一周回って色んな起源のケモが一つの世界に集結するような妄想もしたくなったけれど際限なくなりそうだし、なんか雰囲気が変わってるから別ジャンルと認識したほうがいいかもしれない
人間が獣化した未来のケモと人間が現れなかった世界のケモとケモ宇宙人と人に作製されたケモと普通に異世界のケモなどが一同に介するファンタジー
なんかこう、四次元以上の次元に渦ができていて独立した擬似的な四次元を形成し、それに条件を満たす空間(ケモワールド)が引き寄せられているみたいな

稲田さんの「喪われた感情のしずく」、作られた感情と自然に生まれる感情のどっちが自分の感情って問題が主題なのかな~って思ってたらその辺の主題を盛り込みつつとんでもない話にもっていかれたので、昼間読んだ時は本当に驚いてしまった

続いて阿部登龍さんの「狼を装う」読了
序盤や日常の鬱屈した描写と対照的な、疾走感のある流れが、郷土史や人間関係と上手く絡み合って心地いい作品
作者さんはかっこいい描写が抜群に上手いなと思ったし、主人公の選択は寂しさも少しだけ含んだ爽快感がある

稲田一声さんの創元SF短編賞受賞作「喪われた感情のしずく」を読了…
稲田さんは天才ではないかと思ってしまう作品
作られた感情と自然な感情を発端にして語られる「あなたは誰か」の物語であり、世界の静かな変革を促す個人のお話だった
感情を自在に作ることが可能になった世界なら、それを「身に纏う」ようにするのは化粧品メーカーの仕事だよね、とは思ったが、そこからああ来るとは思わなかった

「自分が機械か人間か、なんて、もはや明確な線引きもできないし、遠い昔から君たちは『自分は動物か人間か』なんて区別も付けられない命題をずっと考え続けているのに、更に『自分は機械か否か』なんて難題を重ねがけするつもりかい?贅沢なやつだな」と機械が呆れる未来

石油資源が枯渇するなら作ればいいのだ!ということで滅ぼした炭素系原生生命の亡骸を惑星ごと時間操作することで大量の石油資源を得ることを繰り返した人類は、近隣にある生命のいる惑星を消費し尽くし、仕方なく惑星ごと石油原料となる炭素生命を養殖することにしたのであった

ダーウィンの呪い
読了…

なんだろう、最終章後半の著者の切実で誠実な提言は、というか本書は、生物進化に関わる人は読んでみてもいいのかも

あのあとふと思いついたので、書いてみました
皆様ありがとうございます
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