下院に戻って(もしくは新しくやってくる)来る民主党の議員、ブルーワーカーから支持されてる叩き上げが多くて、このあたり見てると底力あるんだよなあと思う。この底力が大統領選に活かされなかったのは残念だけど。
若い世代の民主党支持者が、エリザベス・ウォーレンがガザの状況を「ジェノサイドだ」と断言したことに熱烈支持した後に「ハリスは何で追随してくれないんだ」と言ってたのが印象に残ってる。ガザの問題だけでなく組合との連帯や、大企業への対応、貧困層へのアプローチ含め、俺はあの時、エリザベス・ウォーレンが民主党代表として大統領選にでていたらなあ、という気持ちが未だに残ってる。同じ負けるにしても負け方があるよなとは思うんだよね。まあ今更言っても、詮無きことなんだけども。
連邦議会下院は民主党が奪還したんだな。オールレッドは、防がれたわけか。まあ焼け石に水かもしれないけどね。
しかしこれでFTC(連邦取引委員会)のトップのリナ・カーンは、更迭されるんだろうなあ。テック企業にとってやりたい放題の4年間が待ってるわけだわね。そりゃマスクが金配って、ベゾスがワシントン・ポストに圧力かけるわけだ。
こうした状況に晒される女性の人たちがいるのに「トランプヘイター」なんて言葉を使う人がいるのですよね。やり切れないです。
18歳から44歳までは明らかにハリス支持が優勢なのに45歳から64歳までのX世代では極端にトランプ支持が優勢。
日本のネトウヨの年齢分布もこんなんではなかったでしょうか。
バイデンからハリスにチェンジした時、民主党支持者、特に若い人たちがハリスに対して熱狂した理由はガザの問題で政策変更があると思っていたからだ。それは各大学、街角で行われていた抗議の現場を見ていたら誰しもがよくわかる。しかしハリスはほぼそこに関してはノーメッセージだった。米国最大のアラブコミュニテにてイスラエルに対して異を唱え続けている第三の候補、緑の党のステインに、ほぼダブルスコアで負けたことの意味を考えたい。一部データによれば、民主党支持者が想定の2-5%程度近くもハリスに投票していないことの意味をだ。
アンケートデータを見るとハリスが女性であるという部分もあるが、それ以上にイスラエルへの嫌悪感が強烈に横たわっている。アメリカの左派は我々の想像以上に反戦の意思を持っていたということだ。反ユダヤ主義のレッテル貼りされば黙らせることが出来る、というやり口は今の若い世代や左派にはもう通用していないんだろう。
選挙というのは誰かを選ぶ、という行為であると同時に、自分の意思を表明する機会でもある。今回、民主党支持者の中に、トランプのことは関係なく、今の政府の判断にノーを示したかった人たちが投票結果を左右するほどいたんだ、ということを民主党もそして米国内報道機関も見誤っていたのではないか?と俺は感じた
QT: https://fedibird.com/@gaitifuji/113435515728927468 [参照]
これから、いろいろな人がハリスの敗因を語るんだろうけど、俺にはこの結果が、重要に感じたな。トランプに投票する人は、自分の身内が殺されでもしない限り、トランプに投票する人たちだ。問題は民主党支持者だ。米国最大のアラブコミュニティとされ、長年民主党の基盤であった、組合の街、ミシガン州ディアボーン地区の結果がこれだ。
“これはアメリカの戦争です。私たちはこの戦争の責任者であり、瞬きする間も惜しんでこの戦争を止めることができるのです”
こう唱える緑の党のスタイン候補にハリス候補を遥かに超える票が入った地域もあるようです。
他人をトランスヘイター扱いしておいて
「トランス女性は女性です。女性専用スペースを利用できるのは当たり前だし女性スポーツに参加させるのも当たり前です。女性政治家として選挙に出られるのも当たり前です。でなければトランス差別です。」
ときちんと言えない人は、その人自身がトランスヘイター呼ばわりされても仕方ないですよ?
でなければただの二枚舌ですよね。
笙野頼子さん、J.K.ローリングさんに賛同しています。