久しぶりに椿實読もうと「メーゾン・ベルビウ地帯」読んでいて、幻想的な文章から続く、>お前は私の影であり、私だけの風景である。>おまへを抱いてゐても、私にはおまへが実存し、生きてゐるとは思へなくなつてしまふ。の条を見て感動。この後、「そして私も妻も、やはり植物なのである」で結ばれるけど、焼跡となって荒廃したひとの魂の基層に植物的段階を見出すのは椿ならではといった感じエマヌエーレ・コッチャとか藤原辰志の植物論読みたいところだし、山内志郎に椿實論とか書いてほしい
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