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『ヒトナー』で思い出したが、以前創作の講義を受け持ったとき、ネズミがコンビニに忍び込む様子をネズミ主観で書く課題を出したら、「ずるむけ共が、また動かん飯を置いていったぞ」という書き出しで始めた人がいて素晴らしかったな。今でも忘れられない。

そういえばチクタク×10に、〈芸術(アート)〉という呼び方はふさわしくないから、〈ボン〉に変えたの、と言いだす人が出てきて笑ったな。るん(笑)やないか。

広瀬大志さんの詩でしか掻き立てられない心の領域があるんです。

「死んでるのか?」「それ以上よ」

広瀬大志さんが、詩集『毒猫』で西脇順三郎賞を授賞されたとのことです。〝いまあなたはこの詩を読みはじめたわけでしょう でもいまこの詩から目を離したら死ぬかもしれない〟からいまも目を離せないままでいる詩集です。おめでとうございます!

『本の雑誌』2024年 2月号、大森望さんの「新刊めったくたガイド」がWebでも公開されています。『奏で手のヌフレツン』を取り上げていただきました。

webdoku.jp/mettakuta/omori_noz

『紙魚の手帖 Vol.15』の書評コーナーで、渡邊利道さんが『奏で手のヌフレツン』を取り上げてくださいました。エドワード・ケアリーさんのエッセイや、今月末に『射手座の香る夏』を刊行する松樹凛さんのインタビュー、4冠となったサマンサ・ミルズの衝撃作「ラビット・テスト」などから読んでいます。

たくさん書き写したので、いくつか引用します。
〝人間には人間が必要だ。恨むために、欲望するために、打ち明けるために。〟
〝私、子ども産みに行くから。そう留守電を残すと、今この瞬間、私は自分の人生の中でいちばん独立しているという気分になった。〟
〝あー、痛い! すごく痛い! ママ! ママ! 子どもはすがるように母親を呼んだ。この子が呼んでいる「ママ」というのはほんとに私のことなのか? または、悲鳴の代わりに叫んでいるだけの言葉なの?〟

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チョン・イヒョン著 斎藤真理子訳『優しい暴力の時代』(河出文庫)を頂きました。単行本で読みましたが、優しい暴力の時代を生きる市井の人々を描いた粒ぞろいの作品集ですばらしいです。作者唯一の自伝的作品という「三豊百貨店」はとりわけ忘れがたい。

『SFが読みたい! 2024年版』の「2024年のわたし」に寄稿しています。海外編の訳者インタビューに、プリーストの名前が出てくるのが胸にきますね。邦訳作品全レビューも嬉しい。

トイレを素手で掃除する近未来の日本なら小説に書いたことがある。

今回はシューマイ形だったが、やはり味はサモサそのもので美味しかった。

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この前夕食のお皿に、スパイシーな香りが漂う甘食みたいな形の初めて見る食べ物がのっており、なんだろうとおもったら、サモサそのものの味がしてすごく美味しかった。ポテトやチーズにクミンをたっぷり使った具を餃子の皮二枚で挟んで焼いたらしい。

酉島伝法 さんがブースト

《投票のお願い》
選挙ではありませんよ!文学賞への参加のお願いです。
10年続いたTwitter文学賞を継承して生まれた「みんなのつぶやき文学賞」、端っこ集計員としてお手伝いしています。
今年で第4回!👏
第3回まではTwitterからしか投票できませんでしたが、SNS多様化を受けて今年から投票方式を一新、
”SNSアカウントを持っていない人でも投票できます!”
【リンク先からフォーム記入】
tbaward.jp/4th_2023/

もう一回言っておこうっと。
”SNSアカウントを持っていない人でも投票できます!”
【Googleフォーム記入です】
tbaward.jp/4th_2023/

こういう文学賞の類いってどうしても敷居が高く感じてしまいますが(読んだ冊数とか、読書好き的な肩書きとかね)、この賞のマインドはシンプルです。2023年あなたのオンリーワン小説に1票を!ふだんは読まないけど、たまたま読んだ1冊が面白かった!――これもまたよし、投票してください、以上!
【2024年2月4日(日)23:59〆切】です!

日本経済新聞のコラム「半歩遅れの読書術」では、大森望さんが〝名前だけでも覚えてほしい作家〟として取り上げてくださいました。筆名の注意喚起までありがとうございます…。
nikkei.com/article/DGKKZO77984

今日(1月27日)の朝日新聞土曜版「be」に、「好書好日」で朝宮運河さんに『奏で手のヌフレツン』についてインタビューいただいた記事が転載されています。web版はこちら。asahi.com/articles/DA3S1584725

解説でも触れられていますが、「イングリッシュ・ペイシェント」を編集したウォルター・マーチとオンダーチェの交流から生まれた本『映画もまた編集である――ウォルター・マーチとの対話』は、制作秘話から創作の真髄に迫るような本で、こちらも素晴らしいんです。

例えば、「オール・ザ・キングスメン」がテスト上映の観客の反応が悪すぎてお蔵入りになりかけたとき、自暴自棄になった監督がシーンの核を残して前後を切り落とし繋ぎ直すように言って縮めたら、エキサイティングなまでに混沌としたモンタージュ的な作品に生まれ変わっていた(その結果アカデミー賞作品賞を受賞)というような逸話がいろいろ語られているのです。

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マイケル・オンダーチェ著 土屋政雄訳『イギリス人の患者』(創元文芸文庫)をいただきました。映画「イングリッシュ・ペイシェント」の原作ですが、解説で石川美南さんが書かれているように、全く別の作品と言えるほど趣が異なり、錯綜するエピソードや散文詩的な細部が素晴らしいです。火傷で顔も名前も失った男の存在は、姿の見えない小説ではより謎めいて感じられる。

ギフトとしてよく贈られているらしい。だいじょうぶですか。

随分前に、イギリスの蚤の市でいい写真のポストカードを見つけ(1904年に送られたもの)、この舞台女優のHilda Trevelyanが出演していると知って初めて「三十九夜」を見たのだった。下宿屋のおかみを演じていた。

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カバー下などもゴーリーづくしですばらしい。
解説:戸川安宣 濱中利信、企画編集: ㈱みにさん・田中優子事務所、装幀:岡本洋平(岡本デザイン室)

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