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あるいはもっと単純に「共進化によってなにかの種に依存していないといけないであろう種の、共生相手がまったく見つからない、しかし絶滅する気配もない」みたいなのでもいいのかも

例えば、(実際にある研究が参考だけれど)「とある生物相にて、エネルギーのやりとりを一元化し計算していったら、一部の種でどこかに消えている(個体数や生態のコストなどよりエネルギーの流入量が多い)部分がある」
「どこに消えたのか、と思い、普段あまり知見のなかったその生物を重点的に調べた研究者は、その種がK戦略ではなくr戦略を取っており、既知種にその種を食べる捕食者が見当たらないのに多産多死していることに疑問を抱く」
「様々な研究をしているうちに、研究者は『不可視の生態系』と、そこを支え、既知の種とあちこちで相互作用を起こしている『不可知の系統樹』の存在を知る
そしてそのエネルギー収支がヒトにも結びついていることを知ってしまった研究者は…」
みたいな

さっきの「魔法に絡んだもう一つの生態系」とか、後は諸星大二郎氏の妖怪ハンターのような「妖怪は闇の生態系」という話とか、藤崎慎吾先生の某作品とかがイメージされるけれど、この世に存在している、不可視の生態系なら、それでも既知の種との相互作用は避けられないわけで

魔法そのものが異世界に存在する何かを利用してエネルギーを変換する生命体だとして、その消費者に精霊とか妖精とかみたいなものがいてもいいし、それらによってもう一つの系統樹、もう一つの生態系が形作られているのは面白そう

獣人が人間の文明を引き継ぐ系の話、自分は「もういない人間に今更縛られる必要なんかあるものか、お前たち自身の歴史を生きろ」って言いたくなるけれど、それはそれで安易な人間=絶対悪みたいなのに陥りそうで怖い

北大水産+東京海洋大+水産大学校ぐらいの規模の「日本海洋大学」の実習船が航海中に時化に遭い、船員、調査のため乗船していたポスドクや院生数名、そして3回生1名を乗せたまま異世界に転移し、不漁に悩む現地の漁村の問題を解決したことを機にゴタゴタに巻き込まれる話
物語は単位不足を補うために、不人気だった(ありえないシチュだが)数週間の北極航海に参加する「羽目になった」(本人視点)3回生の視点で描かれたりみたいな

水産関係の大学の実習船が異世界に飛ばされてクラーケンとかリヴァイアサンをなんとかする話とか
(各分野の知識を活かしたいなら人数がそこそこ多めで年齢層も高くなりそう)

異世界、魔法がエネルギーだった場合は当然「魔法を主要なエネルギー源にする独立栄養生物」が生まれ得るし、魔法が生物で生産者だった場合は植物と熾烈な競合するし、魔法が消費者や分解者だったら魔法従属栄養植物とか出てくる

ファンタジー世界でよくある「魔法そのものが生物や霊的存在」というの
いっそ異世界における、現実世界の生物のニッチに丸ごと入ったグループみたいなのでもいいのかも

菌類とか

ちょっと草野原々先生の作品っぽいけれど
「なんらかのエラーで記憶が保持され、死ぬたびに様々な異世界に様々な生物に転生し続けた結果、その法則性がわかってきたので、大規模な環境変化が起こるたびに都合の良い生物に転生することで凌ごうとする」とか

ファンタジー世界で魔力のこもった石とかを魔力源にする場合は、やっぱり電池メーターみたいに「魔力残量がどれだけあるか見る装置や魔法」もあるのかも

あとは魔石が色で魔力残量表示できるようになってて、設置する装置には必ず残量確認用の窓が設置してあり、義務教育でどの色がどのくらいか教え込まれる(ただし種族コミュニティや国家ごとに仕様に差異があるので、多種族パーティーとかだと混乱が発生する)

Yoshitugu Tuduki さんがブースト

明日の大阪文フリ、バゴプラさんのブースで新しいZINE『牛がいた頃』を委託販売させてもらいます(Vegetable and Rice books)。売り子当番もします。
同音異義レーベル、暴力と破滅の運び手さん「ドンキー・アーカイヴ2」「マジック・ボール」(Violence and Ruin BOOKS)もあります。

バゴプラさんの新刊、
『トウキョウ下町SFアンソロジー』
『Kaguya Planet パレスチナ』
糸川乃衣『我らは群れ』(電子書籍)
『だれかといない場所』(日々詩編集室)

かつて京都にあった巨大な池、巨椋池が題材の小説「おしゃべりな池」は既刊『京都SFアンソロジー:ここに浮かぶ景色』に収録です。

WEBカタログ↓
c.bunfree.net/c/osaka12/!/こ/45


9月8日(日)12時〜
Kaguya Books こ- 45•46
入場無料
OMMビル2F A・B・Cホール

Yoshitugu Tuduki さんがブースト

梨木香歩が『ここに物語が』で紹介しているアカショウビンの出てくる掌編を書いた加藤幸子という人、調べたら日本野鳥の会の理事をされてた人だった。農学部出て研究所勤めされてたガチの専門家だった。気になる。

新江ノ島水族館に行って来ました
江ノ島を縦断したあとで行ったので体力と気力の全てを使い果たしました
同行してくれた友人ありがとう

「シンギュラリティを超えた技術発展の結果、ドードー含む絶滅種が遺伝子さえ残っていれば復活できるようになり、かといって今更野に放つこともできず家庭や動物園で飼われる未来で、奇跡的にタイムトラベル方法が見つかり、実際の絶滅種の観察が可能になってしまった世界」とか
ジュラパの恐竜たちは遺伝子をツギハギして作られた「ガワだけ恐竜」なわけだけれど、タイムトラベルで「本物の絶滅種」を得られるようになった人類は、「本物でない絶滅種」をどう扱うか、という話はできそうな

SF好きのケモナーとしては、「都市化」と「家畜化」という独立しているように見える事象が、「ヒトのもたらす環境への適応」という点で収斂しているように見えつつある、というのは面白い
今のトレンド的にこの辺を駆使して獣人ネタを組めたら楽しそうだが、やっぱり「ドムス化」の概念は要るだろうか

人間が全員獣化できるようになり、特殊なガジェットで獣化する種を選べるようになった世界
若者の間に流行するスポーツ「プレデターアンドプレイ」、捕食者と被食者に分かれて追いかけっこをする競技に熱中する主人公が偶然手に入れたガジェットは、誰も持っていない「オリンギート」のもので…

現生種がヒト1種しかいないために1次元的な勘違いをしてしまうだけで、人類には様々な種がいたんだから、獣人のいる世界も、1種の獣人が現れるまでに数多の似た種が現れた、あるいは現れているのが自然な設定なのかもしれない
とBump of chickenの「シリウス」を聞きつつ思った

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