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「空の飛び方」30周年
オマケで入ってる昔のライブ映像がよすぎる

大手拓次の絵かわいい
詩作のときに見ていたらしい「フランスのおばけの画集」が何の画集なのかめっちゃ気になる。やはりミロなのかな

デヴィッド・フォスター・ウォレスのドイツ語訳の本、装幀がかっこよい

井辻朱美の第四歌集『コリオリの風』
基本的な作風はブレることなくファンタジー、音楽、恐竜、魚、歌舞伎などがテーマに選ばれている一方で、新たなモチーフとして〈道化〉が出てくる
巻末のエッセイで言われる通り異界を求める心理の変奏として、祝祭とともにさかしまの世界を象徴するものとして選ばれたのかもしれない
そして題字の菊地信義感が強いけど装幀は菊地信義

井辻朱美の第二歌集『水族』
解説は荒俣宏。歌人にしてアイルランド文学の訳者片山廣子と較べるのはさすが荒俣宏
タイトル通り、魚を歌う作品が多い一方、エッセイが掲載されていてなかでも「水族あるいはOtherness」は遂に文庫化されるアイヴァス『もうひとつの街』を連想せずにはいられない秀抜の作

短歌にイラストを併せたこの本めっちゃいい
これは井辻朱美と高田美苗の組み合わせ
さっきググって知ったけど高田美苗は建石修志に鉛筆画他の技法を習ってるのね

ファンタジー詠、SF詠の開祖井辻朱美の第三歌集
届いてから気づいたけど帯文が塚本邦雄だ
で、塚本の言葉にある通り、井辻短歌は短歌に付き物の〈自己の発露〉を斥け、〈孤絶感〉に浸っている感覚があってかなり心地好い

戸田山和久『恐怖の哲学』
長らく積んでたけど面白い
まだ途中だけど、情動の哲学から心理学、神経生理学まで動員してホラー論を展開してくれていて、哲学入門としても情動論としても読み応えがある
ノエル・キャロル『ホラーの哲学』は論じられているけど、ユージーン・タッカー『哲学の恐怖』などは出て来ない

フィネガンズ・ウェイクの面白さは言語や翻訳そのものの面白さが強いところがあるので、いきなり読んで面白いと感じられるかどうかは保証しづらいけど、柳瀬尚紀の『フィネガン辛航紀』『ジェイムズ・ジョイスの謎を解く』を先に読むのがいいかも
(原文と翻訳を比べるとわかるかもしれない)
あとは鶴岡真弓『聖パトリック祭の夜』(後、改題して平凡社ライブラリー収録)あたりを読んで『ダブリナーズ』か『若い藝術家の肖像』を試しに読んでみるのがいいかも

昨日に続き松岡正剛
本としては全体的に議論が尽くされてないところがあるけど、そんなことより大手拓次論があるのがいい
吉田一穂とか大手拓次、富永太郎、日夏耿之介、塚本邦雄あたりを評価しつつ吉本隆明や吉増剛造には辛口なのもいい
萩原朔太郎にとっての霊感源が大手拓次で、塚本邦雄にとっての杉原一司。改訂版の全集が出てほしい

松岡正剛『存在から存在学へ』
追懐半分で読んだけど色褪せず面白い(まぁラフだけど)
特に「近さ(アンキバシエー)」を巡る議論はケアが好んで論じられる今こそ重要な感じがする
過剰な説明や分析、思考のシステム化や二極化から逃れた先にあって、存在の余裕が生まれるところ、自分でも他人でもない場所
そういう曖昧な領域に自己を放下する、それこそが〈近さ〉の消息。強迫性パーソナリティにとっての生の技法はここにありそう
エロス論に接続しているように、親密圏とも違うこの近さという感覚に倫理が宿っていそう

やっとパラノマサイトクリアした
何とも苦味のあるストーリーだった……

あと2009年に行われたらしい森美術館の展示の図録面白い
スタフォードの医学史関連の本まだ読んでないけど早く読まねば……

めちゃくちゃ体調悪くて寝込んでるうちに届いた本
ニュース見たら松岡正剛の訃報。虫の知らせってやつか

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