人も普通にいるし、温水自身の折合いを無視したお節介や過干渉に見えるので）

集団に新しい人が参加すると雑談の中でわざとらしく内輪ネタや内輪の固有名詞を出す人、あれ早く馴染めって意味かと思ってたけどよく考えたら歓迎の形式を借りて新参者が無知なことを確認したり通じないネタで愛想笑いさせたりして格下だと暗に周知させる序列化の操作をやってたんだな（？）

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