「哀れなるものたち」ねたばれの感想もうひとつ。
登場人物ほとんどの人達がうわ…とすごいな…と思う所があってめちゃくちゃひどいことをした人でも憎みきれない感じがあったな。マーク・ラファロの役とか役者さんの演技のためなのかご本人の雰囲気からなのか、いやいやおまえ…てなるけど最後までかわいらしさもあって旅の後半ベラに何か叫ぶたびにこにこしてしまった。
ゴッドも最初はベラを閉じ込めていようとしたけど最後には彼女の意志を尊重したところとか、行いや事実を隠してたところとかベラが怒るのも分かるし決して全て尊敬できる人物でないけど、こういう所に決して品行方正とかでないけど確かに愛情はあったのかなあと思った。最期辺りのベラとの会話どこも好き。「親子」の怒りや許せないこともありながらそれでも情がある。
将軍だけはずっとほんっっとに邪悪でここだけ見てる間心臓ばくばく止まらなかった…。だからあのオチにはそうなるんかーい!となったのと、ベラとマックスが見合ってニコッ(^^)てするところで、いやほんとやばいなこの人らとなって引いたのちにやにやしてしまった。マックスがニコッとしたのがよかった。
ベラが老婦人達との会話から、本を読み始めてから一気に考えることの深化が進んだと感じてやっぱりそうなんだなー…という納得と嬉しさもあった。
「哀れなるものたち」昨日観ました。ねたばれ含む感想
ものすごい絵と物語の情報量に上手く感想がまとまらなくて(一日経った今もあまり)、自分の体は自分のものであること、自分がどうしたいかどうするかは自分が選び決めること、学ぶことの大事さ、「冒険」して「進化」し続けることの大事さみたいなのを感じてよかった。
ベラが最初楽しいこと気持ちいいこと興味のあることに気持ちが全振りしているところから、色んな人々を見て色んな人と話して本を読んで学んでいきながら恐るべき早さで変化していくのを見てるのに圧倒されたところあった。
セックスが多いとは聞いてたので心構えはしてたけど思ってた以上に多くて(その時の音楽も意図的なのか変なのがまたおかしくて)何なんだ…!て気持ちはどうしても持ったけど、(本編でも言ってたけど)自分の体をどうするかは自分が決めること、お互いに楽しさを持ってやるとしてもここはこうしてほしいという意思表示をしてそれを了解することとか…私が誰と何人とセックスしたとしてもそれは私のことであり他人は関係ないみたいな…自分の体は自分で決めることと尊重を伝えるためにはあれ位必要だったのかな…と今は解釈してる。上手くまとまらないけど
「窓ぎわのトットちゃん」やっと観てきたのだけどTLの評判通りよかった。お話もなのだけど沢山のアニメーション表現にすごいとなってた。色んな表現を試みててここ最近ちまちま見ているアニメ作品こういうの多くて今回もすごい…となった。
トットちゃん達の楽しく穏やかな日常が段々と本当にじわじわと変化していく様子は事前に聞いてたいたけどしんどくて、雨降りの場面の突然通り掛かった大人の言葉に悔しいやら悲しいやらでここでも泣いてしまってた。だけどこの大人だって戦争の(言葉が相応しくないけど適当な言葉が見つからない)被害者でもあるのでひたすら悲しい。歌が駄目なら身体でリズムでという切り返しに希望を観たけれどそうさせてる現実を思うとやっぱりつらいともなった。「戦争が終わったら英語を勉強したいわ(うろ覚え)」て子供が普通に話すのもううっとした。本編に挟まれるアニメーション表現どこも素晴らしくてうおーっってなったすごいね。そして本編の引き戸を閉める音や日中の自然音、車の音どこも実感を伴う重さや質感を感じた。バイオリンを弾く父親の手の動きとそれを聴いている母親の場面も泣いてしまったな。ここの指の表現の細やかさもすごかったな
「ナイアド」よかったな。挑戦を諦めないこと平凡で人生を終えることなんて出来ないという熱意と気力のあるナイアドの言葉はストレートに刺さった。やりたいことがないと話すボニーの大きな夢を応援することで夢を追いかけることができるみたいな感覚にぐっときていた。
ナイアドの過去のこととその後の話とボニーの言葉に暴力はずっとその人に(その人が乗り越えたと思っていたとしても)傷を残して完全に消えるなんてことはないんだなとつらいとなったけどボニーに話すことで少しでも心が和らいでいてほんとよかったとなった。
ジョンが泣いてる場面で同じく泣いてたのとナイアド達があることをテレビで観て思わず歓声上げちゃうところ笑ってしまった。
ポプテピ二期E8最後のお話かわいかった。ぴぴみちゃんからぽぷこちゃんへの愛情感じる…。
おおつかあきおさんがエイサイハラマスコイ踊り大好き(そしてぽぷてぴアニメ毎週楽しみに観ていた)なの知れて、そうなんか…!とわかるよーっ!となった。エイサイハラマスコイ踊りはいいよね
昨日「キャロルの終末」見終えた。
地球が惑星と衝突して滅亡するまでの数ヶ月を周りの享楽的な雰囲気に馴染めずに毎日を過ごすキャロルに分かるかも…となってた。4話の貴方と私は違うしずっと一緒に居ることは出来ないけれど尊敬してるんだよみたいな姉妹の話にじんときた。ハロウィーン回の沢山の思い出も愛情もあるけど人はどこまでも孤独で、それは寂しいことかもしれないけれどそれでいいのではと思えるのもよかったな。
キャロルがとても優しくて回を追うごとにすごい…となり、平凡な女性のように言われていたけれどそんなことない…と思うようになってた。最終回も他の回と同じ終末のとある日々を描いた回ではあったけどキャロルが作った「繋がり」の外側にいる人のお話で、その人にも分け隔てないのがよかったなー…と最後までなれた。テンションがずっと落ち着いてるのが心地好い物語だったな。
ゲ謎見てから気になってたけれど読む踏ん切りつかなかった『総員玉砕せよ!!』昨日読んだ。冒頭からずっと人が死んでいくのに「玉砕」の命令が出て死ななかった人達に対して命令違反だからしなせることにした、て考え方が本当に訳が分からなくて怖さと憤りと同じくらい日本らしい話とも思えるのがしんどい。あたまがおかしいんだけどこれを戦争だからだけで言い切れないものがにほんにはあるように感じるからしんどい。本編で死んだ上官は本当は生きてて最後死んだ水木も生き延びた創作と現実の違いにも気持ちがぐらぐらした。軍医の言葉どれもよかったな。ずっとそういってくれる人がいて救われる気持ちになったけれど顛末はつらいしかない。漫画は結構長いのに一気に読ませる力強さはずっとあって、読んだ後気力が無くなって休んでた。今読めてよかった。
洋画や旧作邦画を観たりしてます/ツイッターからの避難先 /無言フォロー失礼します