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『The Battle of Nordlingen 1634』読んだ。

スペイン側資料から描くノルトリンゲンの戦いという感じでスペインの描写が圧倒的に多い一方で他の軍の描写は薄い。
ただオスプレイの戦史シリーズの次に読むにはちょうどいい感じがあって結構好き。
スペイン側史料に寄った叙述ではあるものの、それ以外のソースも参照されてるし内容的には怪しいところは無さそう。
結論部を除いてスペイン側に寄った記述も控えめではある。
「なぜネルトリンゲンの戦いはブライテンフェルトやリュッツェンと比べて重要視されないのか?」という著者の問題提起は狭義の戦史研究自体に存在するバイアスを指摘しててよかった

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