本の山を片付けて久々に現れた棚から『知識の泉』(同朋舎出版)という凄いシリーズが数冊出てきた。特殊加工を駆使したり現物を添えたり、ととにかく凝っていて、本の形をした博物館という感じで楽しい。
全巻買っておかなかったことが悔やまれる。
広瀬大志さんから最新詩集『毒猫』をお送りいただきました。広瀬さんの詩でしか掻き立てられない心の領域があって、今回もざわつかされました。特に「毒詩時」には、戦慄しながら妙な笑い声が。〝いまあなたはこの詩を読みはじめたわけでしょう でもいまこの詩から目を離したら死ぬかもしれない〟
『現代詩手帖7月号』の夏の作品特集「幻想とポエジー」に、「転轍機」という幻想詩を寄稿しています(6月28日頃発売)。
http://www.shichosha.co.jp/gendaishitecho/item_3057.html
とりしまです。Dempow Torishima 絵と小説をかきます。最新刊は長編『奏で手のヌフレツン』。著書に『皆勤の徒』(英訳版、仏訳版も)『宿借りの星』『オクトローグ』『るん(笑)』、高山羽根子さんと倉田タカシさんとの共著『旅書簡集ゆきあってしあさって』。SFマガジンで「幻視百景」連載中。