『BLEACH』アニメ最新話を観たので「#久保帯人はラブコメを描け」の札を掲げています。でもパンチラがどうとかやるなら別にやんなくていいです。
今週の課題意識(引用らへんのやつ)を深く考えるために、『ミッション・インポッシブル:ローグ・ネイション』を分析しようと思って見返したのですが、ふつうに夢中になり、アクション映画として最上級ってことしかわからなかったです。危機と解決、次の危機、現時点でのまとめ、次の目標立案、危機と解決……の呼吸が完璧すぎる。
QT: https://fedibird.com/@abe_dragonslay/113451225043336816 [参照]
・ルックバックのPP①は京本との出逢いによって藤野が自分を「描く」ひとなんだと自覚するところ。そこらから「描く」という本作のメインテーマが前傾化する。
・劇中最大のショックとなる通り魔事件がMP。だから、衝撃的ではあるけどテーマに直結はしてはいない。
・その少しあと、藤野が京本の自宅の部屋の前で「描かなければよかった」と思うシーンこそが作中テーマを揺るがすPP②になっている(PP①の対照にもなってる)。
・だから第三幕を経ることで、藤野がふたたび「描く」ことには意味があったのだと思い直すラストに至り、テーマへの答えが示される。
第一幕のインサイティング・インシデント(藤野が京本の絵に驚愕する)、キイ・インシデント(京本にファンだと告げられ漫画家を目指してると言っていまう)も完璧だし、これ脚本術の教科書じゃないすか……!?
作家(阿部登龍)。第14回創元SF短編賞受賞作「竜と沈黙する銀河」(紙魚の手帖vol.12)、「狼を装う」(同vol.18)。SFとファンタジーと百合とドラゴンとメギド72が好き。
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通販 http://abe-dragonslay.booth.pm