『さみしさは彼方』順平さんの文書がすごくて、でも直美さんの文章もこれまた(それ以上に)すごくて、まったく引用しようがない感じでした...。が、メモしておきたいテキストをメモしておこうと思います。
〈この社会はみえないものをみることはなく、みえにくいものをみることはない、と二〇二一年三月までは思っていた。違った。水俣のことを知ろうとしないのにぼくを褒めてくれる人たちがいて、それがもうすごく嫌で、その人たちに、あの日以降、原発と放射性物質のことを言うと、同じく知ろうとしないのに、苦い顔をして、褒めてこなかった。褒められなかったのは、すごくうれしかった。だけど、本当につらい体験だった、しかも幾度も起きた。愕然とした。水俣のことをみない、と思っていたけど違った。みない、という行為もしていない、心の底まで忘れているんだ。忘れているから、みないこともできない。そもそも思いがないから、忘れることもできないのかもしれないが。そう、だからこそ、褒めることしかできなかったのだ〉
「風をみる」8-9頁より。
高島鈴さんの素晴らしい受賞スピーチのあと流れてきたのは2021年の上間陽子さんの受賞スピーチでした。なんどきいても強烈に心に響きます。
高島さん
https://youtu.be/GARlvErUjCk
上間さん
https://youtu.be/F-TI3UONAHY
発表疲れた。が、この仕事は別の目や耳をお借りしながらやらんとね。勉強になりました。
まつだ桜まつりにいくんだ。河津桜だからもう葉桜みたいだけど春を感じながらビール飲むだけで天国だよね。https://town.matsuda.kanagawa.jp/site/matsudasakura24/kaika.html
こんなにトランスをめぐる状況がひどくなるならば、『現代詩手帖』3月号を原稿料相当分もらって、それらを色々な人に配ればよかったと思っています……。
フェミニズムを「女性」だけのものに限定することと、トランス差別とはひとつづきだし、そもそも「分かれ道——フェミニズムとハンマーの共鳴性」はトランス差別を許容しうるようなフェミニズムの問題はどこにあるか?を考えたときに、フェミニズムの主体を「女性」として想定することは間違いなくフェミニズムを排除的にしうる要素だと思って書き始めた文章なので……。
この取り組み、本当にすごい!!
プレゼント機能を使いましたので、以下のリンクから10日16時まで無料で読めます。コメントプラスには、生活保護の問題をずっと追っている清川記者がコメントしています。併せてぜひ読んでください!
「生活保護は権利」自治体が全世帯に配ったチラシ、なぜ画期的なのか
https://digital.asahi.com/articles/ASR3861Z8R2WOXIE021.html?ptoken=01GV2K32S13S6FSGE6X1R7H76Z&fbclid=IwAR2nwU1n-ziVU4FVo1hc46XyWeefFZcjL7X4AgaaO5r0_KqS6S9bKnBMj5k
洋書販売サイトのAbeBooksで実装されている、検索結果からプリントオンデマンド(Google booksなどのデータを印刷して売っている版)を除外するフィルター、ぜひ日本の書店サイトでも採用して欲しい。
著作権が切れている時代の本を例えば紀伊國屋書店のサイトで検索すると、POD版が山ほど出てきて目的の本を見つけづらいのでした。
リンク先はAbeBooksで「Encyklopädie 」を検索した結果です。
https://www.abebooks.com/servlet/SearchResults?kn=Encyklop%E4die&sortby=17&cm_sp=pan-_-srp-_-xpod
朝からもう二日くらい経ってる気がする。でもどこにも泊まってないから同じ一日。毎日よく働いてるけど溜まってるものは一向に片付かない。さっきポストに『戦前生まれのある速記者のはなし(序)』佐々木光子(双子のライオン堂)が届いてた。日記好き。
佐々木泰樹育英会の暮田真名さんインタビューおもしろかったです。インタビュアーは小島なおさん。暮田さんにとっては川柳がヒーリング的な効果も持っているのですね。
〈未来とか愛とか、死に関する言葉もそうですが、大きな意味を持つ単語って、展開が出来上がっていると思うんです。〔...〕その言葉の周りに集まってくる言葉も固定化されがちになる。でもそこにプロペラみたいな、遠くにあった単語を入れてみると、新しい回路が出来上がって言葉の周りが耕されるのではないか〉
〈確実に楽になったとは思います、川柳があることによって。〔...〕やっぱり自分の考えを緩めるみたいな意味で、普段生きている社会の通念みたいなところとぜんぜん関係ない言葉を自分の中で持てるようになった。それがだいぶ私にとっては癒しというか、ヒーリング効果があるのだと思います〉
好きな人、尊敬している人以外のこと、あるいはそういう人たちのひどいところを知りたがる人は少ないから格差が広がるのかねえ。実態なんて遠くなるばかり。
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