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ケアリーさんとは互いに絵を描いて送り合ったことがあるのですが、『皆勤の徒』の社長を描いてくれて感激しました。もう一枚は『肺都』の挿絵。

エドワード・ケアリー著 古屋美登里訳『B:鉛筆と私の500日』(東京創元社 7月18日頃発売)をお送りいただいて大躍りしています。ケアリーさんがコロナ下で毎日スケッチを描いてはSNSに投稿されていて、それをTL上で拝見するのが楽しみでした。それらのスケッチ(なんと500点…!)にエッセイを加えたのがこの本なのです。

ジム・トンプスンをいろいろ読み返している。

お送りいただいた日中韓三ヵ国の著者による幻想アンソロジー『七月七日』(小西直子訳 古沢嘉通訳 東京創元社)、日下明さん装画+長﨑綾さん装丁がなんとも気持ちよいですね…! 楽しみです。

ケン・リュウ「七月七日」
レジーナ・カンユー・ワン「年の物語」
ホン・ジウン「九十九の野獣が死んだら」
ナム・ユハ「巨人少女」
ナム・セオ「徐福が去った宇宙で」
藤井太洋「海を流れる川の先」
クァク・ジェシク「……やっちまった!」
イ・ヨンイン「不毛の故郷」
ユン・ヨギョン「ソーシャル巫堂指数」
イ・ギョンヒ「紅真国大別相伝」

『ユリイカ2023年7月号』の「特集=奇書の世界」で、円城塔さんと奇書について対談をしています。

「アホウドリの迷信」という短編を忘れられない方は少なくないと思いますが、その著者デイジー・ジョンソンの長編『九月と七月の姉妹』(市田泉訳 東京創元社)が刊行されたんです。暴風みたいな姉のセプテンバーとそれに振り回される内気な妹ジュライとの分かちがたい関係が、ジュライの跳ね回るような言葉で生き生きと不穏に描かれていて、すごくいいです。読んでるうちにかすかに、すこしずつ違和感が増していく手際も見事。依存からの開放の物語でもある。『ずっとお城で暮らしてる』や『悪童日記』なども連想しました。印象的な装画は榎本マリコさん、装幀は岡本歌織さん。

本の山を片付けて久々に現れた棚から『知識の泉』(同朋舎出版)という凄いシリーズが数冊出てきた。特殊加工を駆使したり現物を添えたり、ととにかく凝っていて、本の形をした博物館という感じで楽しい。
全巻買っておかなかったことが悔やまれる。

涼しげで美しい『現代詩手帖7月号』、夏の作品特集「幻想とポエジー」に「転轍機」という幻想詩を寄稿しました。好きな作家や詩人の方々が一斉に集っていて喜びの呻きをあげています。6月28日頃発売。

若島先生の「乱視読者の小説千一夜」でグレアム・ジョイスが取り上げられていて嬉しい。ジョイスのブログを読まねば… 『人生の真実』すばらしいんですよ。文庫になるといいのですが。

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『SFマガジン8月号』は《マルドゥック》シリーズ20周年特集 。わたくしのイラストストーリー連載「幻視百景」第44回は、異星の方々のマグショットです。再登場の方も。

『広瀬大志 詩集』も読んでください。
「死んでるのか?」「それ以上よ」

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広瀬大志さんから最新詩集『毒猫』をお送りいただきました。広瀬さんの詩でしか掻き立てられない心の領域があって、今回もざわつかされました。特に「毒詩時」には、戦慄しながら妙な笑い声が。〝いまあなたはこの詩を読みはじめたわけでしょう でもいまこの詩から目を離したら死ぬかもしれない〟

『仮面物語: 或は鏡の王国の記』(国書刊行会)を手に入れた。長年読みたくても読めなかったので復刊されてうれしい。装丁が綺麗すぎて、触れるのに緊張する…。

『J・G・バラード短編全集5』をぱらぱらめくってたら、「死の墜落」にやっぱり笑ってしまった。妻が登っていったピサの斜塔の壁面に触れてたら、みるみる罅割れていって倒壊してしまうという短い話で、妙に印象に残る。
ブッツァーティにも、歴史ある建築物の壁を登っていて、支柱に手をかけたとたん建物全体が崩壊してしまう話があって、好きだった。

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