「哀れなるものたち」ねたばれの感想もうひとつ。
登場人物ほとんどの人達がうわ…とすごいな…と思う所があってめちゃくちゃひどいことをした人でも憎みきれない感じがあったな。マーク・ラファロの役とか役者さんの演技のためなのかご本人の雰囲気からなのか、いやいやおまえ…てなるけど最後までかわいらしさもあって旅の後半ベラに何か叫ぶたびにこにこしてしまった。
ゴッドも最初はベラを閉じ込めていようとしたけど最後には彼女の意志を尊重したところとか、行いや事実を隠してたところとかベラが怒るのも分かるし決して全て尊敬できる人物でないけど、こういう所に決して品行方正とかでないけど確かに愛情はあったのかなあと思った。最期辺りのベラとの会話どこも好き。「親子」の怒りや許せないこともありながらそれでも情がある。
将軍だけはずっとほんっっとに邪悪でここだけ見てる間心臓ばくばく止まらなかった…。だからあのオチにはそうなるんかーい!となったのと、ベラとマックスが見合ってニコッ(^^)てするところで、いやほんとやばいなこの人らとなって引いたのちにやにやしてしまった。マックスがニコッとしたのがよかった。
ベラが老婦人達との会話から、本を読み始めてから一気に考えることの深化が進んだと感じてやっぱりそうなんだなー…という納得と嬉しさもあった。