新しいものを表示

『現代詩手帖7月号』の夏の作品特集「幻想とポエジー」に、「転轍機」という幻想詩を寄稿しています(6月28日頃発売)。
shichosha.co.jp/gendaishitecho

大阪歴史博物館のジオラマの数々は細部まですばらしいのですが、人々がそれぞれに生きている感じがあって見入ってしまう。

てんぐのたまご 割れるとちゃんと天狗の幼体が出てくる。

スレッドを表示

与謝蕪村の妖怪絵巻(を複製したもの)の、座敷に泊まったら、夜更けに現れた数千の赤子が気になってしょうがない。赤子の絵がよすぎる……。

スレッドを表示

ティリー・ウォルデンの「On a Sunbeam」が届いたのですが、分厚さにびっくりした。
宇宙SFで学園ドラマのようなので、水星の魔女を思い浮かべなくもない。

久しく待望されていた倉田タカシさんの短編集『あなたは月面に倒れている』(東京創元社)が刊行されて喜んでいます。テキストがうねうね交錯する前代未聞の前衛小説から、なぜか生首が落ちてくる現代、スパムが歩いて話しかけてくる未来、猫の寿命が伸びてその言葉がある程度は翻訳機でわかるようになった未来、周回軌道上のピアノで4分33秒を演奏するアートの未来、同じ部屋で見えない人と暮らす未来、あなたが月面に倒れている未来――など、正に〝未来での正しい溺れ方〟を教えてくれる本だと思います。

キム・ボヨン著 斎藤真理子訳『どれほど似ているか』(河出書房新社)、受験戦争、女性差別、政治不信などの社会問題にSFアイデアを絡めて、さらなる思考実験を重ねる手付きがちょっとない感じで、読みやすい文体なのにその濃密さに一作読むたびに本を閉じて反芻しています。すばらしい。

皆川博子オマージュ展の小冊子「Fragments」もすばらしかったんですよね。皆川さんのテキストに浅野さんや伊豫田さんたち5人の作家が描いた挿画を収録。こちらも造本装丁は柳川貴代さん。

皆川博子さんの幻視的な掌篇「香妃」を収録したカード式の小冊子『香妃』(兎影館)を、造本装幀の柳川貴代さんからお送りいただきました。文字は活版印刷、新倉章子さんの挿画はオフセット印刷という、なんて繊細でうつくしい一冊……。

マリコ・タマキはやっぱりすごいなと思いました。『THIS ONE SUMMER』も素晴らしいので読んでほしい。

スレッドを表示

淡いピンクの配色や、髪の表現がとても印象的。主人公のフレディが傷心のあまり吐いてしまうドーナツ店のヴィ(あちこちでバイトしている)がすごくよくて、現れるたびに喜んでました。

フレディの友人のドゥードルがハインラインの『異星の客』を読んでたりする。

スレッドを表示

マリコ・タマキ作 ローズマリー・ヴァレロ・オコーネル画 三辺律子訳『ローラ・ディーンにふりまわされてる』(岩波書店)、すごいよかった…! 多様なクィアが当たり前となったティーン世代の恋模様や友情の物語なんですが、終始心がざわつきっぱなし。ある人からの〈返事〉には感動してしまった。

塚本邦雄『夏至遺文 トレドの葵』も頂きました。こちらは瞬篇小説集の『夏至遺文』と『トレドの葵』を一冊にまとめた本。瞬篇とは塚本邦雄によるショートショートや掌篇のことなのですが、瞬きどころか目が開きっぱなしになるような濃密さ。

古いものを表示
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。