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お土産にもらった下関の雲丹醤油をおすすめ通り卵かけご飯にかけてみたらすごく美味しかったんだけど、黒米入りごはんに海苔まで乗せたので見た目が地獄のようになってしまった。

カルディで売ってる牛乳で割るタイプの甘くないロイヤルミルクティーの素を買って以来(もう4回は買ってる)、普段より頻繁に牛乳を飲んでいる気がする。カフェオレだとお腹を壊すのにミルクティーは大丈夫なの、なんでだろう。

それを加害者側属性であるイスラエル人の作家が書いたというのも、構造そのものに批評性があるように感じる。先日も「当事者性とは本当は何なのか」という話をしたが、当事者の生の声を拾って、全くの他者が自分の体という器に入れて自分の声として発し、しかし自分は彼/彼女/彼らではない、これは自分の体験ではないと明確に認識している、その矛盾からしか生まれない「回復」があるのではないかと感じる鑑賞体験だった。

ちなみに本上演は2本立てて、このウィサームの物語の他にもうひとつ、パレスチナ人詩人ダーリーン・タートゥールの苦難と彼女を支援する作者エイナット・ヴァイツマンの創作と友情について、もう一度「それを演じる日本人俳優の私」というメタな視点を入れつつ語る一人芝居『I, Dareen T.』も上演されている。『占領の囚人たち』には男性しか出てこず、ある意味では全体の抵抗のためには自らを犠牲にすべきとでも言うような男集団のマッチョさが醸し出されているのに対し(そう言うと怒られるかもだが…)、こちらは何年もたった1人で孤独に闘った女性と、創作を通して彼女に寄り添ったイスラエル人女性、そして演じることを通して彼女たちの連帯に連なろうとする日本人女性という3つの像を重ね、理知と慈しみをもって「傷」と回復を描いているのが良かった。

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『占領の囚人たち』は不当に逮捕・収監されたパレスチナ人が受ける暴力の現実についてイスラエルの作家が描いた戯曲を、日本の演出家が日本の俳優とパレスチナの俳優を使ってメタ視点を入れつつ作るというドキュメンタリー演劇なんだけど、没入させることを前提とした「実話にもとづいたフィクション」や「実話を俳優が演じる映画・演劇」、あるいは客観に徹したノンフィクションの書籍では実現しえない「演劇でやることの意味」が感じられてよかった。

この作品では、現実の囚人たちの証言から編まれたウィサームというパレスチナ人青年が直面する拷問や監禁生活のストーリーをメインの線として引きつつ、そこに「これは日本でボクたちが演じている演劇である」というメタ視点を重ね、パレスチナ人俳優カーメル・バーシャーによる「現実はその程度ではない」というツッコミや解説、俳優たちがパレスチナへ取材に行く寸劇などが入る。

熱演と熱演の間にこの現実への引き戻しが繰り返し挟まれることで醸成されるのは、「他者に"なる"ことはできないが、痛みを共有することで近づくことはできる」という、一歩引いた経験の分かち合いがもたらす身体的・感情的連帯だと思う。冷たい頭で「なれない」を意識することから始まる他者の傷への理解。

いっそ趣味の情報は招待制のdircordサーバーとか作った方がいいような気もする

マストドンはmixiでしかないな、というのが今のところの実感。

hato さんがブースト

MUBIトップに出ていたサムネイルがなんとなく気になってウォッチリストに入れていたFestenを鑑賞。ものすごかった。むちゃくちゃ面白い。デンマークのマナーハウスで開かれる60歳の誕生日パーティをホームビデオみたいな撮影で撮ってる映画がうつしたもの。あらすじも何も読まないでこんなのに当たると興奮する。地獄のジェンガ。

ついったに情報を求めてない人や壁打ち派の人がマストドンに移るかついったをやめてしまって、ついったで情報が受け取れない・広められなくなり、最終的についったも壁打ちプレイスになるという未来が見える。

elk.zone/home/ というのにマストドンを連携させたら、ちょっと使いやすくなったかも

ますとどんって「情報や投稿を見つける」ことに向いてないから、場そのものが浄化されるんじゃなく、結局狭い範囲のゲーテッドコミュニティでミクシィみたいな使い方するだけという印象だな。

ロジャー・イーバートの未公開ドキュメンタリーLife Itselfもずっと見逃したままだったから観ておきたい

Hail Satan? 公開から数年経った今も中絶禁止派の勢いは止まってないし、そういうリプロライツの話+ミサでの裸体の扱い方とかも含め、フェミニズムに関心のある人にも情報が届いてほしかったんだけどなー。私の紹介の仕方が悪くてな……

念には念を入れてこちらでもグレアム君NTLを公開しろの圧を

今年英国のNTLiveで上映されるジェームズ・グレアム作『Best of Enemies』の原作ドキュメンタリーが、9日までMUBIで配信されてます。以前ネトフリで『好敵手:世紀のテレビ討論』という題で配信されていた作品。VPNを使わずに視聴できる貴重な機会だよ! 日本のNTLiveでも上映されるかもしれないし。
mubi.com/films/best-of-enemies

こういう感じでブログを書いていけばいいんだな、普段から……

フロリダ州会議事堂の前で演説する、悪魔の角をつけた怪しい人物。
「サタン万歳! 州知事ありがとう!」

彼は悪魔を崇拝する宗教団体〈サタニック・テンプル〉の信者。公立学校での祈祷行為を認めた州知事を「なら悪魔崇拝の祈祷もできますね」と、讃えに来たのだと言う。

これはおふざけ? それとも危険なカルト集団?

2013年に始まった〈サタニック・テンプル〉の活動は米国各地に広がっていく。反同性愛を掲げる教会への抗議、中絶の権利、信教の自由の主張……あれっ、全然まともな行動ばかり。

そう、彼らは「悪魔崇拝」という形で米国政治を侵食するキリスト教ナショナリズムに抗い、合法的かつ挑戦的に政教分離と自由・平等を訴えていくのだ。

中心となるのは、オクラホマ州から始まった「バフォメット像」設置をめぐる攻防。政教分離の原則に反して「十戒」の記念碑が州会議事堂の敷地内に建てられたため、それに対抗する形で「悪魔崇拝のシンボルも」と建立を申請。当然、保守派は反発。さて、この戦いはどうなるのか……?

彼らが問いかける米国の諸問題は、自民党と旧統一教会、宗教右派の関係が取り沙汰される日本でも決して他人事ではない。刺激的な一作。

『Hail Satan?』(2019)9日まで。
mubi.com/films/hail-satan

と思ったけど貼ってみたら500文字に収まらんわ

せっかく140次制限がないのでこっちにも書いてみよ。

さるすべりさんMUBIに入ってるぽいので、ヘイルサタンとネスト見てほしすぎる

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