〈近さ〉に関連して
龍樹の四句否定のようにオブセッション(でなければならない、であるべき)を解除するプロセスを踏まえること
そして、自己と対象の一体化から外れること
は現代社会を生き延びるうえで重要な在り方で、特に後者はホックシールドの言うようにバーンアウトが自分と仕事の同一化に遠因するとすれば、自己を近さの方へ放つというのが存在の方法でありうる(処世術)
ミメーシスとしての〈なる〉原理も近さに置くと考えれば、根源的な欲望と趣きの美学が重なってくるので、ジラールのような暴力論を回遊しつつ、山水などの東洋的な思想から存在論ないし技術論始められるかもしれない