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有名な水蜜桃をむさぼるシーンより、目に入ったゴミを舌で舐めとるシーンより、蕎麦をわしゃわしゃかき込むシーンのほうがそそられた。

…こんな感想では、観てない人には「どんな映画だよ」だろうが、3回観たって「どんな映画だよ」である。

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運良く「ツィゴイネルワイゼン」(鈴木清順)を映画館で観ることができたんだけど、出てくるみなさんが記憶にあったより数倍も旺盛に飲み食いするので、空腹が強まり難儀した。そして実際、ふたつ離れた席から腹の鳴る音が聞えた。無理もない。

クロネコヤマトで発送した荷物の到着日時を変更したら、確認画面がよかった。あとは任せた。

ツイッター見にいったら20秒でこんなニュースを知った:

www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/2

全原稿は平山三郎が製本して手元に置いていたと思ってた。抜けがあったのね。

以前、吉備路文学館でその分厚い製本版が展示されており、最初の最初、「特別阿房列車」の原稿1枚めを見たことがある。
なんの突っかかりもなくすらすら進むあの書き出しに続く部分が、何行にも渡る抹消と欄外の加筆を経てできあがっていたのがわかり、原稿用紙に手書きの時代でよかったと思った。

福尾匠からさかのぼってリュウジのレシピにいたり晩ごはんになる、生活がサーフィン

tfukuo.com/2023/12/13/231212/

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ツイッターをあんまり見なくなったせいでこんな番組にも気付かず、放送中は水炊きをグツグツしていた。

nhk.jp/p/professional/ts/8X88Z

水炊きはおいしかった。

相当な怪作・奇作としての「窓ぎわのトットちゃん」評をいくつか見かけ、観に行くべきか…という気持になっている。

ブログを書いた。第15章。ピンチョン判事が再登場して、過去の確執がちょっとだけわかる。隠された財産? でも気になるのは過剰すぎる地の文だった。ここまでの進捗は212/283ページ。

(47)ホーソーン「七破風の屋敷」を読んでみる [15]:
outofthekitchen.blog47.fc2.com

小学館の『はじめての絵画』なる図鑑をネットで知って、甥&姪に贈るのにどうだろうと思ったが、実物を見ずに注文するのは怖い。それで丸善まで行くと、ちゃんと手に取れるよう棚にサンプルが用意してあった。

開いたページがベラスケスの「侍女たち」で、“この部屋の主役はだれ? 考えてみよう!”
次のページに絵の中の鏡の説明・描かれた部屋を上から見おろした人物配置図があって、“この絵を見る人は鏡の中の王・王妃と同じ位置に立っていることになるんだ”などと解説してある。
プレゼントする前にわたしがほしくなった。

『小学館の図鑑NEOアート 図解 はじめての絵画』
shogakukan.co.jp/books/0921726

穏やかに晴れて、しかしなんだか頭の働かない日だった。さっき「そんなはずないよな」と思いながらいちおう気象アプリを見たら、一日じゅう天気痛の警報が出ていた。もう365日が天気痛だといわれても信じる。

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音声がぎりぎり聞き取れるかどうかというボリュームで映画を観ていると、「イライラが募る」あまり「眠くなる」、という自分の特性に気付いた。べつに気付かないままでもよかった。

なんでそんな状態で観たかというと、うちのSONY製テレビの音量バランスがおかしいせい。人の声は妙に小さいくせに、効果音とBGMはやたら大きくなる。
このテレビと「どぶ鼠作戦」(岡本喜八)の組み合わせは最悪で、たぶんもとの音声もよくないんだと思う。セリフが聞きとりにくくてボリュームを上げると爆発音で返り討ちにあう。下げると聞こえなくて筋がわからなくなる。イライラだけでなく悲しくなった末に寝ていた。PCで観直そう…

ブログを書いた。第十四章。これまででいちばんまぬけな場面のあとにいちばん切実な訴えが続くので、感想を書くのも忙しい。ここまでの進捗は196/283ページ。

(46)ホーソーン「七破風の屋敷」を読んでみる [14]:
outofthekitchen.blog47.fc2.com

hontoがもうすぐサービスを終了するとのことで、目下わたしが確認しないといけないのは「ほしい本」が後継のどこかのサービスに引き継がれるのかどうか。
あの中にリストを上限の10本作り、分類・登録して“(当然ぜんぶ買えるわけも読めるわけもないけど)いつか読んでみたい本の目録”として使っていた。

確認して「引き継がれない」とわかったら(十中八九そうなる気がする)あれをどこにどうやって移せばいいんだ。すでに気が重くて確認したくない。

甥と姪へのお年玉を前回はいくらずつにしたんだっけ、という重大な問題に確実な答えを見出せるという点だけでも家計簿つけるのには意味があった

ブログを書いた。第十三章。ホールグレーヴが書いたことになっている作中作は、ピンチョン家をめぐる荒唐無稽な伝奇物語だった。では本篇はそうじゃなかったかと考え直すと、区別したのが謎に思えてくる。ここまでの進捗は185/283ページ。

(45)ホーソーン「七破風の屋敷」を読んでみる [13]:
outofthekitchen.blog47.fc2.com

もしかして、とTwilogを検索すると1年半前に目次が発表されたとき「この教科書を買いたい」とツイートしており、もしかしてどころではなかった。

もとの目的を見失ったが、わたし「地球から来た男」にはかなりうるさいんですよ…(文字通りの意味で)

outofthekitchen.blog47.fc2.com

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明治書院の高校国語(文学国語とかいう)教科書には星新一「地球から来た男」が収録されているとの情報を見かけ、たしかめにいくと、目を疑うような目次だった。乱歩に百閒(「山東京伝」!)、塚本邦雄…

meijishoin.co.jp/book/b605080.

評論ともども、下にある3年用もすごい。呉明益と斉藤斎藤と「苦海浄土」を1冊に収めるアンソロジーがほかにあるだろうか。

ほんと何もかもうまくいかない一日だったが、日中の気圧がずっとおかしかったといま知って救われた気分。わたしの11月24日はこれからだ。

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