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Eminence over Efficacy: Social Status and Cavalry Service in Sixteenth-Century France
jstor.org/stable/3648991
読んだ。
16世紀フランスでは騎士(men at arms)の中で重装甲槍騎兵の社会的ステータスが高かったためにそれよりもより軽量な中騎兵等の社会的なステータスが低かったことを指摘して短銃を装備した胸甲騎兵に変化していく変化を記述したという内容になるが、特に16世紀フランス騎士の個人的武勇の追求に関してはめちゃくちゃ議論ありそう。
ただちょっと興味深い点もあり、著者はgendarmeがドイツの胸甲騎兵に最初に敗北したのが1552年で胸甲騎兵がフランスに兵科として定着するのを1568年頃、フランス騎兵全体の中騎兵化が始まるのが1570年以降としているがこの辺のタイムスケールは社会的ステータスの変化と考えると割と納得感がある。
あと1609年に重装槍騎兵を擁護する本が出ていることとかと合わせると社会的ステータスに注目したこの論考は見るべきモノがありそう

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