やっぱ「女性差別」の難しさって、「女性差別が社会構造に深く組み込まれていることで差別していることが意識できなくなる」ってのもあると思うんだよな〜。
分かりやすい就職差別とかセクハラとかそういうものに反対するのは比較的簡単なんだよ。わかりやすいから。でも、「女の(無償・低賃金の)労働によって社会が回るようにできている」ということ、多くの人が「女はケアが得意である(簡単にできる)と無意識に思い込んでしまっている」ということ、「女の言うことはマトモに取り合ってもらえない」ということ、そういうことの積み重ねについては、まあまあ性差別に意識的な男性でも見落としがち。
そして、それを指摘されると「俺のことをマトモな男認定しないなんてどういうことだぁぁぁ!!!」と言わんばかりにバグるパターン、そろそろ見飽きてきたね。
アビゲイル・シュライアー『トランスジェンダーになりたい少女たち』を読んで。
「ヘイト本」だと言われて大炎上していたけど、この内容でなんであんなに批判されたのか???と不思議。
著者は、トランスジェンダーの存在を否定しているわけでもないし、当事者に配慮した表現を心がけてもいるように感じた。そもそも、この本で扱われているのは「SNSや教育・医療関係者の言葉のせいで自分の生きづらさを性別違和だと勘違いしてしまっているかもしれない少女たち」なわけだし、脱トランスした当事者たちが存在していることも事実。
思春期の少女たちの間で"だけ"、トランスジェンダー自認が急増しているという現実を受けて取材した内容で、長年「性同一性障害」の患者を看てきた医師、現在「ジェンダー肯定医療」に携わっている医師の話なども紹介されているので、一読の価値はあると思う。
シュライアーの結論には、母性信仰っぽさが強く感じられるから、そこには賛同できないけれど、この本は"ジャーナリストによるルポ"の性格が強いので、「結論」に賛同できなくても、それ以外の部分から学べることはあるし、「結論」を理由に本そのものを全否定する態度はSNSの悪影響という感じがする。
『デッドプール&ウルヴァリン』観てきた。
情報量が多くて少し疲れたけど、良かったよ。(ネタバレ回避で言えることがこのくらいしかない)
https://www.asahi.com/articles/ASS7M3GD3S7MPTIL00TM.html
ツイッターでシェアしたんだが、あっちはシャドウバンとやらになってるかもしれないので、みんながリンクをコピーして広めてくれ。
"女性の代理人を務めた向井大輔弁護士は判決について、「同意のない性交が不法行為に当たることは当然だが、相手に好意があると避妊しないことに強くあらがうことは難しく、裁判まで起こさない人は多い。泣き寝入りする人の被害回復に道を開く判断だ」と話した。"
https://president.jp/articles/-/83917
都知事選に関する記事で、個人的には一番バランス良い気がする。
https://fedibird.com/@gohstofcain/112796132726363157
本当はもっと言いたいことがあるんだが、終わらなくなるので、かなり短めにまとめたつもり。
今回の写真も我ながらいい感じだ。誰も褒めてくれないから自分で褒めておく。 [参照]
https://keroldanvers.theletter.jp/posts/6f770760-4299-11ef-8703-73aaa09f1656
ホルガ村カエル通信を配信しました。
おすすめコンテンツ、『燕は戻ってこない』と『夏物語』という生殖補助医療にまつわる小説を2つ合わせて読んでみてほしい…という話〜。よろしくです!
おすすめコンテンツ紹介としては最長だと思う4700字です。
https://fedibird.com/@gohstofcain/112777835864930519
いま、ふと思ったんだけど、「左翼感じ悪い」に「じゃあ、どうしろっていうんだ!」って感じに怒っている人には男性が多いように見受けられるんだけど、女性の方が「相手から過剰に優しさなどを期待された揚げ句、相手の期待に添えなかったことで理不尽なジャッジを受ける」という経験に慣れてる、というのがあるかもしれない。 [参照]
名前はカインと読んでください。ヘビメタ好きのカエルの妖精。ドイツ語を偏愛する軽めの語学好き。映画(主にMCU)も好き。海外ドラマもちょっと。
個人ニュースレターとかnoteとか雑文を書くのが趣味です。