『フュリオサ』は神話や叙事詩の構えで作ってきたと思った。冒頭から、滅亡後の世紀末の物語だったマッドマックスを創世神話として語り直そうとしているようで。チャプター区切りの語り方もそうだし。
聖書に北欧神話。おそらく/もしかしたらオーストラリアの神話も何か入ってる? 色々ありそう。
予備知識なしで観ましたが、フュリオサの前日譚てことは「みんなの」前日譚なんだ! というのが嬉しかった。
しかし、デスロードのアッパーなノリと反対の語りで、しかも続編というハンデがあれば確実に興行成績は落ちるのが見えてると思うのだが、それでも尚、この映画を撮る監督の動機が知りたい。
ディメンタスの複雑さとか、週末に詳しく語り合える相手がいるので楽しみです。
ようは冊子が同人誌なのではなく、本体が同人誌で文フリ賞の位置付けということでは
iPadのCM、アメリカ企業がやるにはかなり際どいガザ虐殺批判なのでは? と初見で思いましたが……それはAppleが良心的かつ皮肉の効いたCM作る会社と思いたがるバイアスでしょうか?
小学校低学年で『コン・バトラーV』の「実は俺はロボットだった」自我崩壊トラウマ将軍とロボット婢女美少女コンビにやられ自分の癖の基本が作られる。高学年になり『銀河鉄道999』で謎の年上美女に攫われる快楽に目覚め、同時に「お前の好きなものは『SF』と呼ばれているのだ」と松本零士に教えられる。
999が毎週どこかの惑星に停車しているこの時期は、毎年パイオニアとボイジャーのどれかが外惑星の写真を送ってくる時期でもあり、イオもガニメデもタイタンも身近な星というのは大きい。
『009』と『超人ロック』と『地球へ…』にほぼ同時期に出会って「髪の毛は重力に逆らって良い」ことと美少年という概念を知ったのも同時期、ここまで12歳、小6。
図書室に子供向けSF全集はあったけど、自分で初めて本を買ったのは、中学生になってから『ガンダム』ノヴェライズか、安彦良和・挿絵『クラッシャー・ジョウ』か、本家パワードスーツ『宇宙の戦士』のどれか。基本ガンダム。
中3で『グイン・サーガ』と出会い、さらに栗本薫の本に竹宮惠子が表紙の妖しいものがあることを知る。
またグインの他にも文庫JAには日本人作家のSFがあることを発見し、神林長平、大原まり子、谷甲州、野阿梓を読むようになったのが高校生……
作家、ライター/主にSF小説などを書きます。第12回創元SF短編賞最終候補。ゲンロンSF創作講座第4, 6, 7期受講生。