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岩波『世界』2023.5髙山佳奈子「「日本学術会議法」改正案批判」
たいへん勉強になったけど、統一教会関係の推測だけはいただけない

"哲学委員会所属であった芦名定道教授にいたっては、「学者の会」と「立憲デモクラシー」のいずれの呼びかけ人でもなく、特定の政策に反対する論陣を張ったことはなく、街頭スピーチ活動の展開もなく、専門分野は「宗教哲学」(キリスト教思想)である。芦名教授を排除する意味がわからない。 "
"考えた末の筆者の仮説は、「旧統一教会にとって最も不都合な者が拒否された」である。 "

う、うーん…
根拠が"任命拒否のあった菅内閣以降、三人の担当大臣が連続して旧統一教会との関係を有する者だった"だけじゃなぁ……

はなかさ さんがブースト

今回の事件について言うワケではないが、「いかなる場合でも暴力は許されない」と無邪気に言っていられないくらいひどい政治状況はあり得るんだよな。人間を平気で殺すような体制で、かつ平和的手段での変革が望み得なくなったとき、最後は暴力に頼るしかなくなるという事態はふつうに想定できるし、歴史上にもそうして倒れた政体はいくらでもある。
そうなりたくなければ少しは市民の生活考えろよクソどもが

『性のあり方の多様性 』原ミナ汰「当事者の抱える事情と相談対応電話相談に寄せられる性的指向、性自認の悩みを解消するには」

"一般社会では、「性同一性障害や同性愛の人が悩んでいる」というと、それは「性の悩み」であり、「自己受容できない個人の悩み」とみなす固定観念があり、(中略)実際の現場では、相談内容の 8 割が人間関係の悩みを訴えており、その多くは、顔の見える集団や組織内で発生する「メゾ領域の悩み」である。"

"メゾ領域で生じる悩みの内容は以下の三つに大別できる: "
"a)家庭、学校、職場における対人関係の悩みや地域社会との軋轢 "
"b)マイノリティ・ストレス
⇒ 社会が貼った「性的マイノリティ」という負のレッテル(スティグマ・烙印)を剥がすのは難しいので、個人としてどこかで取り返そう、埋め合わせしようとする。一見心配なさそうな「代償的ガンバリ」や「恒久的なムリ」で心が弾力を失うと、うつ病や希死念慮をもたらす。"
"c)制度上のバリア(障壁)や不利益
⇒ 国の政策上、数に入っていない「想定外の存在」。"

議論すべきは、ここいらだよなあ。トイレとか風呂ではなく

まあ、ツケというか、日本は責任をとることを拒み続けている、どころか歴史を否定し続けているので、現在進行形なのだが

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戦争責任をきちんととってこなかったツケ、ってやつを払わされているんだなぁ、と

"一九六五年に締結された日韓基本条約によって、韓国政府は日本から得られる経済協力の代わりに、日本に対する植民地期・戦時下の一切の賠償に対する請求を取り下げた。韓国国民は朴正煕大統領の下で、この条約に怒りを表出することが封じられ、不満が溜まっていった。対する日本でも、こうした戦争責任の政治的決着に道徳的負債感を持つ人々が一定数存在し、歴史認識の問題がくすぶっていた。
このような日韓関係に統一教会を理解する鍵があるのと同時に、統一教会の問題を解決する困難さも内在している。"
櫻井義秀『統一教会──性・カネ・恨から実像に迫る』

荻野美穂『女のからだフェミニズム以後』からの孫引きだが、とても良い言葉なので

「優生保護法改悪の中心になっている人たちは、一方で軍拡と憲法改悪の熱心な推進者である。「生命尊重」といいながら、同時に人間の生命を大量に虐殺する軍備を増強せよと主張する人たちに、私たちはかつて、「産めよふやせよ」と侵略戦争にかりたてた人たちの姿を思い出す」
(婦人協同法律事務所編著『いまなぜ優生保護法改悪か』一九八三年、一二~一三頁)。

はなかさ さんがブースト

本日午後の参議院本会議において2023年度予算案が可決・成立しました。社民党はこの予算案に反対しました。

防衛費の「異次元の」増大かつ予算単年度主義に反する5年積立を含む114兆円の予算です。他方で社会保障や教育といった暮らしに直結する分野には光が当たらない予算となっています。コロナ禍・物価高・円安で傷ついた生活と産業への手厚い支援こそ必要です。
#社民党がいます #2023年度予算案

