@mikanshibano 日本国語大辞典にも立項してない語形です。初めて見ました。青空文庫全文検索でも出ない…。国会図書館の全文検索サービスでは、この『児童百科大辞典』のみがヒットします。本当にこういう語形があったんだろうか、、、と不思議に思いますね。貴重な語例をありがとうございます。
@daikaku 相当ドサクサ紛れで、定着しなかった訳語ではないかという予感がします。明日捨てる前に、解説全文と書誌情報をもう一度記録してみますね。
@GabbingDog @mikanshibano ほんとですね。ありがとうございます。ただ生物図鑑に偏っているのが気になります。次世代デジタルライブラリーでは、古いところでは1944年にオホパンダ、1933年にイロワケグマと出てきます。
イロワケグマは一般的な書籍に出てくる確例はあんまりないようにも思います。語誌的に気になるところですね。
@GabbingDog @daikaku
今晩は。検索でわかる書誌情報よりも、実物見て感じた印象のほうが付加情報になるかと、続報です。
図版の出典も謎だし、何か参照した原文が割と項目単位で丸々あったりして、まだ和名がないけどとりあえずこの図鑑のために訳語を作ったりしてないかなあ…って感じです。黒猩々(チンパンジー)、ウミトカゲ(イグアナ)など、イロワケグマ的な造語センスがしばしば見られました。
@mikanshibano @GabbingDog 実物情報、ありがとうございます。黒猩々はなかなかインパクトがありますね。生物の名称が、意訳・音訳のどちらに定着していくのは興味深いプロセスがありそうですね。
キャベツを「たまな」、オクラを「おかれんこん」なども、歴史を感じさせます。要するにウミトカゲと同様に、既知の情報と形態的特徴を組み合わせるような「直観に合う」命名法と、横文字をそのまま名称にする方法とですね。
セ+キ+(セイ+インコ)、背が黄色い青鸚哥のように、重層的にしていく方法もありそうです…この方面は奥が深そう…
@daikaku @mikanshibano そうですね。
日本に生息しない生物の和名は研究者が図鑑や論文などを出版する際に名付けたものが、そのまま使われることが多く、特に学会などで管理しているわけでも無いので、一つの種に複数の名称を与えられることも多いです。過去の文献を調べる際に便利なように、別名として図鑑には残しているだけという可能性もありそうですね。