ランガスタラムの展開に触れています。
結局はお兄さんの殺害を支持したのはプレジデントではなく味方だったはずの州議員の方で、理由はお兄さんが付き合っている女性は議員の娘で、カーストが低い男が娘と付き合うのは許せんという議員の差別意識が元だった。プレジデントとの抗争を支援する進歩的な意識の高い議員が、実は社会に蔓延っている差別には無自覚というか、いざ自分の身になると拒否感があるというのを描いている点で、そこはなかなか複雑さを描こうとしているように感じた。
ラーマラクシュミが女だてらに借金の不正を訴えるのを馬鹿にされたり、チッティがどこカーストだよ?って言われたりする場面は、後半への伏線だったのかもな。
チッティが前半はおちゃらけで、後半は議員の回復を待ってから復讐を遂げようと、淡々と待つ展開は、テルグ映画の主人公の人が変わったようになるお決まりの展開を見せてくれていて面白い。
#2024年映画感想