全然読めていなかった「安楽死が合法の国で起こっていること」を少し読み進めた。
ヨーロッパには安楽死後臓器提供が法制化されている国が複数あるらしい。
そんなのいいのか…?「安楽死」に誰かの役に立つという意味を持たせてはいけないんじゃないか…?
安楽死を本人が決める時に「臓器提供で誰かの役に立つなら」が背中を後押しするのを避ける、ってどうすれば可能なんだ?
>安楽死の話する時「医療面であらゆる手を尽くした上で」という前提で話してる場合が多いと思うけど、そもそもその前提がクリアできない場合が現実にはたくさんあるのでは
それで思い出したこと。
学校での事故で重篤な障害を負った人の保護者の方へのインタビューで読んだ話。
列車事故(福知山の事故と思われる)被害者が何ヶ月もの意識不明を経て奇跡的に回復した、都会の先進的大病院に治療を頼みに行った。
上記の例や深刻な病状から回復した著名人の例を挙げてどうにか治療してもらえないか頼んだ。
医師は施しようがないといい、こう答えた。
「あの方々は社会的影響力の大きい人なので、基準度外視のケアをしなければいけなかった。それは列車事故の被害者の方も同じです」
回復の見込みがないと判断されてもなお基準度外視の治療が受けられる場合とそうでない場合があると、患者は平等ではないと…。
断るにしたってそんな答え方があるか?と読んでてショックを受けた。
受けられる医療が平等ではない時点で、安楽死の話する以前の問題だよってなる。
付け加えると、その学校での事故で深刻な状態にあった人の住んでいた地域は社会インフラが整っておらず、医療的ケアも薄かったという話をしていた。
[本]『南光』朱和之(訳・中村加代子) 春秋社
自分にとって現時点で今年のベスト小説。
日本植民地時代の台湾に生まれた南光が生きた時代を、彼が残した作品を下敷きに小説という形式で克明に描き出した傑作(巻末に写真12点掲載)。植民地下に生きる人々の生活が圧倒的なディティールの積み重ねで語られ、毎ページに付箋を貼りたくなる濃密さ。
……台湾人の写真館は神社の前での結婚写真を撮る権利がなかったり(おいしい仕事は日本人の独占)
……台湾人の目には(その白い幟をはためかせた様子が)葬式にしか見えない出征のための壮行会を、日本人に目をつけられないために、どうしてもやらなければならなかったり……数々の抑圧と不自由の中で生きていく人々の苦悩、諦観、したたかさが胸に刺さります。
「日本が降伏したあの日(中略)ありとあらゆる照明やネオンが申し合わせたように輝きを取り戻した。日本兵は律儀に持ち場の見張りに立ち続けた。中国人は彼らを取り囲んで歓喜の声をあげ、徹夜で街を練り歩いた」(これは上海の描写)
しかし、→
#叶海燕 さんは1975年生まれの中国のフェミニストでありパフォーマンスアーティストの一人。長年にわたってエイズ予防、治療に関する公益活動にも参与してきた人物。
2010年の武漢では赤い傘を掲げ、中国において非合法の存在とされ、エイズなど感染症への防護を十分に行えず、殺人、差別の対象ともみなされてきた性労働者の市民的権利を訴え、この前後の時期を境に警察からマークされる人生を送ることとなった。
このほか経歴の詳細はリンク先で紹介されています。
中国では2015年以降特に弁護士、各種のNGO活動家、もの言う市民らの拘束や失踪が相次ぎ、活動がさらに困難となって今に至る。
叶海燕さんとご家族も当局による度重なる呼び出し、拘束、嫌がらせが多年に及び、生活破壊のため定収入は途絶え、多額の借金さえ抱える状況で長く各地を転々とする生活を強いられている。
もはや娘さんの生活費すら捻出することが難しい状況となり、Xでの支援要請に踏み切ったとのこと。
paypalで娘さんへの支援を求めておられます。
https://x.com/liumangyan/status/1843815621068517740
今年はJ-Fusionが熱くて、カシオペア、元カシオペアの三人で結成されたかつしかトリオ、TRIX、DIMENSIONなどのベテラン勢が良作出してるのだけど、若手フュージョンバンドのDEZOLVEの新譜がかなり良いので、ぜひ聴いてみてほしい。
(サブスクにあります)
https://www.youtube.com/watch?v=fdgF6Bzr5Xw&ab_channel=OfficialDEZOLVE
市民連合が旧民主系の思惑に乗じて取り仕切ってきた「野党共闘」は2016年頃の開始当初からずっと「密室談合」「上意下達」「同調圧力」でしかなく、各地の選挙区の有権者や生活者らのほとんどは端から「置いてきぼり」だったのにメディアはその実態を掘り下げようとせず、代わりに空虚な「下から上」を喧伝し続け、あたかも「革命」が起きているかのように世間を印象づけようとしてきたけれど、2019年春にれいわ新選組の登場し、しばらくして野党勢の「建前」が崩れ始め、数年間の醜い「縄張り争い」を経て、互いの関係悪化と引き換えに、ようやく各々が本来の「自由」を取り戻したというのが今↓
『沖縄1区に擁立を考えた大きな理由は2つです。
①沖縄4区におけるオール沖縄の候補者決定が、事実上、密室談合となったこと。
②立憲民主党による誤った経済政策と、軍事ビジネス推進、米国追従への加担を無視した形での「野党共闘」は、日本を滅ぼす大きなスイッチとなり得ると私たちは認識しており、普段の発信からその警鐘を鳴らすとともに、沖縄を含めてれいわの独自候補の擁立を目指していること。』
https://reiwa-shinsengumi.com/comment/21731/
BT
短いけれど、取材内容がよくまとまっているよい映像でした。
『地平』11月号のルポもあわせて読み、「長生炭鉱」問題への理解が深まりました。
野添憲治氏の「〈遺骨は叫ぶ-21-〉 長生炭坑」
http://eigyou.korea-np.co.jp/j-2007/06/0706j0327-00001.htm
によれば、
「 事故の後、日本人遺族には、一人1万円以上と手厚く弔慰金を出したが、朝鮮人は、世帯持ちは弔慰金5円、生活費10円で社宅から追い出された。多くの独身者には、弔慰金どころか、戦時国債や強制貯金も支払われなかった」
とのこと。
雀の涙ほどの弔慰金・生活費を渡された遺族がすぐ社宅から追い出された、というのもひどいですが、
これすら家族が日本で一緒にいた場合の話。
今回のKRY山口放送の報道で、
犠牲者の家族が朝鮮半島に残っていた場合は、
弔慰金どころか、「亡くなった」という連絡さえされなかったということを、知りました。
「漢字路」というハングル専用文を国漢文混用体(漢字ハングル混じり文)に変えてくれるサービスもあります。
https://hanjaro.juntong.or.kr/
QT: https://mastodon.hakurei.win/@s3_odara/113283749724524108 [参照]
きのこ。しろい。くろい切株が好物