「男性入店お断り、女性のみです」と言った企業にトランス当事者やアライが「女性の定義は?」「入店できるのは誰?」ってなるの、よほどその企業が前からヘイトスピーチしてたとかじゃないと考えづらい…。「女性のみ」って言われて「誰が含まれないか」もっといえば「シス女性しか含まれない」ということを言ってほしがってるのはトランスヘイターで、それ以外の人は「女性のみです」って言われたら「そうですか」ってなるんだよ。その「そうですか」に多様な女性が含まれているかどうかはその人によるだろうけど、いちいち「女性とはもちろん"生物学的女性"のことですよね?」って発想になるのはトランスヘイターだよ…
件の「胸の大きな"生物学的女性"のため」の服屋、
①「男性の試着室の予約があったが断った、男性は入店不可」のポスト→②「性別の定義についてコメントが寄せられるようになった、当社では判断致しかねるので顧客様の属性を基準として"生物学的女性"の方のみ」のポスト
の順で宣言が出てるんだけど、さっきトランスヘイターが「男性のみと言ったときに、トランス女性が自分はどうなのか性別の定義は何なんだと集まってきたために"生物学的女性"という宣言をした」みたいなことを言っていて、そういうストーリーになってんの?そのストーリー不自然じゃない?
「性別の定義をはっきりさせろ」って言うのはいつもトランスヘイターのほうで、トランス女性やトランス差別批判者ってずっとその「定義をはっきりさせろと求めること」を批判してきた側じゃん。
クソだよほんとクソ。
他人の尊厳何だと思ってんの?
「性別の定義はどうするんですか?」とか大騒ぎする客と、「"生物学的女性"のみ」とか宣言する店。
おまえらクソだよ。
ちなみに私の答えは「どっちでもいい」。昔は「生まれ変わるなら男」と思っていた、だってジェンダーアイデンティティが男で「出生時の性別も男性に割り当てられた状態」を経験してみたかったから。
でも今回しばらく考えて「うーん、どっちでもいいかな〜」と答えながら、あー私どっちでもいいんだなーって思って、自分の変化を面白く思った。
予め「どんなジェンダーになるか」を選べたところで、何も決まらないし。男に生まれたとしてさっぱりした男になってさっぱりした人間関係の中で生きられるかもしれないけど、ねっちょりした男になってねっちょりした人間関係の中で生きることになるかもしれないし。
もちろん社会の中でその属性の人が置かれがちな立場はあるけど、なんか自分個人としては何でもいいかもしれない。「生まれて何かになったとしてそれはもうそのときでそれで生きていくんで…」とかゴニョゴニョ言ってたら、「どっちでもいいというのはいいですね!」ってなんか褒められたっぽかった。
「生まれ変わったら男と女どっちがいい?」と聞かれて、こういう質問っていつもビクッとしてしまうんだよな。自分のジェンダーアイデンティティに関わることだからか、またはそこで性別をジャッジされてる感じがするからか、それともそこからジェンダーバイアスバリバリみたいな話題になった時にどう答えたらいいかわからないからかもしれない。
私に聞いてきた人は女性で、その質問を別の人にされたときに「男」と答えたら、「女性で『男』と即答した人はあなたが初めて」と言われたのだそうだ。
「なんで男がいいんですか?」と尋ねてみたら、「男ってサッパリしてて云々、喧嘩しても次の日には普通に仲良くしてて云々、女だとそういうわけにいかないし云々、女相手だとちょっとした言葉だけで仲がこじれて云々」で、
「人による〜〜〜〜〜!!!」
と心の中で叫んだけど、特に深い付き合いの相手ではないので「そうなんですね〜」と答えておいた。やっぱりジェンダーステレオタイプの話になるんじゃん。
出生時に割り当てられた性別とは異なるバイナリーなジェンダーアイデンティティを持っているキリスト者。