新しいものを表示

おれがおれの小説を『エルデンリング』よりも面白いと思える瞬間はたぶん死ぬまで来ないが(なんならラダーン祭りより面白く思える日が来るかも自信がない)、別にこの世で一番面白いもの以外に取り組んじゃダメってことはないので。

一方で、おれはぜんぜん映画や漫画やアニメやゲームetc.の代替として小説を書いているので(※)、ときおり見かける(というか感じる)「小説は小説それ自体を目的として書かれるべきだ(自分はそう書いている)」というような考えには、同意できないです。そこに同意することで、おれはおれの書き手としての美点を否定することになるのではないか、とすら疑っています。
※当然、理由はそれだけではないが、比率としては無視できないほど大きく、たとえば完全に細部まで自分の手でコントロールして映画(いわゆるビッグバジェット映画を含む)を撮れるのであれば、おれは小説を書かずに映画を撮りますよ。

最近出くわした、プロット検討会議が後ろに透けて見えていて良かったフィクションは、Netflix版『三体』です。

とはいえ、方法論ガチガチの、フィクションなんだかフィクションの教科書なんだかわかんないくらいの/作品の向こう側にプロットを検討する会議室が透けて見えるくらいの作品もおれは大好きなので、その域に全く達せていない、インターネットによくあるヌルヌル創作論だからイヤ!(真面目にやれ!)という気持ちもありますね。むしろこっちのほうが強いかもしれない。不誠実すぎ。

創作指南本(創作論)が好きですが、「踏み切り台」と思っていて、つまり、発想のきっかけや助走として使うこともあるけれど本質ではないので最終的には無視したり壊したりしてもよいもの、と捉えているので、なんか教条っぽいのが個人的には不快かもしれない。

オタクの「こういう作品が読みたいのに!」というインターネットのコメント全てに「わかった、おれが書いてやるからよ……」ってKISSして回る活動も明日で10周年を迎えます。

2段組400頁超とかの長編小説を読むと、「描写、厚ッ!!」となるし、こんなにミチミチにしてもええんすか?(ダメだよ)という気持ちになるな。『精霊を統べる者』を読みはじめました。

小説について、美学的な目標はあんまりないんですけど、「被服室の変」のこの「手」に並ぶものが書けたら、おれは自分が表現者(自分に使うのは好きではないですがあえて使います)としてのステージを一段進んだと認められる気がします。

今年観た中でいちばんよかった劇が配信されていることを思い出したので観返して、やはり今年観た中でいちばんよかった劇だし、いちばんよかった演技だよ……、と涙が出てきました。
なので、皆さんも観てください。北海道余市紅志高校演劇部「被服室の変」です。とりわけ動画では51:00からの、演劇部員役の演者の「手」を観てください。
恐る恐るも、真摯に、他者に歩み寄ろうとする瞬間の人間の手の動きがそこには写し取られていて、けれどそれを目撃できるのは舞台を見ているわれわれ観客だけなんですよ。なんて演劇的で、奇跡的な瞬間だと思いませんか。おれはそう思います。
ありがとう、おれの好きな劇を観てくれて。
openrec.tv/movie/mlrle9pqe8g

とりゅう  
見計らったわけではないが、なんか花火大会があるらしく、しかも宿は打ち上げ場所の真正面高台なので、天に愛されてるのかもしんない

特に興味はないが気が向けばふらっと眺めにいける、というのが真の贅沢ではある

花火を見たいかというと特に興味はありませんが……

見計らったわけではないが、なんか花火大会があるらしく、しかも宿は打ち上げ場所の真正面高台なので、天に愛されてるのかもしんない

皆さんが文体の舵をとっている間、おれは……おれは……っ!

夏の飛騨高山って〈夏休み〉のイデアかもしれん

観光とかはもういいので、とにかくできるだけはやく温泉宿で〈完全〉にならせてください、という感じです。

では、おれが自分のチケットを確保できたら大きな声を出すので、それを合図に適当にお集まりいただくという流れで……

一応言うと、有料ではないし、関係者(生徒の親族友人卒業生などを含む)とこれでもチケットを獲る筋金入りのファンくらいで十分席が埋まるという話なので、こういうもんだろうと納得はしています。
QT: fedibird.com/@abe_dragonslay/1
[参照]

とりゅう  
東京公演、1日でなくなるくらいには競争率があるのに、驚くべきことに「事前に申込日を公表しない先着順」という恐ろしい手段でしかチケットを取れないので(少なくとも去年はそう。関係者には事前周知があるのではないかと思われる)、地方在住者としては、チケットを確保してからでないと予定の立てようがなく、ツラい。

東京公演、1日でなくなるくらいには競争率があるのに、驚くべきことに「事前に申込日を公表しない先着順」という恐ろしい手段でしかチケットを取れないので(少なくとも去年はそう。関係者には事前周知があるのではないかと思われる)、地方在住者としては、チケットを確保してからでないと予定の立てようがなく、ツラい。

古いものを表示
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。