【党首臨時記者会見動画はこちら】
YouTube版
youtu.be/zaDXi46J1LA

南北戦争前、奴隷制度を支持する主要なスポークスマンのひとりだったジェイムズ・ヘンリー・ハモンドの言葉
"「すべての社会制度において、単純労働をする階級が存在しなければならない。日々の単調でつまらない仕事を行うその階級には、低水準の知性とわずかな技術があればいい。必要なのは、生命力と従順さと忠実さだ。こうした階級がなければならない。そうしなければ、進歩や文明や洗練をもたらす別の階級を生み出すことができない」"
『14 歳から考えたいアメリカの奴隷制度』Chapter 3 奴隷としての労働

斎藤貴男氏が教育課程審議会会長だった故・三浦朱門から引き出した言葉を思い出すなあ

三浦「限りなくできない非才、無才には、せめて実直な精神だけを養っておいてもらえればいいんです」
三浦「それが「ゆとり教育」の本当の目的。エリート教育とは言いにくい時代だから、回りくどく言っただけの話だ」

こうした意識は、現代の外国人労働者の使い捨て政策にも引き継がれてるんでしょうなあ

はなかさ さんがブースト

「現代思想」4月号「カルト化する教育」今日発売です!

 私は教育社会学者の大内裕和さんとの討議「新自由主義下の教育とイデオロギー」に参加しました。

 長期・中期・短期のスパンで日本の教育制度と新自由主義下での「行き詰まり」。

 1979年から始動するサントリー財団を中心とした文化ヘゲモニー闘争とその結末。

 「スキゾ・キッズ」たちのポストモダニズムとマジョリティの価値観を内面化した高学歴男性の「ネトウヨ」化。

 そして21世紀ファシズムの危機とそれに対する対抗戦略など、

 多様な論点がとりあげられています。ご関心の或る方はぜひご笑覧下さい。

『朝日キーワード 2024』の「国産ワクチン開発の司令塔「SCARDA」発足」についての記述

"海外と比べて支援の規模も見劣りする。"
"米国は新型コロナの流行初期に、当時のトランプ政権が「ワープスピード作戦」を掲げ、有望なワクチン候補に1兆円規模の資金を投じた。"

"利益をすぐには生み出しにくい感染症分野の開発は、公的な支援に頼らざるを得ない側面があり、日本でも支援のあり方が問われている。"

これってたぶんワクチン開発に限った話じゃなくて、日本の知のあり方……というか、日本政府の公的支出のあり方が問われているんだと思う

新自由主義的に大切なもんをいろいろ切り捨ててきた結果のひとつが、今回の国産ワクチン開発の遅れだったんだ

はなかさ さんがブースト

高麗博物館が発行している『高麗博物館 会報』第63号に『宗教二世として』という短いエッセイを書かせていただきました。

高麗博物館には許可を得て公開させていただきます。

他にも会報誌の記事はとても充実していますので、足を運んで現物を手に取っていただければと思います。

戦前・戦後に活躍した右翼・福田素顕(福田狂二)の話

"「皇道」では、軍国主義を嫌う占領軍から許可が下りない。しかし、「防共」ならば、資本主義社会の擁護にもつながるので、占領軍も認めざるを得ない、というのが素顕の見立てだった。"
安田浩一『「右翼」の戦後史』

昨今の報道にもあるように、統一教会が反共を掲げたそもそもは権力にすり寄るためだったが、日本右翼も「防共」を隠れ蓑にしていたのですな

はなかさ さんがブースト

共産党、というか左側の「センス」の問題だが、自民党の政策だと偽って共産党の政策を出すと全く批判されずむしろ歓迎されるという有名な実験でも見られるように、単純に左派に対するイメージが悪すぎることが主たる原因のように思う。SEALDSにせよその他の運動体にせよ、「お洒落」かどうかは別として極端にセンスが古くさいわけではない(無論保守同様に旧態依然とした人たちも居るが)。

