お題:70-80年代に文庫が出ていて今も買える女性SF作家、ル=グウィンやティプトリー以外(鍵アカウントの話題より)
ケイト・ウィルヘルムとロイス・マクマスター・ビジョルドは今でも入手できますね。
逆に、一時は文庫で出たけど今は買えない作家はアン・マキャフリイやヴォンダ・N・マッキンタイア、ジョーン・D・ヴィンジじゃないでしょうか。
ちなみにマキャフリイやウィルヘルムと同世代人のキャロル・エムシュウィラーは、文庫では刊行されませんでしたが、2000年代後半に河出と国書で短編集が出ています。しかも国書は本を断裁しないのでまだ在庫が生きている。
https://www.kokusho.co.jp/sp/result.html?writer_id=20201
ハリウッド映画で続編がバンバン作られるようになったのは意外と新しく『ゴッドファーザー』あたりからという話を聞いたことがあるし、実際続編ものって70年代以前にはほとんどないのだが、ゴジラシリーズは結構昔から続編作ってるよな。日本映画だとシリーズものってあったのかな。
ピーター・ミュソッフ(著)、小野 耕世 (訳)『ゴジラとは何か』を半分くらい読んだ。タイトルは『ゴジラとは何か』なのだが、内容はどっちかというと「アメリカ人にとってゴジラとは何か」という感じ。アメリカにおけるゴジラ受容について論じている。
要するに、カウンターカルチャーの象徴だったんだという話なんだけど、「なんでアメリカ人ってあんなにゴジラ好きなんだろう」という謎が解ける好著である。
『サユリ』白石晃士監督なのか。これは楽しみ
https://sayuri-movie.jp/
『ブラック・レイン』見たときも思ったけど、よく「勘違い日本描写」みたいに言われるやつ、厳密に言うと、明確に間違ったことは描いてないことも結構あるんじゃないかなとは思う。単に日本人が思う日本の姿と違うから、違和感があるだけで。
例えば、『エンド・ゲーム』に出てくる日本は変だけど、間違ってるかというとあやしいと思う(『ブラック・レイン』もわりとこっちよりだろう)。なんかその辺「変」と「間違ってる」がごっちゃになってる人結構いそうで気になっている。
なんかふと吉田戦車の「小春日和」という短篇のことを思い出していたのだが、「小春日和」収録の短篇集『タイヤ』の新装版が2010年に出ており、収録作が増えているということを知った。
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4838721862/
河童が好きです。
「人間性と思いやりと素朴な暖かみの時代が戻ってくる。」(P.K.ディック『ユービック』)