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人権問題から総選挙を見たとき/安田菜津紀
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いま最も読まれるべき記事。
立憲民主が共産党との共闘をやめたから伸びた。というのは単に事実だと思う。日本の有権者は資本主義者なので共産党、社民党が嫌いなのだ。それを否定しても始まらない。そういう社会で左翼であり続けるにはどうするか。考えるべきなのはそのことだ。
ただ、この社会は保たない。客観的に見て資本主義が要求する急激な成長が実現できる余地はなく、それは自民党の不正や失政のなどという小さな要因のせいではない。中道右派や極右に投票したところで状況は良くはならない。
今後はますます新自由主義による締め付け、福祉国家の縮小、格差の拡大が進み、不満はマイノリティへの攻撃や排外主義の強化によって解消するという方法が取られ、それでもダメなので戦争によって社会の統一を維持しようという誘惑に駆られる政権が増えるだろう。
その社会で左翼であり続けることが我々の課題だ。
まず、自身がどうサバイブするかという課題があり、そして社会全体の破滅にどう備えるかという課題があり、できるならばその前に左派の勢力を増やすという目標がある。
脅威は大きく、希望は少ない。だが、それでも我々は生きねばならないのだ。
今回の選挙、争点、結果を動かしたものはよりによって裏金だったわけで、それがこの国のレベルってことですよね。
気候変動だったりジェンダー平等、格差拡大、入管法の問題、高齢化社会への対応、福祉の問題、イノベーションの停滞、教育、各地の紛争、そのうえで持続可能な社会をどうデザインしていくのかみたいなことは候補者個々は街頭で訴えてはいたものの前景には出てこなかった。
これはなんなんですかね。とりあえず自公で少数与党が成立したとして、メディアは変わってくれますかね。変われるだけの力を残していますかね。わたしはあまり期待が持てない。
さっそく友と次の参院選いかに投票率伸ばすかって議論してるけど、この雰囲気が伝わるといいかも...?
投票に行くと投開票見守るのが楽しいけど、逆に投票行かなかったらめちゃ蚊帳の外におかれるっていう
Born in 2000. Based in Nagoya,Japan.
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