渋谷区の美竹公園再開発、今、毛布など取り上げてまさに強制排除を行っているそう。この寒さにだよ!? それで「再開発」って商業施設作って「排除ベンチ」置いて、野宿者には福祉を案内していますっていう実情が⬇で、まじで渋谷区日本の縮図じゃん。怒りに震える。電話してもつながらない(混雑で)。行けないので今日はメール作って送る。明日も空いた時間に電話する。
https://nojiren.wixsite.com/index/post/2022年10月25日の美竹公園強制封鎖に関する抗議と要求の声明?s=09
マストドンの投稿で、ツイッター見なくなったら憎悪の応酬を見なくてよくなり、心の健康度が上がった、という書き込みを複数見かけます。
黙ってましたが言わせてもらうと、それはあなたがマジョリティだからです。
「論破」について考えながら、岩波『世界』9月号の小田中直樹「歴史学(者)の役割とはなにか」の最後の方(ステファン・ベルガーについての説明があるあたりからラストまで)を読み返してたら、倉橋耕平『歴史修正主義とサブカルチャー』や呉座勇一氏と百田『日本国紀』のこととかが頭に浮かんできまして
とりあえず現段階での自分の理解をメモがわりに
倉橋→歴史修正主義(「論破」を目的)はアカデミズムとは知のあり方が違うよ!歴史修正主義者を「論破」しても、それは彼らの土俵に乗ることになるよ!
呉座→百田『日本国紀』を「論破」しまくる→その後、別件でやべえ人だと明らかに
ステファン・ベルガー→右翼ポピュリストとは闘技的なコミュニケーションをとりかわすべきだよ!闘技的~は「論破」とは違い、対話を続けようとする意思が存在するよ!ただし闘争相手とはコンセンサスに至ることを目的としてないよ!
小田中→熟議的コミュニケーション(コンセンサスに至ることを目的)を諦めちゃダメだよ!
昨日の杉田水脈氏の更迭を求める緊急集会。直前の告知でしたが多くの方が参加。LGBTQ+だけでなく在日コリアン4世の大学生やアイヌ女性会議等のメッセージも。BuzzFeedの取材を受けました「松岡宗嗣さんは、『これは杉田氏本人の問題でもあるが、やはり政権の問題だと強く訴えるべき』と言い、岸田政権の任命責任が問われていると指摘」「上辺だけの謝罪・撤回を重ねているだけで、政治家としての説明責任も果たしておらず(略)やはり更迭すべきと言えるはずです」「『杉田氏ばかり追及し続けても根本の問題を解決しない』と考える人もいるかもしれません(略)杉田氏を更迭することすらできないような政権が、ジェンダー平等や性的マイノリティの権利を保障する政策を進められるはずがありません」「だからこそ、これは政権の問題だと強く声を上げていく必要がある」
https://www.buzzfeed.com/jp/saoriibuki/sugita-mio-protest-20221210?utm_source=dynamic&utm_campaign=bfsharetwitter
3月のこの記事を思い出すなど
"資料は陸自の今後の取り組みを紹介するもので、陸上幕僚監部が作成。反戦デモやテロが、武力攻撃に至らない手段で自らの主張を相手に強要する「グレーゾーン」事態に当たるとしていた"
https://nordot.app/881831378415665152?c=39550187727945729
ちなみにもっと物騒な話もあって、ドイツで鉄道建設ブームの際に、車輪などを製造して儲けた事業者が、ドイツに一通り鉄道ができてしまったらどうしたかというと――大砲製造業に新天地を見出したのでした。クルップっていう会社なんですけど。
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単純な話、植民地に鉄道を建設すれば、建設業者や機械メーカーは儲かります。イギリスでは19世紀中盤の鉄道熱で路線が一気に整備されますが、一通り建設し終わって仕事が減った建設や機械の事業者が次に目を付けたのが、植民地インドの鉄道建設事業だったのです。
ではインド市場も鉄道がそこそこ出来たらどうするか? そこで注目された鉄道資材輸出先の新市場が、わが日本でした。この辺の話は中村尚史先生の『海をわたる機関車』をご参照ください。
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ところで、日本の鉄道史では、植民地へのインフラ投資の研究はかなりされています。で、私が思うに、その成果を踏まえつつ、「日本は植民地に鉄道を建設した!いいことをした!」という歴史修正主義的妄言が、どこでどう生まれどう育ってきたか、ということも研究した方がいいんじゃないかと。
これは日本に限らない話ですが、植民地に鉄道を建設するというのは、慈善事業でもなんでもなくて、一大ビジネスチャンスという面があります。植民地を開発する、あるいは守るために鉄道投資をすることは、宗主国にとって意義が大きいことでした。
この辺の話は、『鉄路17万マイルの興亡 鉄道からみた帝国主義』などが参考になります。
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中学公民教科書に現れる「日本文化」が、なんというか……
帝国書院より
"日本の文化独特の自然への豊かな感受性が育まれてきました"
"日本の昔話や童謡には, 美しい山や川, そこに見られる動植物, 田畑, かやぶき屋根の農家など, 自然と人間の生活とが調和した光景が描かれています"
"自然豊かな日本の情景は、時が変わっても小説や映画, アニメーションなどに引き続き取り入れられています"
"自然を楽しむ習慣が続いています"
"稲作は, (中略)自然と調和していくことが大切です"
"自然と人間の調和や均衡を考えた生活様式は, 日本の文化の特徴の一つです"
"外来文化を受け入れる姿勢, 自然をめでる心 稲作中心の文化などが合わさって, 日本人の 「助け合い」や「和」の精神,「勤勉な気質」が育まれたともいわれています"
日本人は自然が好き……というより「日本人は自然が好きな「日本人」が好き」という感じががが
教科書執筆者というより新教育基本法の問題なんやろうが
本の引用が多い……かな?