しかしアクティビストやアクティビズムへの極端な拒否感情を見てると、「普通の日本人」は自分と身内以外の人間のために怒る人間は普通じゃないと捉えているのだろうな。言ってみれば同じ「世間」で生きる人間以外はどうでも良いと思っているわけだ。
そういえばきのう飲み屋で三人組の中年リーマンらしきのがいて、「俺も昔はサヨクだったんだよ。正しい方向に変わったきっかけは小林よしのりの『戦争論』でry」とか話してて、そこから「悪夢の民主党政権」とか蓮舫や辻元清美への悪口雑言が続いて、「ホントにいるんだこんなの…」って逆に感心した
「大切な人を守るために」という素朴な感情すら体制に組み込む国家の暴力性については↓が参考になるかと。
自衛隊協力映画: 『今日もわれ大空にあり』から『名探偵コナン』まで https://www.amazon.co.jp/dp/4272330810?ref_=cm_sw_r_apin_dp_46XPZS256SGPT8FQS9EF&language=ja-JP
戦争や国家間の争いをテーマにしたフィクション作品で、キャラクターの暴力を正当化する落としどころが「ただ自分の大切な人を守るため」にされてるのよくあるけどこれ危ないというか怖いというか、国家にとって実に都合のいい情緒というか、欺瞞じゃねえかよ~~~と思うようになったんだよなあ。大切な人を守りたいなら戦うべき相手は権力だろ…?社会構造だろ…?ってどうしても気持ちが冷める。直近だとスパイファミリーもこれで無理になった。
二次創作と政治的主張の話で「自分の作ったキャラが自分とは相容れない主張してたら嫌だろう? (だからどんな政治的主張もさせるな」論法があった。
自分の場合は歴史創作が主ジャンルで、現パロが辛うじてオリキャラっぽいのだけど、はっきり言って「私とは相容れない主張してたら……? そういう奴だと思って書いているので『読解力高いな』って思う」としか言えんのよな。
その上で「誰が言っていようがクソな話だね」と批判するだろう。
自分がこの手の「キャラクターは作者の写し身や子どものような存在」に首を傾げるのは「嫌いだからこの世界の中で苦しめているんです」とか「自分の作った世界の中で便利に動いてくれています」というスタンスの創作もあり得ると思っているのが大きい(もちろん、写し身や子どものように思う人もいるんだろうし、そう思うことは悪くない)。
何にせよ、二次創作に限らずオタク文化の中で「キャラ」が神聖視されすぎているきらいがあるなとは思う。
例えば「レインボーフラッグを掲げるキャラ」と「日の丸小旗を持ちながら五輪の日本代表を応援するキャラ」の二次創作が並んだ時、政治的主張と見做されるのは圧倒的に前者なんだろう。
でも、五輪応援も日の丸もどちらも政治的でないわけが無い。
コロナ禍の最中、人命よりも公衆衛生よりも優先されたスポーツイベントが政治的でないとは言わせない。
「国威発揚に使ってはならない」という五輪憲章を無視して連日速報される日本勢のメダル獲得数が政治的でなくて何であろう?
そして「応援するキャラ」というコンセプトで表現されるのは何なのか?
自覚的にせよ無自覚的にせよ、国旗や国代表を応援することが持つ政治的な意味を漂白するほうが余程危ういと思っている。
「政治を持ちこむな」みたいな話をされるとき、現政権与党側とかいわゆる「右」の政治性は透明化されるよな、ファンアートに添える意匠としてはプライドフラッグより日の丸のほうがよっぽど「政治」じゃん…と思って、アッ私が刀剣乱舞の二次創作に感じていた危うさはこれだわ、というところに着地してしまった。 政治的であるということを意識すらせず、ただ「なんかかっこいいから」というだけの理由でキャラクターに日の丸を添えるようなことを私自身もやっていた。日の丸に誇りを感じる人ならそういう表現になっても筋は通っていると思うんだけど、私はむしろ忌避感があるほうで、そういうことはあんまりしたくないし、気づいた以上もうできないなと思って離れたのでした。清光や長谷部や鶴丸のことはずっと好き。
キャラクターにフラッグを持たせたりシンボルカラーをまとわせたりする、メッセージ性を前面に打ち出したファンアートの話題。まず、作者が不快感を持っており、かつそれを表明したとして、それには(ファンに対する圧力にはなっても)そうしたファンアートを禁ずる力はないはずだ。
受け手に渡った作品について作者ができることはほとんどない、と私は考えており、ファンアートへの干渉も基本的にはできないという考え。
そのうえで、キャラクターに政治的な主張をまとわせるファンアートを作者としてどう思うか?と問われたとき、私は「全面的にOK、好きにやってほしい」とは正直なところ思えない。
プライドフラッグなら拙作の登場人物にどんどん持たせてほしいが、日の丸や旭日旗を持たせられたらちょっとゾッとする。そういうファンアートをやるなとは言えないが、目にしてしまったら穏やかではいられないと思う。
作品を受け取ったひとがどう思い、それに対して何を表現するかは私の干渉や侵害の及ばないところにある、と再三前置きしたうえで、私は、私と同じ方向性の政治的な主張であればファンアートで表現してもらえることはとてもうれしいし、対立する思想、たとえば現政権与党を応援する台詞などを拙作のキャラクターに言わせられたら、もうめちゃくちゃに不愉快になってしまう。
金子アツシ氏にイキってた
自称ミュージシャンの方、コロナ禍で
「気が滅入って、空っぽ」であったために桜井誠、小林よしのりの本を読むようになったと…
ネトウヨ4年生中高年か
魔女/フェミニスト/教育/反家父長制/産まない女だけど反出生ではない/she|herの人/ #ブクログ https://booklog.jp/users/bunsouou-book / 写真 https://instagram.com/minotake155?igshid=OGQ5ZDc2ODk2ZA==