大きな災害なんかがあったとき、過度に自粛や自省しなくてもいいんだよというのはその通りだけど、昨今のSNSではまず「いつも通りの生活をアップしよう、経済をまわそう」というのが"先に"出てくるようになった気がしてる(たまたまかもしれない)。でも心が追いついていかないときに「経済回そう」と言われてもうっせーわとしか思わないし、そういうのは人に言われるんじゃなく自分のなかで折り合いつけていくのが大事なんじゃないのかしらと私は思うのだけど、そういうことも周囲の顔色見ちゃう人が多いんでしょうかねー
そりゃみんな日常を過ごしていかねばならないわけで、「普段通りの日常」に戻ることも戻らないこともいろいろあるだろうし、それは各人がそれぞれの思うことや必要に応じてやっていけばいいはずなんだけど、正直単に「被災地に関心を持たないで済ませたい」から「"被災地の為にも"普段通りの日常に戻ろう」って言ってもらいたがってる人も少なくないんじゃない?と疑ってしまう
なんていうか「それでいいんだよ」「むしろ被災地のためになるんだよ」って言ってもらったうえで「関心を持たない」でいたい、みたいな…
繰り返すけどみんなそれぞれ自分の日常を過ごしていかねばならないし、そのこと自体は他人に責められることでもなければ、かといって逆に他人に許されたり正当化してもらったりしなければならないものでもないと思うんだけど
能登半島地震 障害のある人たちの状況は - 記事 | NHK ハートネット
https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/888/
状況が過酷すぎて言葉がない…。
被災地の報告を読むと「"被災地の為にも"普段通りの日常に戻ろう」というムーブがますます耐え難くなる。
日常モードに戻っちゃったら被災地に関心無くなるでしょ風化するでしょそうなると復旧遅れるでしょ、私達っていつもいつもそうでしょ長年の経験でわかるでしょう。
「こわい」と同時に、当たり前だが腹も立っている。
そもそも、災害のたびに有志の無償のボランティアに頼りまくっているのは国じゃん。公助こと公的責任を放棄して自助と共助を押し付けてるのは国じゃん。にもかかわらず「迷惑」扱いって、非道すぎないか。「迷惑」扱いできた義理じゃなくないか。
今の能登半島だって、自公政権のやってることがひどすぎるからこそ、外から支援せざるを得ないと考えるひとが多くなるわけで。
実際石川県が「皆さまのご厚志に感謝いたします」と添えて「来たるべき出番に備えてまずは(ボランティアの)事前登録を!」と呼び掛けているけど、これにもものすごく思うところがある。
ボランティアに参加するという支援のあり方(を個人や任意の団体がとること)、ボランティアが災害復興に参加するという支援のあり方を否定するものではまったくない。
ともかく今は、被災した方が1分1秒も早く安全な場所で安心できる状態になることが何より大事だし。
ただ、ボランティア頼みの災害復興を続けてきた(このことについても災害のたびに数多の指摘がなされているはずだ)国・自治体の公的責任のあり方をそっちのけにして、ボランティアのあり方に善悪をつけ、「悪」とおいたほうへの悪意を駆り立てるような自公政権のあり方は批判する。
とにかく今回の「能登半島に来ないで」の号令は異常だ。
自民党の思惑を筆頭に、いろんな思惑が重なり合った結果起こっているのだろうと思うが、目の前で(特にTwitterで)起こっている事態は、日本社会に生きる市民の少なくない数がすでにパニックを起こしているような状態にあることの表れのようにも思える。本人はいたって冷静に、「我こそは現実を知る者である」と思ってるだろうけど。
若林さんもツイートされていたけど、6党の「国会議員の視察も当面自粛する」の申し合わせは、市民による「能登半島に来る奴らを攻撃してもいい」のお墨付きになってしまった。その意味で「も」最悪だったとやっぱり思う。
この状態、本当にこわい。多くの面でマジョリティである自分ですらこわい。
そもそも、生活者が居住県外ナンバーの車を使うことはあり得ると私は理解しているんだけど、どうだろう。
(「それは法律違反で、今は厳しく制限されているから、事実上存在しないんだよ」なんていうような事実がもしあれば、それは私の不勉強で申し訳ないが)
そして地震が発生したのは元旦。県外からの来訪は少なからず発生していただろう。
そういう可能性を考えると、県外ナンバーがすなわち、北國新聞が仕立てたいであろうストーリー上の「親戚や知人の無事を確認しようと」県外から「訪れた」車両(=渋滞を引き起こしている迷惑な存在)であると断定できるのか、はなはだ疑問だ。
北國新聞が、渋滞中の車を1台ずつノックして、どこから来たのか、その目的は何かを聞いてまわったとでもいうのだろうか。
もしそのぐらい綿密に取材して書いた記事だというなら、Twitterでここまで「ほんとかよ」の疑問が呈されることはないんじゃないのかな。
能登へ大挙、渋滞さらに
遠方の親戚や知人(北國新聞、2024/1/7 05:00)
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/1283221
Twitterではこの信憑性について、すでに多くの指摘がなされているようだ。
読売新聞のデマ(記事もツイートも黙って削除されているという)もそうだけど、マスメディアの報道すらこんなに疑ってかからなければならないの、本当に厳しい。
この記事について私が疑問に思っているのは「親戚や知人の無事を確認しようと訪れた石川県外ナンバーの車も大挙」のくだりで、「親戚や知人の無事を確認しようと」県外から「訪れた」車両なのか、北國新聞は確かめたのだろうか、ということだ。
なんか格付けナントカとかの番組、「1杯何十万のワインなんかありがたがってるのに結局安ワインと区別もつかないw」みたいな様子を見て父親がたいそうスカッとしているようなのでムカつくから嫌い(個人的な感想)
格付けチェック、わたし嫌いなんだよな……
うちらは一杯何十万円のワインをありがたがったり、味を知ってるわけじゃない
友達と飲むから酒は楽しいんじゃん
DMATの医師が語る能登の深刻な状況「これでは飢え死にしてしまう」 全国から75チームが被災地入り https://www.tokyo-np.co.jp/article/301069
今朝の日曜討論では与野党ともに長期的な支援や復興について述べていて、まるで最初の急場はすでに終わったかのような口ぶりだった。
でもこれが現実。今飲んで食べるものが一週間も不足するなんて今までの震災でもっとも救助や救援が遅れていると思うし、まだ長期的な視野どころじゃない。このままだと災害関連死として「餓死」が起きかねない。なんで政府の認識があそこまでゆるいのか。
FBもインスタも更新されないから心配していた能登の知人が今日私の通ってる教会に来ていて「うわーっ!心配してたんですよ良かったぁ!😭」と泣きながら近づいたら「え?あ、紙魚エビちゃん?誰かわからなかった、こんなに太ってたっけ?」と言われて、まあうん…20年近く会ってなくてあなたのことそれほど好きじゃなかったの忘れてたけどそれはそれとして生きてたことは良かったね…!という複雑な気持ちになってしまった…😇
出生時に割り当てられた性別とは異なるバイナリーなジェンダーアイデンティティを持っているキリスト者。