今年最初のコラムです。ソーシャルメディアとの付き合い方について。世界で初めてのマストドン小説ではないかと思われる 藤井太洋さん @taiyo の短編小説についてもご紹介しています>
Twitterはいよいよ限界?もう引っ越ししかない?2023年のSNSとの付き合い方を考える|FINDERS https://finders.me/articles.php?id=3503
2022年11月のこの記事が詳しい。
「2023年には飛行機抜きで旅したい? ヨーロッパの新しい寝台列車や高速鉄道を知ろう」
Want to try flight-free travel in 2023? Explore new European sleepers and super high-speed trains
https://www.euronews.com/travel/2022/11/15/european-sleepers-cross-us-routes-and-super-high-speed-trains-whats-in-store-for-rail-in-2
インディーズの音楽やゲーム、tiktokのコンテンツといった領域では、すでに批評や情報が音声や動画としてしか存在しない状況になってきたと感じています。
良さげな作品を活字で検索しても、紋切り型的なまとめブログ記事や情報のないツイートしか引っかからない。しかしリアクション動画や、他のポッドキャストを紹介するポッドキャストが見つかったりするわけです。
SF小説ライターの私も今年は、海外作家のインタビューが動画や音声だけで文字起こしされていないので、原語を見聞きするということをやっています。
聞き取れない言語の動画を、Youtubeの自動生成字幕から解読したりしてSF作家の発言を確認しているんですよ。
私自身は、経済犯罪はやりたい人間は自分でやればいいと思っており、他人にやらせるのを問題視している。今は。そういう見解にいる人間なので、赤木さんやオリンピック経理担当者の自殺は他人事などでは全くない。
前のブーストしたトゥートも微妙に関係しているけれども、私は約5年前、不正経理を指示してきていた上司(役職7個上)を本社に通報した。通報当時、自身の知識不足故クロだと完全なる確証は持てていなかった。(まぁ間違いなくパワハラはしてきていたので、そこは確信を持って通報したがw。しかも他に5名以上からも合わせて通報されていたというオチ)当時はそこまでの知識も専門性も自信も無かったが、自身のカンが、これはめっちゃまずいやつじゃね?としきりに訴えて来ていて看過できないところまで来ていた為、自身から鳴る警報に従った。今は経理財務の知識もスキルも当時よりはついて内容を理解しているし、現職の監査役にそれとなく聞いてみて、黒との見解を得たが、それまでは私の完全なるハヤトチリだった結末もありえた訳で、我ながら危ない橋を渡っているなぁと思うし、確証や自信など全く無くとも選択を迫られる事は現実にはままある。
ある情報に対して、その信憑性を確かめるためには、情報の受け手にまず覚悟が必要だ。「己の願望を捨て去ること」という覚悟が。ある程度の専門性も求められる。この情報をどう考え、どう捉えるべきか、の姿勢を決めるための専門性が。
他の専門家の考察や研究その他を探し、考慮して判断の材料にすることも必要だし、特に反論は慎重に扱ってその中に受けるべきものがあるかどうかを熟考しなければならない。
事実を慎重に積み重ねること。そこから導き出される結論に誠実であること。情報に触れる時、受け手が必ず持たなければならない姿勢。
導き出された結論が自分の仮定(願っていた結論)ではなかった場合、受け手がしなければならないのは「自分が間違っていた」と認めることであり、「なぜ間違ったのか」を分析することだ。
決して「この情報が正しいに決まっているんだ」とダダを捏ねることでも「都合が悪いから書き換えてしまおう」でも「見なかったことにしよう」でもない。
情報とその扱い方は学問だ。
今は個人が、個人でその学問の道を歩まなければならない時代なんだよ。その難しさ、恐ろしさを安易に考えすぎじゃないだろうか。
趣味:映画鑑賞、読書、陶芸、旅行
美術系高校・学部卒→デザイナー→経理財務