暑さにやられた7ちゃんのために頑張るちび6小話
昨日のオマケのオマケ
ドンッ、そんな効果音が流れそうな大きなおにぎりに、ちびロックマンはぱちくりと瞬いた。これでも先程まで見ていたあんぱんが顔だというヒーローの話が全て吹っ飛んだぐらいに驚いている。
「ナナリー、君ね……」
「爆弾おにぎりよ」
「ロシアンルーレットじゃないだろうね?」
「ちゃんと美味しく食べれるわよっ」
爆弾。食べたら爆発するおにぎりなのか?だから黒いのか?美味しく食べれると言ってるので、そんなことはないだろうが。ちびロックマンは意を決して爆弾おにぎりにかぶりつき、もぐもぐする。
「ぽる」
「そこはおかかだね」
そこ?と思いつつ、またかぶりつく。「鮭だね」「昆布」「梅干し」「高菜」、色々な物が入って大きいらしい。
「よくここまで具材あったね」
「この間ご近所さんに漬物をいっぱいもらったの」
「ぽぽる」
「そういえば海苔は教えてなかったか。持ってく?」
おにぎりが黒くなってるのは海苔を巻いてるからだった。美味しかったので、ちびロックマンは遠慮なく頷き、かぶりつく。
「!」
「ナナリー、何でわさび漬けを入れたの?」
「えっ、間違えた!?それはアンタに……イダダッ!」
アルウェスは最愛の妻の頭を掴みながら、咽せるちびロックマンにお茶を差し出して、その背中をさするのだった。
昨日のオマケ
読書に夢中だったナナリーは、もうすぐお昼だと気付く。
「そろそろご飯を作らないと」
(今日は私が作る!)
最近はアルウェスが作ってしまい、ナナリーは悔しい思いをしていたのに、つい本に夢中になってしまった。慌ててドアを開けると、子供の頃によく聞いた音楽が聞こえてきた。
「あ、読み終わったの?」
ニュース以外でテレビがついているのは珍しかった。そして画面に映っているのは顔がアンパンのヒーローのアニメだったのでナナリーは夢を見ているのかと頬を抓る。
「何してるの?」
「何って、アンタ、それ……」
「見たいって言うから」
アルウェスの膝の上にはちびロックマンが座り真剣な顔でテレビを見ていた。
「見たいって……」
「この前来た時に話をしたから。YouTubeで見せるつもりだったけど、ちょうど放送日だからテレビで見ることにしたんだ」
画面ではヒーローが自分の頭をちぎって弱っている人に食べさせている。ちびロックマンは目を丸くし、アルウェスの膝をぺしぺしと叩く。「言っただろ」とアルウェスの手が落ちないようにちびロックマンを支える。
「お昼、作るわよ」
「炊飯器セットしてあるから、おにぎりにしてあげて」
負けたと悔しい気持ちで握ったおにぎりはちびロックマンと同じ大きさの物になった。
こちらのが先に書き上がっていたけれど、あんこを食べさせないといけなかったので後になりました
きっと6ちび6コンビ小話です
まさかあの時の設定が生かされると思わなかったきっと6ちび6コンビ小話
DynamiteなBODYの続編です
色々アウトで、7ちゃん鼻血を出さないまで成長しました(?)
外で焼きおにぎりを食べようとして鰹節が風で飛んだのを見て浮かんだ話
きっとの6&ちび6が続きました、どっちの7ちゃんもいません
ロクナナの日のお題『魔法』からのお話です
67沼にハマり中の成人。
妄想など垂れ流しで、支部や🐻以上に笑って許せるネタ多いです