『『諸君!』『正論』の研究:保守言論はどう変容してきたか』や『原発とメディア:新聞ジャーナリズム2度目の敗北』でおなじみ、上丸洋一さんの新刊を落掌。『南京事件と新聞報道 記者たちは何を書き、何を書かなかったか』(朝日新聞出版、2023年)。鈴木明『「南京大虐殺」のまぼろし』に登場する新聞記者は事件当時南京にいたのかの検証から始まる冒頭からぐいぐい読ませます。濃厚な労作ですよこれは。売れてほしい本。https://amzn.to/3s1V9FA
@amazon
より
小野田紀美議員にはブロックされているので、ログアウトして見に行った。
もとより小野田の抱懐する「忠誠」などに何の価値もないが、権力の一角を占める国会議員であることを考えるとおっかなくてしょうがないですね。
超歴史的な「卑弥呼の時代から歴史を刻んできた我が国そのもの」なるものが持ち出されているが、この「我が国そのもの」の把握のしかたが非常に興味深い。
明治以降の日本ナショナリズムのクリシェに "寄せよう" としているのだろうが、やはり〈なんちゃって国家主義〉としか言いようのない、安倍時代に国会議員になった連中に共通する浅薄さがある。
けれどもポイントは、例えば「世界最古の国家」とか「卑弥呼の時代から歴史を刻んできた」とかという、人為的に構築されてきた幻想的〈歴史の古さ〉にイカれちゃう憧憬の根強さにある。なので、単純な「復古」としてではなく、今日的にアレンジされたしろものとして整理しておく必要があるように思われ。
産経新聞に載ってるひでえ本の広告をスキャンして蒐集・整理していることには意義があったんだー! 画像は産経新聞2023年8月7日付より採取。「ザ・フナイ」にならぶ『中国経済崩壊宣言』という、信憑性なんてカンケーねえという版元の姿勢(そもそも著者が高橋洋一と石平だし、どうしようもない)
書店店頭で偶然見つけて購入。まだ入手は比較的容易。中野聡『東南アジア占領と日本人』(岩波書店、2012年)
カバー袖の惹句に「アジア・太平洋戦争で「南方占領」にかかわった多くの「日本人」の経験は日本に何をもたらしたのか――占領にともなう「他者」との出会いとそこで露わになった矛盾や限界は「大日本帝国」に変化を迫り、その解体を促進することにもなった」とある。この波及/逆流の関係の把握だいじ
https://amzn.to/47n7uUH @amazonより
親切な編集者の方に恵んでもらった安田浩一さんの『なぜ市民は"座り込む"のか』(朝日新聞出版、2023年)。かのロンパ屋を筆頭に、「座り込み」デマから国際政治学者も吹聴した「中国から工作資金」デマなどなど、主な沖縄関連デマを現地取材で総検証。読みやすいhttps://amzn.to/45kDdE7 @amazon より
編集業。하야카와 타다노리 。『神国日本のトンデモ決戦生活』(合同出版→ちくま文庫)『原発ユートピア日本』(合同出版)『「愛国」の技法』(青弓社)『憎悪の広告』(共著、合同出版)『「日本スゴイ」のディストピア』(青弓社→朝日新聞出版)あり。 真理が我らを自由にする&労働が我らを自由にする。