エドワード・ケアリー著 古屋美登里訳『B:鉛筆と私の500日』(東京創元社 7月18日頃発売)をお送りいただいて大躍りしています。ケアリーさんがコロナ下で毎日スケッチを描いてはSNSに投稿されていて、それをTL上で拝見するのが楽しみでした。それらのスケッチ(なんと500点…!)にエッセイを加えたのがこの本なのです。
本の山を片付けて久々に現れた棚から『知識の泉』(同朋舎出版)という凄いシリーズが数冊出てきた。特殊加工を駆使したり現物を添えたり、ととにかく凝っていて、本の形をした博物館という感じで楽しい。
全巻買っておかなかったことが悔やまれる。
広瀬大志さんから最新詩集『毒猫』をお送りいただきました。広瀬さんの詩でしか掻き立てられない心の領域があって、今回もざわつかされました。特に「毒詩時」には、戦慄しながら妙な笑い声が。〝いまあなたはこの詩を読みはじめたわけでしょう でもいまこの詩から目を離したら死ぬかもしれない〟
とりしまです。Dempow Torishima 絵と小説をかきます。最新刊は長編『奏で手のヌフレツン』。著書に『皆勤の徒』(英訳版、仏訳版も)『宿借りの星』『オクトローグ』『るん(笑)』、高山羽根子さんと倉田タカシさんとの共著『旅書簡集ゆきあってしあさって』。SFマガジンで「幻視百景」連載中。