フェミニズムにせよLGBTQ運動にせよそうだが、「極端な活動家がイメージを悪くしている」ことが支持されない原因なのではなく、そもそも大衆の側に「左翼的なものを支持したくない」強い動機があり、その理由付けを探されているという方が実態に即していると思う。

だいたい麻生太郎とか安倍晋三とか高市早苗を「極右政治家」と言わないのが日本のメディアなんだから、政治そのものに対する忌避感情をさしおいても、大衆のポジティブイメージが「右寄り」なのは当然っちゃ当然である。アメリカで例えるならマスコミから一切批判されないトランプが権力を持ち続けてるようなもので、銃大国のかの国で同じことをやったら少数派に対するジェノサイドが続発するはず。

はなかさ さんがブースト

私の勤める会社は経団連で、連合系の労働組合なんですけど、給料上がりましたよ。過去30年で最大のベアだってさ。でも手放しで喜ぶ気にはなれない。これって岸田のおかげってことになるんですか?やっぱり自民頼りになるぅ〜って投票する人がいるのかしら。給料上がったところで自民政権のままじゃ企業優遇政策で労働者の権利は奪われていく一方だと思うのに。政治を大企業のものにしちゃダメだ。労働者の代表を選挙で選びましょ。

はなかさ さんがブースト

福島の原発事故も安倍晋三の暗殺も新型コロナの蔓延もウクライナ侵略も、出来事そのものの大きさは気が遠くなるほどなのに、日本社会全般がその「大きさ」自体に畏れを抱き、結果として「正しい」方向へとわずかながらも舵を切る……という転換自体はついに起こらないのではないか、という疑念が雲のように湧き上がってくる。

これほどのことが現実に起こったのに、やってることは老朽原発の延命と、茶番の極限たる「コクソー」、そして挙句の果てに「必勝しゃもじ」と軍事国家への転換、まともなコロナ対策も遂に無し……。どうかしてる、絶対。

奴隷貿易のためにヨーロッパ人と協働したアフリカ人支配者がいた、という話。日本人の姿と重ならなくもない

"アフリカ人支配者のなかにはヨーロッパ人と交渉をして、貿易に税をかけたり、奴隷との交換に自分が欲しいものを主張したり、贈り物を要求したりする者もいました。"
"こうした支配者たちは、自分をアフリカ人あるいは黒人とはとらえておらず、あくまである村、あるいは、ある部族の一員だと考えていました。"
"そのため、他の部族の捕囚に対して、仲間意識や絆を感じなかったようです。"
ヘザー・アンドレアウィリアムズ『14 歳から考えたいアメリカの奴隷制度』

はなかさ さんがブースト

こちらのツイート: 

🐦
アラクマ @knuuyy

「兄の名は、ジェシカ」少し読んだ。トランスジェンダーの姉!のカミングアウトで混乱&拒絶する家族が弟の目線から描かれている。タイトルのミスジェンダリングぶりから察してはいたが、40ページほどで既に耐えられない。2020年代にこんなもんよくも読書感想文の課題図書なんかにしやがったな(以下罵倒

11:44 pm · 15 Mar 2023
twitter.com/knuuyy/status/1636

で言及されている書籍を見落としていたので、何がどうなっているのかと調べたら、この書籍についてはかなり典型的にダメな経緯(トランスフォビアを指摘されて闇落ち)をたどった作家さんらしい。

↓ 🐦 🧵

twitter.com/mimmymum/status/12

というか、あすなろ書房さんは出版社として当然この騒ぎは分かった上で青少年向けとして翻訳出版したということなのだろうか…

はなかさ さんがブースト

なぜいま学術会議法改定 隠岐さや香さん+木村草太さん 池田香代子の世界を変える100人の働き人81人目+α
youtu.be/DDI1PjDBvzY
お話の機会をいただきました。
法案は現時点でまだ提出されたという情報はありません。三月中旬が最終締切だそうです。引き続き注視していきます。

はなかさ さんがブースト

いたいた。シャラップシャラップドントラフおじさん。

ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8

シャラップ上田氏はその後勲章をもらったそうな。めでたしめでたし。

はなかさ さんがブースト

この国ではてめえらの都合で、科学的データに反し、マスクをつけさせにくくすることを、生徒「個人の主体的な選択」の「尊重」と言い、それを大人が子どもに教えるわけでしょう?怒りを禁じ得ないんだけど。

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