ところで、安倍元首相銃撃・殺害事件の山上容疑者は、逮捕・勾留されて、もう1年以上たつのではないだろうか?
法律論としては、これは典型的な所謂「人質司法」であり、もう長年国連人権委員会から批判されている案件。
さすがに、東京新聞あたりは東大法学部刑事訴訟法関係者にインタビューしてはどうだろうか?
これを機会に「人質司法」一般を廃止するよい機会になるのではないか、と私などは考えるのだけれども。
また法的な意味での「人権」概念を一般社会にも知ってもらうまたとない機会でもある。
つまり日本社会では刑法犯罪容疑者、また法廷で「有罪」が決定し、服役する「ヒト」にも「人権」がある、ということがなかなか理解されない。
法的人権概念は、その定義上「普遍的」なものであって、どんな「凶悪犯」でもあっても、守られるべき「人権」がある、という建前になっている。
であるからこそ、被害関係者による「報復殺害」は法的に禁止され、手続き的には「推定無罪の原則」にある。
ただし、刑事手続きの運用においては、日本では起訴された場合の有罪率は99%以上であり、これは国際比較においてずば抜けて高い。
これが意味するところは、かなりの案件で「冤罪」がある、ということ。この最悪の例が袴田さん「事件」である。
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8/5 ふぇみ・ゼミ &カフェ ブックトーク 『#家族 、この不条理な脚本: 家族神話を解体する7章』(キム・ジヘ著、尹 怡景翻訳、梁・永山聡子解説)
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※ハイブリッド開催・録画配信あり(東京赤羽のふぇみ・ゼミ&カフェ事務所とオンラインの併用)
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イベント要項
・会場にお越しいただく現地参加か、zoomでのオンライン参加よりお選びいただけます。
※
対面会場については、感染拡大の状況などにより変更の可能性があります。開催日1週間前をめどに会場参加のご希望を伺いますので、直前のお知らせをお待ちください。
・会場:一般社団法人ふぇみ・ゼミ&カフェ事務所
・zoomURLは、講座当日のイベント開始1時間前を目安にお送りいたします。
イベント料金(2024年7月よりチケット代に消費税が上乗せされます)
一般 1500円
書籍セット券(送料込) 3480円
※2024年度ふぇみ・ゼミU30受講生、学生、寄付者割引有
JCA-NETからのお知らせ(7月のセミナー予告)
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7月22日(月) 19時から #SNS のオルタナティブへの移行を考える――X(Twitter)から分散型SNS(#mastodon など)への選択を
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オンラインのみです。Jitsi-meetを使っています。申し込み方法は上記のURLを参照ください。
22日のmastodonについての説明は、これから始める方向けなのですでに活用しいる皆さんには物足りないかもしれません。
きのこ。しろい。くろい切株が好物