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トーマス・ロックリーの著作について - 三分の一 a3dayo.hatenablog.com/entry/20

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スペインはなぜ日本を「征服」しなかったのか - 三分の一 a3dayo.hatenablog.com/entry/20

『The Battle of Nordlingen 1634』読んだ。

スペイン側資料から描くノルトリンゲンの戦いという感じでスペインの描写が圧倒的に多い一方で他の軍の描写は薄い。
ただオスプレイの戦史シリーズの次に読むにはちょうどいい感じがあって結構好き。
スペイン側史料に寄った叙述ではあるものの、それ以外のソースも参照されてるし内容的には怪しいところは無さそう。
結論部を除いてスペイン側に寄った記述も控えめではある。
「なぜネルトリンゲンの戦いはブライテンフェルトやリュッツェンと比べて重要視されないのか?」という著者の問題提起は狭義の戦史研究自体に存在するバイアスを指摘しててよかった

The Art of War in Angola, 1575-1680 on JSTOR
jstor.org/stable/178839
読んだ。
中央アフリカ-ヨーロッパ間の比較軍事史としても読めるが、ヨーロッパ側の文献史料に頼ることによる限界を感じさせる箇所もしばしばあり、
現在はどんな感じになってるのか興味そそられる。
著者が鎧を評価する一方で火器をあまり評価していないのは印象的。

Eminence over Efficacy: Social Status and Cavalry Service in Sixteenth-Century France
jstor.org/stable/3648991
読んだ。
16世紀フランスでは騎士(men at arms)の中で重装甲槍騎兵の社会的ステータスが高かったためにそれよりもより軽量な中騎兵等の社会的なステータスが低かったことを指摘して短銃を装備した胸甲騎兵に変化していく変化を記述したという内容になるが、特に16世紀フランス騎士の個人的武勇の追求に関してはめちゃくちゃ議論ありそう。
ただちょっと興味深い点もあり、著者はgendarmeがドイツの胸甲騎兵に最初に敗北したのが1552年で胸甲騎兵がフランスに兵科として定着するのを1568年頃、フランス騎兵全体の中騎兵化が始まるのが1570年以降としているがこの辺のタイムスケールは社会的ステータスの変化と考えると割と納得感がある。
あと1609年に重装槍騎兵を擁護する本が出ていることとかと合わせると社会的ステータスに注目したこの論考は見るべきモノがありそう

読んだ。
騎兵、民兵、常備軍、兵站組織というか軍事行政機構という四つの観点からスウェーデン、神聖ローマ、デンマーク、オランダ、フランス、スペインの7か国をそれぞれ見ていくという内容だが、切り口が社会学とか組織論のそれで知らない単語がバンバン出てきてなんかすごかった。
内容としては各組織の制度的変化から軍事組織の変化と衰退を探り、ロバーツ(パーカーでない)の軍事革命論を改めて論じ直すという内容で、各組織の変遷はそれなりに詳述的な割に要因面は理論的な説明が多いのがやや不満かも。
ただ組織の複雑化・洗練性に対する社会学からの評価は割と面白いものがある。

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能登半島地震、プッシュ型支援の失敗事例なのかな

『「戦争ごっこ」の近現代史』、在日米軍が「萌えキャラ」を広報宣伝に使っていることに対して米軍内部の性暴力事件を引いて問題視されない理由がわからない、と言っているが、性的暴行の告発後だと自衛隊にもそのまま適用できそうになってしまった。
原著が2017年。

今年のどうでもいい気付きとして英語のhappy new yearは年末にも年始にも使えて便利というのがあった

jstage.jst.go.jp/article/gende
ジェンダー軍事史でたまに出てくるジェンダー規範を守ろうとして滑稽なことになるやつかなり好きかもしれん
>開戦の前年である1938年に出された法令は、女性がいかなる武器を使用することも禁じていたため(Peniston-Bird 2014, p. 13)、AA 部隊の女性の任務は敵機の位置を確認し、これに照準を定めるところまでとされた。高射砲に弾を充填し、発砲できるのは砲手(gunner)と呼ばれる男性戦闘員のみで、たとえ標的が無人パイロット兵器であったとしても、女性はこれを「殺す」ことは許されなかった。高射砲を操作する砲手は戦闘員、そのすぐそばで高度測定機を扱う女性は非戦闘員という建前が維持されたのである

イスラエルというかネタニヤフ、NSOグループの件でも国際規模の怒られが発生して欲しい!!!という素直な欲望がある

jstor.org/stable/jj.8784622
Military Revolution and the Thirty Years War 1618–1648: Aspects of Institutional Change and Decline

フィンランドの研究者の三十年戦争本がオープンアクセスになっとる

助太刀ヒットガール弐読んだ。
相変わらず虚実入り乱れすぎててどこまでフィクションなのか全くわからなくて楽しい。
ただでさえヤバい橘姉が前頭葉吹き飛ばされたら大変なことになるのではと思ってたら案の定で笑ってしまった

QED、水原さんの能力ヤバいことになっとる!

さんがブースト

文学フリマ東京37の新刊小説本「助太刀ヒットガール弐」のBOOTH通販を始めました。ぜひご利用ください

助太刀ヒットガール弐 | 原廠設計局 booth.pm/ja/items/5246806

クラシック音楽、サビ部分がわかるようになるとだいぶ違うな

『ルート 目覚める星たち』、孤独な王子が宮廷の書庫番と出会い、語学を通じて親密になり、書庫番の兄である議員を通して議会と関係を深め、王子を政治的に孤立させることで実権を握っていた実の母親相手にクーデターを企む話で大変良かった

革命と住宅完全に買いそびれた

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