44日目で初めてカビゴンの評価がマスターに到達した。カビゴンを愛でたいのとポケモンたちがかわいくて遊んでいるんだけど、時間が来たら布団に入ってスマホを手放すという習慣が生まれつつあるのはすごくいいこと。
#ポケモンスリープ
トニ・マウント
『中世イングランドの日常生活―生活必需品から食事、医療、仕事、治安まで』
読者が中世イングランドにタイムトラベルしたときのために……というスタンスで書かれた生活ガイド。取り上げられているのは12~15世紀のプランタジネット朝期。おもに庶民の日常について広く浅く、堅苦しくない文体で書かれているので読みやすい。これを読んで実際に行ってみたくなるか? といわれても自分はそうはならないが、14世紀のペストの大流行が良くも悪くも転機となったことや、当時のイングランドの人々の暮らしぶりについてイメージを膨らませることができた。時代の隔たりを思えば当然かもしれないが、英単語の意味が今といろいろ違っているのはおもしろいな。
#読書
文庫版の発売日、今日だった! 紙の本で買うか電子書籍版にするか、発売日になってもまだ悩んでいる。
影を呑んだ少女 - フランシス・ハーディング/児玉敦子 訳|東京創元社 http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488151096
ミシェル・パストゥロー
『図説 ヨーロッパから見た狼の文化史』
ヨーロッパにおける狼は想像していた以上に人間の暮らしと関わりの深い生き物だったのだなあ。古代から中世の狼のイメージの転換にキリスト教の影響があったというのはわかるけれど、そこには気候変動による環境の荒廃や疫病などが原因で、狼たちがそれまで以上の脅威となったという切実な背景もあったようだ。人々の暮らしが比較的安定していた12~13世紀には狼への恐怖心も幾分薄れ、その事実が文学作品にも反映されるいっぽう、再び疫病や戦乱が猛威を振るった中世末期から近世~近代には……というのも納得。狼に由来する地名や諺がこんなにあるのもすごい。
#読書
ポール・ギャリコ
『ジェニィ』
突然白猫に変身してしまった8歳の少年ピーターが、助けてくれた雌猫のジェニィとともに繰り広げる大冒険の物語。変身直後のピーターが直面する災難のリアルさに引き込まれ、2匹の旅にわくわく。やたらと詳細な「身づくろい」の解説に、そういえば『猫語の教科書』の人だったんだっけと思い出す。結末をいまいちと捉える人も多いようだけど、私は孤独な少年が愛されること・愛することの意味を学ぶストーリーとして味わい深い結末と感じた。ちょっと翻訳の文体が古めかしかったので、もう少し今風の翻訳でも読んでみたい。
#読書
本を読んだり、趣味の小説を書いたりして日々を過ごしています。タグや購読経由で閲覧して、たまにリアクション等します。